【官能カーオーディオ!】純正プレミアムオーディオ検証! アウディ A7「バング&オルフセン」編

テクノロジー レスポンス

車体メーカーが設定する“プレミアム”オーディオシステムについて、それらの実力を探るべく徹底的な試聴テストを敢行し、その結果をリポートしている。

第3弾となる今回は、アウディ『A7スポーツバック』にスペシャルオプションとして用意されている『バング&オルフセン アドバンストサウンドシステム』をフィーチャーする。価格的にも“プレミアム”な同システム。そのバリューに迫る。

美しさが際立つアウディA7スポーツバック。そして同車にスペシャルオプション設定(受注生産)されている“プレミアム”オーディオシステムと言えば、この「バング&オルフセン アドバンストサウンドシステム」だ。まずは概要からお伝えしていこう。

合計出力は1200W、装備されているスピーカーの数は15個。これらによりリアルな5.1chサラウンドサウンドを再現するのが『バング&オルフセン サウンドシステム』だ。また、2chのステレオ音源も7.1chのサラウンドサウンドに変換され、重低音から高音までバランスよく、かつ立体的に表現できるという。税込価格は72万円だ。

◆高いインテリア性は特別感を演出する

性能もさることながら、インテリア性が高いことも大きな特長だ。ドアに装着されたミッドウーファーを覆うスピーカーカバーは、光沢のあるアルミニウム製で質感が高い。そしてハイライトは、自動で昇降するツイーター。“アコースティックレンズ”と名付けられているこのパーツにより、どの席に座ってもクリアなダイナミックサウンドを楽しめるというのだが、そのメカニカルな動きと洗練されたデザインは、このオーディオシステムが特別なものであることを強く印象づける。

また当システムには、走行状況に関わらず常に一定の音量で音楽を聴くことができる、“自動音量調整機能”も搭載されている。フロントシート間に装着されたマイクが車内のノイズレベルをモニタリングし、それに応じて音量が制御されるという寸法だ。

さらには、操作性が高いこともストロングポイントだ。MMI(マルチメディアインターフェース)により、すべてのオーディオ機能をシンプルに直感的にコントロールすることが可能だ。慣れるのに多少の時間が必要だが、なじんでくると使用感は実に快適。行いたい操作をサクサクと実行できる。

◆高級車だからこそ引き立つバング&オルフセンというブランド

さて、インプレッション・リポートに入る前に、“バング&オルフセン”というブランドについても解説しておこう。同社は、デンマーク発のプレミアムオーディオ機器メーカーである。創業は1925年と古い。ピーター・バング、スヴェン・オルフセンの2人により起こされた。現在の製品ラインアップは幅広く、テレビ、ミュージックシステム、高性能スピーカー、さらには電話機、マルチメディア製品までを擁している。そしてそれぞれは、高性能なだけでなくルックスも高く評価されている。インテリア性の高い家電、いわゆる“デザイン家電”の代名詞的なブランドとしても有名だ。

それではいよいよインプレッション・リポートに入っていこう。試聴テストを開始すべく運転席に乗り込み、エンジンをスタートさせた。するとダッシュボードの左右から、おもむろにツイーターが立ち上がってきた。その動き、その美しいシルエットに気分が高揚した。高級感ある内装の雰囲気とも相まって、音楽をかける前からわくわく感を味わえた。

そして試聴用ディスクを挿入。するとメーターパネル中央に、曲目リストが表示された。それを見ながらステアリングのコントロールスイッチを操作してトラックを選択。操作感も心地よい。曲がスタートしてまず感じたのは、音質における品格だ。上質で、しかし押しつけがましいところがない。至って自然に響いている。

帯域ごとに分析してみても、それぞれクオリティが高い。低域は量感がたっぷりで、かつ適度にタイト、そしてドライブ感もある。ぐいぐいと躍動し音楽を楽しく聴かせてくれる。中・高域も明瞭感がありヌケがいい。すっきり、そしてはっきりとしていて、各楽器の輪郭をシャープに描き切る。帯域バランスもナチュラルだ。至極、優等生的なサウンドである。マイルドな音色傾向であり、聴き疲れもしない。リラックスして音楽に浸ることができた。

◆トータルパッケージでの優位性

価格に見合う音質性能は有している。だが正直に言えば、市販のHi-Fiカーオーディオの世界で70万円をおごれば、これよりも良い音がするシステムを作れる可能性はある。しかし音質性能にプラスして、インテリアとの協調性、操作性、機能性までも含めてトータルに考えれば、「バング&オルフセン アドバンストサウンドシステム」の満足度は相当に高い。音、ルックス、使用感すべてで、ドライバーに快適を与えてくれる。価格に見合うバリューを備えていると断言していいだろう。さすがだ。

とかくオプション品には“割高”なイメージがつきまとう。リーズナブルに収めようと考えるならオーディオも含めアクセサリー関連パーツは市販品にアドバンテージがある。しかし、メーカーが用意する“プレミアム”なオーディオシステムには、それぞれにスペシャリティがあり、かつ安心感もある。少なくとも、今回テストした3車種のそれらには、価格に見合う確かなクオリティが備わっていた。

もし購入候補車両に“プレミアム”オーディオシステムが用意されていたら、その内容をチェックしてみよう。できれば試聴もしてみて、バリューを確認してみるといいだろう。その存在に触れてみるだけでも楽しいはずだ。ぜひ。

  • 藤澤純一@Mycar-life
  • アルミグリルが特別感を演出する《撮影 太田祥三》
  • 指向性も調整するツィーター《撮影 太田祥三》
  • エンジンOFF時はダッシュボードに収まる《撮影 太田祥三》
  • CDだけではなくSDなどメモリー再生も可能《撮影 太田祥三》
  • 一定レベルの調整機能も持つ《撮影 太田祥三》
  • 純正ながらの使い勝手はやはり捨てがたい《撮影 太田祥三》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
  • アウディ A7スポーツバック《撮影 宮崎壮人》
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