【第54回静岡ホビーショー】少量生産、高品質化が主流に…ミニカー最新事情

モータースポーツ レスポンス

今年の静岡ホビーショーで感じたこと。それはミニカーの出展業者が減ったということだった。以前はホビーショーの華の一つ。しかし今回はどことなく陰りが見られた。

ミニカーの主役は、サイズが43分の1のもの。勿論今でも主役であることに変わりはないのだが、そんな中で巨大サイズのミニカーが近年ではだいぶ幅を利かせているように思える。それに新しい作り方も目にするようになった。

元々ミニカーといえばダイキャスト製が主流。ところが2000年に誕生した比較的新しいブランド、スパークはボディをレジンで製作。少量ロッドで生産する方法を採っている。また、今年のショーで注目を集めたのは、オートアートが展示したコンポジットモデル。その名の通り、ダイキャストのインナーと、ABS樹脂によるボディを組み合わせたもので、リアルでシャープな造形を高いコストパフォーマンスで実現したものだ。

ではこのレジンやABSといった素材、これまでのダイキャストと比較して一体どこが優れているのか。スパークジャパンの小林さんにレジンに強みについてお話を伺った。レジンの強みは、金型を作らないので、小ロットの製作ができること。これによってこれまで大きなメーカーが作らなかったようなレアなクルマをモデル化できる点。もう一つは接着部分が多くなるので破損のリスクは出るが、それだけ精密で細かい仕上げが可能になる。ダイキャストのように可動部分はないが、その分、あり得ないようなチリ、即ち隙間などが出来ないのでシャープな造形を可能にしていることなどが挙げられた。

もう一つ素人目にはわかりにくいのが、43分の1モデルの価格だ。高いものだと数万円は当たり前。一方で安いものはそれこそ1000円台からあったりする。これらの差は当然ながら、クォリティーの差なわけだが、最近は安いものの質が向上して、高いものとの差を急速に縮めているような気がする。

90年以上の歴史を誇り、世界各国から著名なモデルカーメーカーのものを輸入する国際貿易も、近年自社ブランドを立ち上げ、ミニカーを世に送り出している。そのブランド、ファースト43は、1970年製マツダ・カペラ、あるいは6月に発売予定のマツダ・ロードペーサーなど、ユニークなモデル展開で税別2800円という安さを実現している。また、同じくプレミアムXという自社ブランドからは、マキF1を目下開発中で、予価7200円(税別)でこの7月発売予定だという。

恐らく6000円〜7000円といったところが、現在の43分の1ミニカーの主要販売価格帯。だが、今回会場で発見した高価なモデルは、スパークが展示していた8分の1のマツダ787B。その堂々たるサイズ感は見るものを圧倒し、納品も直接購入者にダイレクトで行われるという。価格は45万円也!

このほか注目は、エブロが早くもマクラーレンホンダMP4-30をモデル化していること。さらにホンダS660やNSXなど新車を続々投入しそうなことなど、まだまだコレクターをわくわくさせる製品が作り出されていた。

  • 中村 孝仁
  • こちらはポケール製の1/8サイズ《撮影 中村孝仁》
  • ルマンに出場予定の日産GT-R LM Nismo。まだ参考出品だ。《撮影 中村孝仁》
  • モナコで初ポイントを獲得したマクラーレンホンダもモデル化される。《撮影 中村孝仁》
  • こちらも商品化許諾申請中の日産IDx nismo《撮影 中村孝仁》
  • 商品化許諾申請中のホンダS660。ただしモーターショーに出品されたプロトタイプだ。《撮影 中村孝仁》
  • 同じく商品化許諾申請中のNSX《撮影 中村孝仁》
  • オートアートのコンポジットモデルがこれ。サイズは1/18《撮影 中村孝仁》
  • 第54回静岡ホビーショー《撮影 中村孝仁》
  • こちらはダイキャスト製。同じくオートアートのフィアットアバルト1000TCR《撮影 中村孝仁》
  • こちらもオートアート製《撮影 中村孝仁》
  • 第54回静岡ホビーショー《撮影 中村孝仁》
  • こちらは従来品《撮影 中村孝仁》
  • 同じくガリバーが出品したアメリカンヘリテージのフォードセダン。《撮影 中村孝仁》
  • ガリバーが出品したセンチュリードラゴンの新商品《撮影 中村孝仁》
  • スタジオ27は懐かしいセオドールレーシングのF1をモデル化した。こちらはロニー・ピーターソンのマーチ761《撮影 中村孝仁》
  • ウルフWR4《撮影 中村孝仁》
  • 第54回静岡ホビーショー《撮影 中村孝仁》
  • 王道のミニチャンプ《撮影 中村孝仁》
  • オートモデッロのロータス49。サイズは1/12。お値段16万8000円也《撮影 中村孝仁》
  • 京商オリジナルのサーキットの狼YATABE RS《撮影 中村孝仁》
  • 早くもマツダロードスターがモデル化されている。ビジョンより発売予定。《撮影 中村孝仁》
  • スパークのSTBタービン《撮影 中村孝仁》
  • 同じくスパークのロータス38《撮影 中村孝仁》
  • こちらもスパーク、ただし非常にミステリアスなポルシェ911 2.5S。何でもレースを目的にしてほんの数台だけ製作された極めてレアなモデルだとか。《撮影 中村孝仁》
  • 第54回静岡ホビーショー《撮影 中村孝仁》
  • 第54回静岡ホビーショー《撮影 中村孝仁》
  • 国際貿易が開発中のマキF1《撮影 中村孝仁》
  • 税別2800円とお手頃なファースト43のマツダ・ロードペーサ―《撮影 中村孝仁》
  • 同じくファースト43のマツダ・カペラ《撮影 中村孝仁》
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