【アルパイン ビッグXプレミアム EX10】10型・WXGA大画面&インパネコーディネイトがもたらす上質な室内空間

テクノロジー レスポンス

アルパインが6月より発売した新型のカーナビゲーションシステム「ビッグX プレミアムシリーズ」。なかでも10型・WXGA高精細液晶を採用したフラッグシップ機の「EX10」シリーズは、1月の新型発売以来、大ヒットを続けているトヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』にフィットする大画面ナビと言うことで大いに評判を呼んでいる。今回、発売されたばかりの本機を装着したデモカーを短時間ながら取材できたので、機能の概要と使用感をレポートしたい。

◆ナビだけの機能性提供にとどまらず、「プレミアムなスペースをデザインする」

アルパインはこのEX10の発売に先駆け、「ALPINE STYLE プレミアムスペースデザイン」というコンセプトを打ち出した。これは、“車種ごとに最適な空間をデザインする”というもので、カーナビ本体にとどまらず後席用モニターやリアカメラ/室内カメラ、あるいはスピーカーといった各用品をトータルコーディネートしてそれぞれを有機的に連係させることで、室内空間の快適性や品位を高めていくという発想だ。

アルパインは、今回のEX10シリーズの発売に合わせて、システムアップ製品も新たにラインナップした。取材したデモカー(ヴェルファイア)、ナビ本体はシルバーキーモデルの「EX10-VE-S」。プラズマクラスター技術を採用した12.8型WXGAリアビジョン「PXH12-RB-AV」やリアカメラなどが搭載され、“プレミアムスペース”を体感できるクルマに仕上げられている。

◆カーナビ離れした大画面・高解像度に目を見張る

前置きが長くなってしまったので、EX10の紹介に戻りたい。

まず一見して目を引くのは、インテリアとのマッチングを考慮して専用設計とされたセンタークラスターパネルの加飾だろう。特にシルバーキーモデルは、クリスタル照光キーのゴージャスなライティングもさることながら、文字分の透過光インパネ周りのブルーのイルミネーションに発色が合わせられており、純正品と呼んでも違和感がない。

起動すれば、画面上にヴェルファイアのフロントマスクが浮かび上がり、車種専用設計であることをアピール。このあたりの演出はオーナーの満足感をくすぐる。画面を見やれば、はやり最大のアピールポイントである液晶に目が向く。

EX10シリーズは、従来のWVGA(800×480)に比べて2.4倍の画素数を持つWXGA(1280×720)液晶を採用。WXGA液晶の採用は、市販型カーAV/ナビゲーション一体機としてはEX10が初となる。一見しただけでも、従来のカーナビとは一線を画した精細感に加えて24ビットフルカラー表示も実現しており、10型の大画面とあいまって地デジやDVDの映像も十分な迫力だ。タブレットやPCの解像感に近い見映えを車載器で実現していることにまず鮮烈な印象を覚える。ドライバーとして嬉しいのは、地図が見やすくなっただけでなく、町名や交差点名などの文字もジャギー(ギザギザ)がなくなり、かなり読みやすくなっていること。

◆ナビの基本性能もハード/ソフト両面で着実に進化

ナビゲーションの性能を左右する基盤やナビエンジンは大幅にリニューアルされた。チップの処理性能向上に加えてデータ転送速度も高速化されているとのこと。画面解像度が増えたことで、地図の読み出しや描画など処理系への負担は増しているはずだが、チップの刷新は確実に効いており、目的地検索やルート探索、画面スクロールなどストレスなく操作できた。なお今回のEX10ではシステムのストレージは内蔵型のSSDとなり、リッピング用のSDカードスロットを別に用意している。

メニュー周りも改良が施され、大型・高精細画面にふさわしいデザインに改善。大画面だからと行って情報量を詰め込むのではなく、整理して見やすくした上で大きくボタンを配置して視認性や押しやすさにも配慮している。

ファミリーレストランやファーストフード、コンビニエンスストアなど、利用頻度の高いチェーン店を迅速に探し出せる「クイックお気に入り周辺検索」も便利。好みのブランドをドラッグして選ぶだけのカンタン操作というのも良い。地図画面のVICSマークにタッチするだけで、VICS情報による高速道路の渋滞情報を呼び出せる「高速渋滞インフォ」も使い勝手良好だ。なお地図更新については、アルパインホームページでユーザー登録を行えば、Wi-Fi通信機器やテザリング対応のスマートフォンなどを使って地図データ等の更新が可能となっている。

車種専用設計は音響面にもプラスだ。車内の音場をあらかじめ調査して最適な音響設定をする“Tuned by Alpine”(チューンド・バイ・アルパイン)と呼ばれる車種専用のチューニングが施されている。

ビッグXシリーズは、従来より後席モニター「リアビジョン」との連係(ダブルゾーン機能)が充実していたが、EX10ではこの機能がさらに強化され、「ダブルゾーンコミュニケーション機能」を新搭載している。DVDや地上デジタル放送の映像をリアビジョンのみに表示させ映像音声も後席のみに出す機能に加えて、前席乗員の声をフロントマイクから後席スピーカーに出力。ファミリーでのドライブなど、後席とのコミュニケーションが容易になった。

市販ナビが価格競争に陥り、新たな魅力の訴求という点で停滞しつつあるなかで、アルパインはEX10シリーズで車室内空間のユーザーエクスペリエンス向上(ALPINE STYLE プレミアムスペースデザイン)というアプローチをさらに一歩進めてきた。アルパインの目論見どおり、大画面高精細ディスプレイを武器としてインパネとの一体感は見事で、大画面のリアビジョンと併せ、クルマそのものの魅力を引き上げることに成功している。このEX10シリーズ、アルファード/ヴェルファイアのオーナーにとっては羨望の的になることはまず間違いなさそうだ。

  • 山谷克明
  • シルバーキーモデルはエアコンなどのブルーイルミと色味を合わせており、トータルコーディネイトが可能
  • メニューは見やすく再配置された
  • アルパイン ビッグXプレミアム EX10
  • 従来のWVGA(800×480)に比べて2.4倍の画素数を持つWXGA(1280×720)液晶を採用。
  • 前席乗員の声をマイクを通して後席スピーカーに出力する「ダブルゾーンコミュニケーション機能」
  • ラズマクラスター技術を採用した12.8型WXGAリアビジョン「PXH12-RB-AV」
  • ラズマクラスター技術を採用した12.8型WXGAリアビジョン「PXH12-RB-AV」(手前)
  • フロントとリアの音声・映像をコントロールするダブルゾーン機能
  • フロントとリアの音声・映像をコントロールするダブルゾーン機能
  • 従来のWVGA(800×480)に比べて2.4倍の画素数を持つWXGA(1280×720)液晶を採用。
  • 利用頻度の高いチェーン店を迅速に探し出せる「クイックお気に入り周辺検索」
  • 目的地検索画面
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