【SUPER GT 第4戦】立川&石浦組レクサスRC Fが2戦連続ポール獲得…豊田社長も祝福

モータースポーツ レスポンス

8日、SUPER GT第4戦の公式予選が富士スピードウェイにて実施され、立川祐路&石浦宏明のレクサスRC FがGT500クラスのポールポジションを2戦連続で獲得した。GT300クラスのポールは高木真一&小林崇志のホンダCR-Zで今季初。

迎えた予選日、富士の空模様は曇り時々晴れといったところで、ここ最近の日本全体の猛暑ぶりを考えれば、いくぶんは暑さ控えめともいえるコンディションとなった。予選開始時の気温は28度、路温は35度(路面ドライ)。

GT500クラスでは、今年ここまでの3戦で予選3位〜3位〜1位と速さを見せながら、決勝では不運等もあって3位〜リタイア〜リタイアという結果に甘んじている#38 ZENT CERUMO RC F(立川&石浦/タイヤはブリヂストン=BS)が朝のフリー走行で一番時計を記録、予選でもQ1(石浦)、Q2(立川)ともにトップタイムで、2戦連続となるポールポジション獲得を果たした。

決勝結果が伴わないかわりにウエイトハンデが他の有力どころよりは軽量(22kg)な利点もあったが、両ドライバーは「7月末のスポーツランドSUGOでの公式テストからマシンのフィーリングがさらに良くなった」との旨を強調。ただSUGOと富士では空力の仕様が異なるため、「ロードラッグ仕様で走る富士でもSUGOテストでの良さを引き継いでいけるか、という不安はありました」と石浦は言う。

だが、「朝の走行での他とのタイム差を見て、いけるのかな、と思えました」(石浦)。心配はほぼ杞憂だった模様だ。「ミスをしなければポールポジションは獲れると思いました」(立川)との自信を得て迎えた予選、ふたりはきっちりと仕事を果たし、ポール獲得を成し遂げた。

この日はトヨタの豊田章男社長も来場しており、ポール獲得後の記念撮影に混じるシーンも。「トヨタ/レクサスのホームコースだけに、プレッシャーをかけていただいています。ポールを獲得した時も(豊田社長は祝福しつつも)すごいね、という感じはあまりなくて、当たり前という雰囲気でした」と、石浦は笑いを交えつつ“御前試合”の感想を語っている。

自身がもつ最多記録を更新する21回目のポールとなった立川は、「今のクルマになってから(2014年の新車両規則導入以降)、エンジンパワーも上がっているなかでダウンフォースをかなり減らして走る富士は、クルマの動きがすごくシビアになって(1周のタイムを)うまくまとめるのが難しい。そういう面でのプレッシャーもありましたが、クルマの状態も良かったので、きっちりミスなく走ることができました」と振り返りつつ、「いいかげん(決勝での)結果につなげたいと思います」と、今季初優勝に向け決意を新たにしていた。

明日の決勝、立川は前戦で本山哲に並ばれたGT500通算最多勝記録(16勝)で再度の単独トップ進出を目指すことにもなる。

GT500クラス予選2位はホンダ勢首位の#8 ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮&野尻智紀)。3〜4位にはレクサス勢の#36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔&J.ロシター)、#39 DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平&H.コバライネン)が続いた。5位は#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(小暮卓史&O.ターベイ)で、タイヤ的にはここまでがすべてBS。6位にはヨコハマ(YH)を履く#24 D’station ADVAN GT-R(佐々木大樹&M.クルム)が入り、日産勢トップとなった。

シリーズポイント上位陣はウエイトハンデが厳しいこともあってか、上位進出を阻まれている。54kg相当ハンデの#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/BS)は見事にQ1突破を果たして8位と健闘したが、48kgハンデの#46 S Road MOLA GT-R(本山哲&柳田真孝/ミシュラン=MI)、52kg相当ハンデの#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/MI)、そして現在ポイント首位で60kg相当ハンデの#37 KeePer TOM’S RC F(A.カルダレッリ&平川亮/BS)という3台はQ1落ち、10〜12位だった(注:50kgを超えるハンデの場合、50kg分はエンジンの燃料流量リストリクターによる調整に振りかえ)。

GT300クラスでは、#55 ARTA CR-Z GT(高木&小林/BS)が今季初ポールを獲得。両ドライバーとも、朝から好感触ではありながらも「ポールまでは」という状況だったようだが、GT500の#38 RC F同様にQ1(小林)、Q2(高木)と連続トップタイムでのポール奪取となった。

決勝に向けては、多様な車種が集まるGT300クラス特有のマシン毎の得手不得手もあるため、楽観できない面は両ドライバーとも承知するところだが、「今朝の走行でレースセットもいい感じだったので、期待できると思います」(高木)。#38 RC Fと同じく、今季初優勝を目指しての戦いとなる。

GT300クラスの予選2位は#65 LEON SLS(黒澤治樹&蒲生尚弥/YH)。メルセデス勢では、他にも#0 グッドスマイル 初音ミク SLS(谷口信輝&片岡龍也/YH)が5位、#11 GAINER TANAX SLS(平中克幸&B.ビルドハイム/ダンロップ=DL)が7位と上位につけた。

GT300予選3位は今季開幕ウイナーの#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/BS)。4位には#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)、6位には#25 VivaC 86 MC(土屋武士&松井孝允/YH)が入った。連勝中の日産GT-R勢は、さすがにウエイトハンデが堪えたか、第2戦優勝の#10 GAINER TANAX GT-R(A.クート&千代勝正/DL)が11位、第3戦優勝の#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹&高星明誠/YH)は16位にとどまっている。決勝での浮上なるかに注目が集まるところだ。

SUPER GT第4戦富士の決勝レースは、明日(9日)の午後3時過ぎにスタート予定。66周、300kmの戦いとなる。

  • 遠藤俊幸
  • GT500ポールの#38 RC F。《撮影 益田和久》
  • ポール獲得を決め、観客の声援に応える#38 RC Fの立川祐路。《撮影 益田和久》
  • GT500予選2位の#8 NSX。《撮影 益田和久》
  • GT500予選3位の#36 RC F。《撮影 益田和久》
  • GT500予選4位の#39 RC F。《撮影 益田和久》
  • GT500クラスの#12 GT-Rは厳しいハンデ条件のなかでQ1突破、予選8位に。《撮影 益田和久》
  • GT300でポールを獲得した#55 CR-Z陣営。左から鈴木亜久里監督、小林崇志、高木真一、土屋圭市エグゼクティブアドバイザー。《撮影 益田和久》
  • GT300ポールの#55 CR-Z。《撮影 益田和久》
  • GT300予選2位の#65 メルセデスSLS。《撮影 益田和久》
  • GT300予選3位に入った#31 プリウス陣営のレースクイーン。《撮影 遠藤俊幸》
  • GT300の#0 SLSを駆る片岡龍也(前列左)が前戦で100戦出走に到達。ピットウォーク中に僚友の谷口信輝(前列右)、チームスタッフらがお祝いを実施。片山右京監督の姿も(後列右から2人目)。《撮影 遠藤俊幸》
  • ピットウォークには今回もたくさんのファンが参加。《撮影 遠藤俊幸》
  • 左からGT500ポールの石浦、立川、GT300ポールの高木、小林。《撮影 遠藤俊幸》
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