【スーパーフォーミュラ 第2戦】2位表彰台獲得の可夢偉、初優勝へ向けては「予選が大切」

モータースポーツ レスポンス

24日に決勝レースが開催された全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)の今季第2戦(岡山)。F1から転戦してきた“新人”の小林可夢偉が2戦目でトップバトルを披露し、2位表彰台を獲得している。

ポール・トゥ・ウインでSF初優勝を達成した石浦宏明(#38 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)の走りは素晴らしいものだったが、それを追って2位に入った可夢偉(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)の走りも見事だった。もちろんレースには外から見ただけではわかりにくい“難しさ”も多々あるが、それはさておき、誰もが「さすがはF1表彰台経験者」と思える走りだったといっていいだろう。間違いなく、好走だった。

石浦との戦いもさることながら、可夢偉の見せ場はピットストップ直後の野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)との攻防にもあった。先にピットストップを終えていた野尻の直前でコース復帰した可夢偉は、タイヤが冷えた状態でポジション死守をせねばならなく、ブレーキングでタイヤスモークを上げてしまう。「おかげさまでタイヤにフラットスポット(平らな偏摩耗部分)をつくってしまいました」。

フラットスポットは程度の差こそあれ、その後のレースで振動の原因になるなどする。もちろんつくらないことが理想だ。だが、「あそこはそうしないと(それくらいのブレーキングをしないと)抜かれてしまうところだったので。残念ですけど、どうしようもなかったですね。あそこでポジションをギリギリ守れたことが、今(最終的に)2位にいられる理由のひとつだとも思いますし」。勝負どころで必要なリスクをおかせる度胸と、そこで仮に“傷”を負ってもカバーできる技量、それらが2戦目での2位を呼び込んだ。

レース後はチーム首脳たちも可夢偉のレースぶりを絶賛。F1ドライバーとはいえ、国内でトップカテゴリーを戦うのは今年が初めての可夢偉には、各サーキットの基礎的な走り込み量という面で不利なところもある。今回はこのオフの走り込み量が比較的豊富だった岡山国際サーキットが舞台という追い風要素もあったが、スタートをはじめ、パドックと観客席の誰もが「さすが」と思わせる内容が随所に散りばめられたレースだった。

ただ、もちろん初優勝への課題はまだある。可夢偉自身は「決勝のペースはわるくなかったですけど、今回は予選(4位)が思っていたよりも良くなかった。予選で前にいくことがこのカテゴリーで勝つためには大切なことを実感しました」と、予選スピードをそれに挙げる。ただ、「開幕戦は決勝のペースも良くなかったので、そこが良くなったことは第3戦以降に向けてポジティブに考えられます」とも語っており、一定以上の手応えも充分に感じてはいる様子。次戦以降が楽しみだ。

一方、チャンピオンシップ争いは2戦を終えてのポイントトップが石浦の15点で、これをアンドレ・ロッテラーが11点で追い、以下はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが9点、可夢偉と中嶋一貴(今回欠場)が8点という状況。6点以上獲得者が計8人とまだまだ混戦模様であり、こちらの状況がどう推移するかも次戦の焦点となるだろう。

約2か月のインターバル明けの富士スピードウェイでシーズンの主導権を握るのは誰か。SF第3戦は7月18〜19日に開催される。

  • 遠藤俊幸
  • SFデビュー2戦目、“新人”の可夢偉は決勝2位となった。写真:TOYOTA(予選日)
  • 岡山戦の可夢偉は予選4位、決勝2位。写真:TOYOTA(予選日)
  • 可夢偉は今季2戦目でSF初表彰台となる2位を獲得。撮影:遠藤俊幸
  • ゴール直後の可夢偉。撮影:遠藤俊幸
  • コースインを待つ#8 可夢偉。撮影:遠藤俊幸
  • 決勝2位でトップ3会見に初出席した可夢偉。撮影:遠藤俊幸
  • 岡山戦表彰式での“スパークリング日本酒ファイト”。左から可夢偉、石浦、野尻。撮影:遠藤俊幸
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