【INDYCAR 第14戦】佐藤琢磨、100戦目を好結果で飾れず…優勝はレイホール

モータースポーツ レスポンス

インディカー・シリーズ第14戦の決勝が現地2日、米オハイオ州ミッドオハイオで開催された。今回がインディカー100戦目だった佐藤琢磨は最下位に終わり、節目のレースを好結果で飾ることができなかった。優勝はグレアム・レイホールで今季2勝目。

起伏あるロードコース「ミッドオハイオ・スポーツカーコース」が舞台の今季第14戦が、参戦6年目の佐藤琢磨(#14 A.J.Foyt Racing/ホンダ)にとってシリーズ通算100戦目となった。しかしながら、スペシャルカラーのヘルメットで臨んだ一戦は残念な展開に終始してしまう。

金曜のフリー走行では上位のタイムをマークしていた琢磨だが、土曜の予選では16位と不発。決勝では序盤の接触アクシデントによって修復のために長いピットストップを強いられるなどして、2周遅れの最下位に沈み、最終的には再度のマシン破損でリタイアとなった(リザルト的には最下位の24位)。

佐藤琢磨のコメント

「オーバーテイクの難しいコースなので、早い段階で最初のピットストップを行なう作戦を立てていました。実際に早めのピットインをするまでは順調だったのですが、コースに戻った後、リヤからぶつかってきたドライバーがいてホイールガードが壊れ、その修理で2周遅れとなりました。

 自分の走行ペースはトップとほとんど変わらないものにできていたのですが、2ラップを取り戻すのは難しかったですね。最後のピットストップを前にコースアウトし、リヤのウイングレットにダメージを受けたため、ピットに戻ってリタイアとなりました。

 今回は自分にとってインディカーでの100戦目でしたが、レースは残念なものとなってしまいました。でも、次の101戦目から、またフレッシュな気持ちで頑張ります」

優勝争いの方は、過去8年で5勝とミッドオハイオを得意中の得意とするスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/シボレー)がポール発進から快調に飛ばしたが、中盤以降はアクシデント等によるフルコースコーションと各陣営のピット戦略が複雑に絡む展開となり、ディクソンは速さをフルに活かすことが叶わなくなって最終的に4位。勝ったのは展開も味方につけつつ好走したグレアム・レイホール(#15 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)だった。

グレアム・レイホールのコメント

「特別な一日になったよ。なぜなら、今後インディカーで自分が数多くの勝利を挙げられた場合に、もし、ここミッドオハイオでのレースで一度も勝つことができていなかったとしたら、自分のキャリアに大いにガッカリするだろうからだ。この感情はなかなか理解してもらえないかもしれないけどね。

 でも、レイホール家にとってミッドオハイオというコースはそれくらい特別なんだ。父のボビー(元王者&インディ500優勝者)をレーシングドライバーとして成功に導いたジム・トゥルーマンが造ったコースで、我々のチームはずっとこのコースとオハイオ州コロンバスを地元として戦っているのだから。

 今日の最後のリスタート時、自分はプッシュ・トゥ・パス(オーバーテイクシステム)を使い切っており、ジャスティン(ウィルソン)にパスされる心配もせねばならなかったが、マシンが最高の仕上がりだった。だから、今日は誰が相手でも(実際そうしたように)突き放すことができたと思う」

予選13位からの今季2勝目(通算3勝目)によってレイホールはシリーズポイント首位のファン・パブロ・モントーヤ(#2 Team Penske/シボレー=今回決勝11位)との差を9点まで詰めることに成功、逆転チャンピオンの可能性も一気に膨らむこととなっている。

今回の決勝2位はジャスティン・ウィルソン(#25 Andretti Autosport)で、ホンダ勢の1-2。予選ではトップ6独占と優位だったシボレー勢は3位のシモン・パジェノー(#22 Team Penske/シボレー)が決勝最上位だった。4位ディクソンの後方は5位がトニー・カナーン(#10 Chip Ganassi Racing/シボレー)、6位がトリスタン・ボーティエ(#19 Dale Coyne Racing/ホンダ)。

いよいよシリーズは残り2戦。中2週を挟んだのち、8月後半の2連戦でタイトルの行方が決まることとなる。

■ドライバーズポイント上位

J-P.モントーヤ 465点

G.レイホール 456点(首位と9点差)

S.ディクソン 431点(同34点差)

H.カストロネベス 407点(同58点差)

W.パワー 406点(同59点差)

S.ブルデー 379点(同86点差)

現実的な王座奪取の可能性はディクソンまでの上位3人という見方もできるところで、今後は彼ら3人の一挙手一投足に視線が集中することとなっていくだろう。なかでもホンダの期待を背負って自身初王座を目指すレイホールに注目が集まる(ポイント上位6人中、ホンダ勢はレイホールのみ)。

次戦第15戦は特殊な三角オーバルのポコノ戦、現地23日決勝開催予定だ。

  • 遠藤俊幸
  • 100戦記念のスペシャルカラーヘルメットでレースに臨んだ佐藤琢磨。写真:INDYCAR
  • 優勝した#15 グレアム・レイホール。写真:INDYCAR
  • 左から2位ウィルソン、優勝レイホール、3位パジェノー。写真:INDYCAR
  • 写真先頭の#9 ディクソンはスピードを活かし切れない展開に泣いて4位。写真:INDYCAR
  • ポイントリーダーの#2 モントーヤは今回11位。勝った#15 レイホールが9点差に迫ってきた。写真:INDYCAR
  • 今回からインディカー・シリーズでは全車が「順位等表示システム」を装備(写真は#3 カストロネベス。この時点で「11番手」)。写真:INDYCAR
  • レイホールは今季2勝目。逆転タイトル獲得の可能性も高まってきた。写真:Honda
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