【SUPER GT 第5戦】GT500決勝…レクサスRC Fの伊藤大輔&ロシターが鈴鹿1000kmを制す

モータースポーツ レスポンス

30日、SUPER GT第5戦「鈴鹿1000km」の決勝レースが行なわれ、GT500クラスはレクサス勢の#36 PETRONAS TOM’S RC F、伊藤大輔&ジェームス・ロシター組が今季初優勝を飾った。#36 TOM’Sとロシターは昨年に続く鈴鹿1000km連覇。

12時30分にパレードラップがスタートした1000kmバトルは、最初の2時間ほどがレインコンディションで、その後はドライコンディションへと転じる難しい戦いとなった。2度のセーフティカー(SC)導入もあるなど混乱した末、レースは当初予定の173周を完了する前に最大延長時刻の18時25分を迎える流れで進んでゆく(163周で決着。終盤には再び雨も)。

前日の予選では0.002秒差でQ2進出を逃すという悔しさを味わっていた#36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤&ロシター/タイヤはブリヂストン=BS)。だが決勝では、9番グリッド発進から序盤の雨のなかで着々と順位を上げ、2度目のSC導入が終わった頃合い、69周終了時点でトップに浮上すると、そこからの残り約4時間はほぼ独走の展開に持ち込み、そのまま今季初優勝を飾った。

最後は2位を1分25秒も引き離しての勝利で、TOM’Sの36号車RC Fとしては昨年の中嶋一貴&ロシターに続く、鈴鹿1000km連覇。雨中のスタートを担当したロシターは、「とても難しい状況だったけれど、僕にはとてもエンジョイできる状況でもあり、実際にエンジョイすることができたよ」と序盤のポジションアップの感想を語り、「レインからドライへのタイヤチェンジに関しては、大輔の判断が絶妙だった」とチームメイトを讃えた。

一方、昨年は同じTOM’Sの37号車に乗っていた伊藤にとっては、同年開幕戦以来の勝利。予選Q1の惜敗に関しては、「事前テストでの感触も良かったので、ミッショントラブルで午前の練習走行をほとんど走れないという事態さえなければ、コンマ何秒とか(のマージン)で突破できていたはず」な状況だったため、0.002秒差だからというようなことではない次元の悔しさで、「とにかく昨日は(気持ち的に)沈んでいました」と振り返る。

しかし、レースウイークが終わってみれば「昨日の午前のトラブルで出鼻を挫かれた以外は、チームとしてミスなく戦うことができました」と伊藤が語る通りの展開。ピット戦略についても「5ストップのつもりでしたが、レース展開のなかで4ストップにする流れになって、マシンに速さがあるだけに燃費セーブが難しい面もありましたけど、うまく両立できたと思います」。

カレンダー上の後半戦初戦を勝ち、タイトル争いでも#36 RC Fのチャンスは大きく拡大した。伊藤は「大きな(ボーナス)ポイントが獲れるここで勝てて、仕切り直しができたと思います」と意欲を燃やす。昨年は別のマシンでともに惜しいところでタイトルを逃しているだけに、ロシターも「今年は大輔と一緒に力を合わせてタイトルを獲りたい」と今後を睨んでいた。

決勝2位は#38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路&石浦宏明/BS)で、レクサス勢は開幕戦以来となる勝利を1-2で飾り、日産勢の連勝を3でストップした。3位は日産最上位の#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/BS)。タイヤ面ではブリヂストンが表彰台を独占し、連敗を3で止めている。

4位は#19 WedsSport ADVAN RC F(脇阪寿一&関口雄飛/ヨコハマ=YH)で、ここまでがトップ同一周回。ホンダNSX勢は、レース序盤には予選3位の#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐&B.バゲット/ダンロップ=DL)がトップを快走したり、#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(小暮卓史&O.ターベイ/BS)が猛追で一時トップに立つなど見せ場はあったが、最終的な結果にはつながらなかった(#64は9位、#15は12位)。ホンダ最上位は5位の#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴&伊沢拓也/BS)。

6〜7位にはミシュランを履く日産勢の2台が続いた。#46 S Road MOLA GT-R(本山哲&柳田真孝/MI)が6位、ポール発進の#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/MI)はスピンがあるなどして7位。8位には今季開幕ウイナーの#37 KeePer TOM’S RC F(A.カルダレッリ&平川亮/BS)が入った。

最大5点のボーナスポイントが付与される鈴鹿1000kmを終えて、GT500のドライバーズランキング上位は下記のような状況に変化している。

#12 GT-R 安田&オリベイラ/51点

#38 RC F 立川&石浦/44点

#36 RC F 伊藤&ロシター/43点

#1 GT-R 松田&クインタレッリ/39点

#37 RC F カルダレッリ&平川/34点

通常レースの優勝1回=20点差の圏内にいるのは上記5組まで。今回、大量25点を得た伊藤&ロシターが一気に王座争いに臨めるポジションへと上昇してきたことが分かる。

次戦第6戦は宮城県のスポーツランドSUGOが舞台。秋のシルバーウイークにあたる9月19〜20日の開催だ。残り3戦、いよいよチャンピオン争いの動向から目が離せなくなりそうである

  • 遠藤俊幸
  • 優勝した伊藤大輔とロシター。《撮影 益田和久》
  • #36 RC Fが今季初優勝。《撮影 益田和久》
  • レース中、SC導入が2回あった(写真先頭は優勝する#36 RC F)。《撮影 益田和久》
  • ピット戦略もうまく機能させた#36 RC F。《撮影 益田和久》
  • フィナーレには鈴鹿1000km恒例の花火が上がった。《撮影 益田和久》
  • GT500の表彰式。《撮影 益田和久》
  • 決勝2位の#38 RC F。《撮影 益田和久》
  • 決勝3位の#12 GT-R。《撮影 益田和久》
  • 決勝4位の#19 RC F。《撮影 益田和久》
  • 決勝5位の#100 NSX。《撮影 益田和久》
  • スタートはウエットコンディション(先頭はポールの#1 GT-R)。《撮影 益田和久》
  • 予選は9位だった#36 RC Fが優勝。《撮影 遠藤俊幸》
  • #38 RC Fは予選2位から決勝でも2位に。《撮影 遠藤俊幸》
  • #17 NSXはアクシデントで序盤リタイア。《撮影 益田和久》
  • 最近恒例の「警察パレード」でレース開戦。《撮影 益田和久》
  • 鈴鹿1000kmを制した#36 RC F。《撮影 益田和久》
  • 優勝した伊藤大輔とロシター。《撮影 益田和久》
  • #36 RC Fが今季初優勝。《撮影 益田和久》
  • レース中、SC導入が2回あった(写真先頭は優勝する#36 RC F)。《撮影 益田和久》
  • ピット戦略もうまく機能させた#36 RC F。《撮影 益田和久》
  • フィナーレには鈴鹿1000km恒例の花火が上がった。《撮影 益田和久》
  • GT500の表彰式。《撮影 益田和久》
  • 決勝2位の#38 RC F。《撮影 益田和久》
  • 決勝3位の#12 GT-R。《撮影 益田和久》
  • 決勝4位の#19 RC F。《撮影 益田和久》
  • #38 RC Fは予選2位から決勝でも2位に。《撮影 遠藤俊幸》
  • #17 NSXはアクシデントで序盤リタイア。《撮影 益田和久》
  • 決勝5位の#100 NSX。《撮影 益田和久》
  • スタートはウエットコンディション(先頭はポールの#1 GT-R)。《撮影 益田和久》
  • 予選は9位だった#36 RC Fが優勝。《撮影 遠藤俊幸》
  • 最近恒例の「警察パレード」でレース開戦。《撮影 益田和久》
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