【GARMIN vivofit2 インプレ前編】初代の弱点一掃、フィットネスバンドも進化する

テクノロジー レスポンス

毎日の生活の運動量を計測してくれるフィットネスバンド。進化した万歩計としてすでに定着した感がある。GARMINではこのジャンルの製品として『vivofit』、『vivosmart』を発表してきた。今回紹介するのはvivofitの進化版といえる『vivofit2』だ。外観こそ初代とは大きく変わらないが、vivofitで「こうして欲しい」と思っていたことがほとんど実現されている実力機だ。

◆急速に多機能化が進むフィットネスバンド

フィットネスバンドとは、別名、リストバンド型活動量計とかアクティビティトラッカー、あるいはライフログリストバンドと呼ばれているもの。日常生活での運動量を計測するウエアブルデバイスだ。

メーカーによりさまざまな特徴や特色があるが、基本的には内蔵した加速度センサーにより歩行をはじめとする運動を検知してそのデータを表示、記録する。ほとんどの製品はスマートフォンやパソコンと連動し、データをクラウド上に保存して活動記録の一覧やグラフで確認することができるようになっている。非常に進歩した万歩計といったイメージで考えれば間違いはなく、運動不足が気になる人には打って付けといえるだろう。

GARMINのvivofitは昨年5月に登場し、その時点では機能、価格ともにフィットネスバンドの最高峰といえる製品だった。しかし、その人気に火がつくと、多数のメーカーがこのジャンルに参入。いまや一大市場が誕生したといえるほどの活況を呈している。当然、開発競争も激しくなり、今ではGPSや心拍計を搭載したモデルも多数登場。皮膚温度を計測するモデルが登場するなど、スマートウォッチに迫る多機能化も進んでいる。

◆小型・軽量・長寿命はそのまま

このような状況の中で1年ぶりにモデルチェンジして登場したvivofit2は、現在の水準でいえばシンプルなモデルだ。1年前はもっとも多機能だったのだが、たった1年でフィットネスバンドの評価基準は激変してしまった。しかし、だからvivofit2に魅力がないということにはならない。

他メーカーのフィットネスバンドは多機能路線を突っ走っているが、その代償として肥大化、高価格化が進んでいる。vivofit2はGPSも心拍計も搭載していないが、それ以外の機能は十分に網羅されており、しかも最大の魅力である小型軽量が維持されている。価格も現在のレベルで言えば安い方だ。このシンプルさ、コンパクトさがvivofit2の武器であり魅力だといえる。

■超軽量でも24時間つねに運動を記録できる

他メーカーとの比較が先になってしまったが、改めて本機のスペックを確認しておこう。本機は毎日の運動を切れ目なく計測するフィットネスバンドで、本体のディスプレイにステップ数、距離、消費カロリーを表示できる。ステップ数とは歩数のことだ。また、1日のステップ数の目標を設定しておき、その目標までの残りステップ数や、時刻、日付も表示できる。

本体の大きさは幅21mm、厚さ10.5mm、長さ54.8mm(長さは編集部計測)。ディスプレイのサイズは10mm×25.5mmとなっている。この本体を専用のバンドに装着して使用する。バンドはサイズ違いで2本が付属しているので、誰でもジャストフィットするはずだ。なお、バンド込みの重さを計測したところ、25gだった。メーカー発表のデータでは本体のみで25.5gとなっているのだが、本体のみで計測すると12gほどだったので、メーカー発表のデータはバンド込みの重さだと思われる。いずれにしても非常に軽量だ。

本体は50m完全防水になっているので、装着したままシャワーを浴びたり泳ぐこともできる。バッテリーはボタン電池のCR1632を2個使用し、約1年間のバッテリーライフがある。他メーカーのGPSや心拍計を搭載したモデルのバッテリーライフは数日といったレベルであり、シンプルな本機のアドバンテージがこんなところにも現れているといえるだろう。

操作方法も先代モデルと全く同じで、たった1個のボタンで全ての操作を行う。基本的にはクリックすると表示が次々と切り替わるのだが、長押しで様々な機能を選択することもできる。また、バンドは肌触りのよい素材で出来ており、腕につけた時にバンドのあまりが輪の内側になるように工夫されている。

本機の特徴の一つが、24時間切れ目なく運動を記録できることだ。つまり、睡眠時も装着しておけば睡眠の様子を計測、記録することができる。また、計測した各データはGARMINのクラウドサービスであるGARMINコネクトに記録され、グラフや一覧表でわかりやすく表示することができる。

■バックライトやビープ音を追加、アクティビティの記録も可能に

1年前に発売されたvivofitはたくさんの愛用者を獲得したが、新しいジャンルの製品であるだけに、使ってみて「こうして欲しい」と思う人も多かったようだ。本機では、そういったユーザーの声がいくつも反映されている。

筆者の場合、先代のvivofitを使ってもっとも強く要望したかったのは、アクティビティ(運動)の記録ができるようにして欲しい、というものだった。ランニングや自転車での運動はそれぞれ専用のデバイスがあるからいいのだが、筆者は毎日散歩をしている。これをアクティビティとして記録し、モチベーションを高めたい。それに仕事の合間にやるちょっとした体操や縄跳びなども、全て記録しておきたい。

先代のvivofitでもこうした運動を記録することは可能だが、そのためにはオプションのハートレートセンサーが必要という仕様になっている。アクティビティの記録に心拍の測定を必須にするのは考え方としては正しいし、筆者はハートレートセンサーを持っているのでそれをつければいいだけなのだが、しかし散歩をするのにいちいちハートレートセンサーを装着したくない。

同じように考える人は多かったようで、本機ではタイマーという機能が追加された。これは要するにストップウォッチで、この機能を使って時間を計測すると、その時間がアクティビティとして記録される。簡単明快だし、運動中に経過時間がひと目で分かるのも便利。おかげで、1日になんども行う小刻みな運動を全て記録できるようになった。

それに細かい点だが、バックライトが装備された。本機のディスプレイは非常にコントラストが高く見やすいので、先代モデルのバックライト無しという仕様も不自然ではないのだが、さすがに困る場面もあった。例えばこれからの季節、運動のための散歩にしても、暑さを避けて夜にすることが多い。本機はバックライト付きとなったので、そんな時でも簡単にステップ数の確認ができる。

ビープ音も追加された。本機にはムーブバーという赤いバーの表示があり、一定時間運動をしないと、このバーが伸びで運動するように促してくれる。本機ではバーの長さが最大になるとビープ音で知らせてくれるようになった。細かい点ではあるが、このような小さな不満点の改善が多くの愛用者を生むということは、GARMINがブランドを築き上げてきたハンドヘルドGPSやスポーツ用GPSウォッチが証明している。

  • 山田正昭
  • 腕時計ではなくリストバンドというイメージ。高級感という言葉は似合わない、あえていえば清潔感のある外観だ《撮影 山田正昭》
  • 真横から見ると本体の厚みを感じるが、実際に装着していてそれを意識することはない。《撮影 山田正昭》
  • バンドが不意に外れないよう、ロックが搭載された。赤い点が見えていればロックされていない。《撮影 山田正昭》
  • ロックされていない状態を裏から見ろとこのようになっている。《撮影 山田正昭》
  • つまみを90度回すと赤い色が見えなくなり、ロックされた状態になる。《撮影 山田正昭》
  • ロックされた状態を裏から見るとこのようになっている。《撮影 山田正昭》
  • 本体は簡単にバンドから取り外すことができる。《撮影 山田正昭》
  • 本体の裏面もサラッと肌触りのいい表面処理になっている。《撮影 山田正昭》
  • 筆者は腕が細いのだが、とくに違和感なく装着できる。《撮影 山田正昭》
  • 腕時計と違ってバンドのジョイントもシンプルであり、バンドのあまりが露出しない。《撮影 山田正昭》
  • 本体でステップ数を表示したところ。あしあとのアイコンがステップ数であることを表している《撮影 山田正昭》
  • 目標のステップ数までの残りを表示する「GOAL」表示。赤いラインはムーブバーというもので、一定時間運動をしないとどの画面でも表示され、運動するように促す。《撮影 山田正昭》
  • 消費カロリーの表示。アイコンは炎を表しているようだ。《撮影 山田正昭》
  • タイマー機能を使っているところ。タイマーで計測した時間はアクティビティ、つまり運動した時間として記録される。《撮影 山田正昭》
  • 就寝時はスリープモードにすることで、睡眠中の体の動きを計測する。《撮影 山田正昭》
  • バックライトが装備され、暗闇でも文字が見えるようになった。《撮影 山田正昭》
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