WP29、高速道路での自動操舵を認める基準策定を促進するガイダンス案で合意

社会 レスポンス

国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第166回会合がスイス・ジュネーブで開催され、高速道路での自動操舵を認める国際基準策定を促進するためのガイダンス案で合意した。

WP29は、自動車安全・環境基準の国際調和と認証の相互承認を多国間で審議する唯一の場。WP29では、傘下に「自動運転分科会」を設置して自動運転に関する検討を進めている。同分科会では、日本が英国とともに共同議長を務め、議論を主導している。

自動運転は、完全自動運転から運転支援システムまで広範囲にわたるものの、国際的な定義は存在しない。今回のWP29では、日本が「自動運転の定義に関する検討の進め方」を提案し、その議論が開始された。

様々な高度技術が採用されている自動運転に関しては、「道路交通安全ルール」と「車両の装置等の基準」の双方の面から検討する必要がある。今回、国連の道路交通安全作業部会(WP1)とWP29が合同で議論を開始し、今後連携を強化していくことで合意した。

現行の国際基準では、10km/h以上で自動操舵を行うことが認められていないが、高速道路での自動操舵を可能とするための国際基準改正の検討が開始されいる。これを検討する専門家会議でも、日本はドイツとともに共同議長を務め、議論を主導している。

今回の会合では、専門家会議における国際基準策定を促進するためのガイダンス案が合意された。

WP29では、2007年の日本からの提案に基づき、自動車の認証の国際的な相互承認を、これまでの装置単位から車両単位へ発展させる「国際的な車両型式認証の相互承認制度」(IWVTA)の導入を議論してきた。

今回、同制度実施に必要な手続きを定めた規則の公式文書案が提出された。これによりIWVTAは2016年の制度成立に向け最終調整段階に入る。

同制度により、設計仕様の統一や部品共通化を通じて、開発・認証・生産コストの低減、自動車の安全・環境性能の向上が図れる見通し。

一方、日本は、安全・環境性に優れた自動車の普及を促進し、日本の自動車メーカーが国際的に活躍できる環境を整備するため、2013年3月に自動車の安全・環境に関する国際基準の採用を進める12項目の工程表を公表し、その後、関係各国と共同で必要な作業に取り組んできた。

今回、WP29で最後の2項目である「後写鏡」、「騒音」の国際基準の改正が実質的に合意された。これにより、工程表に基づく国際基準調和がほぼ完了した。

  • 編集部
  • 中国上海での公道テストに成功したアウディ RS7 スポーツバック の自動運転車
  • 国土交通省《撮影 中島みなみ》
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