【スーパーフォーミュラ】ブリヂストンが今季限りでタイヤ供給終了…後任はヨコハマ濃厚

モータースポーツ レスポンス

25日、ブリヂストン(BS)が「全日本選手権スーパーフォーミュラ」(SF)へのタイヤ供給を今季限りで終了することを発表した。来季2016年からのSFのワンメイクタイヤはヨコハマになることが濃厚。

すでにヨコハマによるSF用タイヤ開発は何度かのサーキットテスト実施が確認されており、最近はSF参戦チームの面々も「BSさんは今季限りで、来季はヨコハマさん」との旨を非公式に語っており、SF用ワンメイクタイヤの“交代”は事実上、発表待ちという状況にあった。

この日午後5時の段階まででヨコハマ側からの発表はなく、BS及びSF側の発表も「BSは今季限り」ということのみだが、諸事情から推察する限りにおいて、「2016年からのSFはヨコハマ製ワンメイクタイヤで」となることは確実と見られる。

ヨコハマは幅広く4輪モータースポーツ活動を展開しており、他のタイヤメーカーとの競合カテゴリーであるSUPER GTではGT500とGT300の両クラスに参戦中。また、全日本F3選手権や世界ツーリングカー選手権(WTCC)へのワンメイクタイヤ供給も実施してきた。全日本F3からSFにこれからステップアップする選手、あるいは近年にステップアップした選手にとっては、来季SFで予想されるヨコハマ採用を、基本的特性の理解という面で優位に結びつけられる可能性があるかもしれない。

また、近藤真彦監督率いるKONDOレーシングは、現在SFとGT500に並行参戦しているチームでは唯一、GT500でヨコハマを使用している。もちろん、ワンメイク供給が原則のSFは話が別で、いくらチームがタイヤ(メーカー)の基本的特性を理解していてもそれで有利になるとは限らないが、やはり躍進の契機とできる可能性はあるだろう。その意味では、SFでもF3でもタイトル常連のTOM'Sチームにも「新たな好材料」という見方は可能だ。

まだ今季終盤2大会が残っており、そこでの“BS最後のSF王者”をかけたタイトル争いも楽しみだが、新タイヤというファクターが加わる2016年シーズンへの期待も増してくる。ヨコハマの参戦が実現すれば、全日本トップフォーミュラへの同社の参戦は、タイヤがワンメイクではなかった時代のフォーミュラ・ニッポン初年度、1996年以来20年ぶりとなる見込み。

なお、SFのシリーズ運営団体JRPの白井裕社長は、これまでのBSの貢献に対し「永きにわたりレースタイヤを供給して頂いたことに感謝申し上げるとともに、国内最高峰に相応しい、レベルの高いレースをお客様にご覧いただくために多大なるご尽力を賜りましたことについて、重ねて感謝申し上げます」とコメント。あわせて「来季以降のタイヤ供給につきましては、できるだけ早い時期にお知らせできるよう努力してまいる所存です」としている。

  • 遠藤俊幸
  • 今季SFのタイヤ交換&給油練習シーン(TOM'Sチーム。写真:TOYOTA
  • 表彰台登壇選手が被るキャップも、来季からは変わることに(今季第5戦優勝の中嶋一貴=TOM'S)。写真:TOYOTA
  • ブリヂストンは長く、日本のトップフォーミュラを支えてきた(写真は今季SF用ワンメイクタイヤ)。撮影:遠藤俊幸
  • 今季SFの走行シーン。マシンのリヤウイングにはブリヂストンのタイヤブランド「POTENZA」の文字が輝く。写真:TOYOTA
  • 今季SUPER GT第4戦富士でGT500クラスを制したのは、ヨコハマ(ADVAN)タイヤ装着のKONDOレーシング(マシンは日産GT-R、ドライバーは佐々木大樹&M.クルム)。写真:GTA
  • ヨコハマはGT300クラスでは多くのマシンにタイヤを供給している(今季第6戦SUGO優勝車のVivaC 86 MC)。写真:GTA
  • 近年の全日本F3選手権はヨコハマタイヤのワンメイクで実施されている(TOM'Sチーム)。写真:TOYOTA
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