【新聞ウォッチ】金融市場大パニック…円急騰一時116円台、NY株1000ドル安、トヨタ株7000円割れ

モータースポーツ レスポンス

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年8月25日付

●世界株安が加速、NY一時1000ドル下げ、円急騰一時116円台、東京株895円安(読売・1面)

●東南アジア車販売失速、ホンダ、タイ拠点工場生産半減(読売・8面)

●油井さん、こうのとり捕捉、ISS到着(産経・1面)

●ソニーのドローン来年前半空を舞う(産経・10面)

●NY原油急落一時37ドル台、ガソリン価格、電気料金遅れて波及、マイカーで来店の「郊外型」外食チェーン客足改善(産経・11面)

●TX10歳、祝・発車(東京・1面)

●解体中「火花燃え移った」日鉄住金鋼管1万平方メートル全焼(東京・29面)

●タタ、企業買収で明暗、ジャガー業績好調、稼ぎ頭に、旧コーラス、鋼管過剰、赤字続きき(日経・9面)

●プリウス、タイ生産休止、トヨタ、景気後退で販売減(日経・11面)

ひとくちコメント

世界的な株安の動きが止まらない。中国景気の減速から世界経済の先行きに不透明感が一段と強まったからとみられるが、週明けの東京株式市場では日経平均株価が前週末から895円も急落。欧州市場も大きく値下がりしたほか、米ニューヨーク株式市場でも、ダウ工業株平均が一時、1000ドル以上も下落した。

きょうの各紙は1面トップで「世界株安が加速」(読売)を取り上げているが、 「世界市場大荒れ」(毎日)や「中国発株安世界パニック」(産経)などと、衝撃的なタイトルが際立つ。

自動車関連の株価をみても、トヨタ自動車が終値で先週末から506円下げて6994円と急落。マツダも159.5円安の2051.5円となったほか、三菱自動車、いすゞ自動車、日野自動車、ヤマハ発動機なども、年初来安値を更新した。

また、欧米の外国為替市場では比較的安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが急速に強まり、一時1ドル=116円台までに円高ドル安が進んだ。

さらに、ニューヨークの原油市場でも、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時1バレル=37ドル台に下落し、2009年2月以来およそ6年半ぶりの安値水準をつけた。

そんな中、東南アジアでも景気の後退をうかがわせるニュースも飛び込んできた。きょうの読売が「東南アジアで自動車販売が失速している」として「特に、日本メーカーが主力市場と位置づけるタイの落込みが大きく、ホンダはタイ・アユタヤ工場の生産能力を半減させる」と報じている。

日経も「トヨタ自動車は9月、ハイブリッド車『プリウス』のタイ生産を一時休止する」と取り上げた。休止期間は未定で「長期化する可能性もある」と伝えている。

猛暑が続いたことしの夏だったが、今朝はやや肌寒く感じるほどの涼しさでしのぎやすい。もっとも世界の金融市場のほうは爽やかな秋風どころか、非常に強い台風が吹き荒れるほどのパニック状態であり、連鎖的な株安に歯止めがかからず深刻さを増している。

  • 福田俊之
  • 新聞ウォッチ イメージ《写真 Getty Images》
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