新たなフォーミュラレース“FIA-F4”が日本でも開幕…初代優勝者は牧野任祐

モータースポーツ レスポンス

4月4日、岡山国際サーキットで開催中のSUPER GT開幕戦のサポートレースとして実施されている「FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP」が、その歴史上最初の決勝レースを行ない、牧野任祐(ただすけ)が初代優勝者としてその名を刻した。

「FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP」(通称FIA-F4)は、FIA(国際自動車連盟)が定めた技術規定等に基づくワンメイクのジュニアフォーミュラレース。欧州ではすでに始まっている国もあるが、日本ではSUPER GT国内大会のサポートとして今季からのシリーズ発足となった(SUPER GTのシリーズ運営団体であるGTAが日本のFIA-F4を運営)。日本には従来からF4という同名のフォーミュラレースがあるが、これとは別個のものである。

シリーズの位置づけ的には、F3やGT300クラス等への昇格を狙う若手選手の参戦を主たるところとし、日本ではカート、スーパーFJ、さらには自動車メーカー系のレーシングスクールといったあたりからのステップアッパーがFIA-F4のメインエントリー層となる。開幕の岡山大会には32台の参加(予選出走は28台)を集めており、自動車メーカーの育成プログラムとの連動や、シリーズのスカウト制度も整備されること等によって、若手のさらなるステップアップ促進の場となることが期待されている新シリーズだ。

日本のFIA-F4のシャシーは童夢、エンジンはトムス(2000cc自然吸気/約160馬力)、ギヤボックスは戸田レーシング、タイヤはダンロップによる各ワンメイク。コスト抑制に主眼がおかれた技術規定ともなっており、そのあたりも最初から多くのエントリーを集めている理由のひとつと考えられる。速さ的には現状、岡山のラップタイムでF3の約10秒落ち(ドライでの練習走行時)といったところ。

1大会2レースで実施されるFIA-F4の今季第1戦は4日午後、SUPER GTの公式予選前に実施された。曇り空のもと、路面に残った前日の雨はFIA-F4第1戦決勝の時点でほぼ完全に乾いていたようだ。そしてセーフティカー(SC)導入となるアクシデントも起きるなどしたレースを制したのは、牧野任祐(#11 DODIE・インプローブス・RN-S)であった。

予選6位から、1周目途中で2位まで上がるダッシュを見せた牧野は、SC明けのレース後半、ポール発進だった坪井翔(#36 FTRSスカラシップF4)を11周目にパスして優勝を飾った。「SCが長いな、と思っていました。新しいシリーズの初代優勝者になれて、すごく嬉しいです」と牧野は表彰台の頂点で語っている。2位は坪井。3位でゴールしたのは川端伸太朗(#88 SUCCEED SPORTS F110)だったが、彼はペナルティを受けて15位に降下、3位には平木湧也(#5 GSR 初音ミク ホリデー車検 F110)が繰り上がっている。

今季は全7大会14レースで争われるFIA-F4の日本シリーズ、第2戦は明日(5日)の11時10分開始予定で、第1戦同様の15周(約55km)で争われる。なお、第2戦(各大会のレース2)のスターティンググリッドは4日午前に実施された30分間の公式予選の各自セカンドベストタイムに基づいて決定されるため、連勝を目指す牧野は5番グリッドから臨むこととなる予定だ(各大会のレース1のグリッドは各自ベストタイム順)。

  • 遠藤俊幸
  • FIA-F4日本シリーズの開幕戦で優勝した牧野。《撮影 遠藤俊幸》
  • FIA-F4第1戦の表彰式。左から2位の坪井、優勝の牧野。3位入線の川端(右)は、ペナルティで15位に下がった。《撮影 遠藤俊幸》
  • ポール発進の#36 坪井は2位でゴール。《撮影 遠藤俊幸》
  • #5 平木は繰り上がりで決勝3位となった。《撮影 遠藤俊幸》
  • SUPER GTを戦う先輩ドライバーたちも数多く、グリッド上でFIA-F4の選手を激励していた(#88 川端は3位でゴールも、ペナルティがあり結果は15位)。《撮影 遠藤俊幸》
  • コースインするFIA-F4マシンたち。《撮影 遠藤俊幸》
  • 最初のレースを終えたマシン、選手たち。《撮影 遠藤俊幸》
  • 前日の練習走行は雨に見舞われる局面もあった。《撮影 遠藤俊幸》
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