【SUPER GT 最終戦】GT500のポールはレクサスのカルダレッリ&平川が獲得…王座最前線のGT-R勢に明暗

モータースポーツ レスポンス

SUPER GTシリーズ最終戦の公式予選が14日、栃木県のツインリンクもてぎで行なわれ、GT500クラスのポールをレクサスのアンドレア・カルダレッリ&平川亮が獲得した。同クラス王座争い首位のインパルGT-Rは5位、2点差で追うニスモGT-Rは12位。

原則全車ノーウエイトハンデとなる最終戦(GT300クラスの一部マシンにはウエイトハンデが残る)、ドライでの全速勝負を見たいところではあったが、予選日は大方の予想通りウエットコンディションとなった。2段階ノックアウト方式予選は午後2時に開始されたが、GT300クラスのQ1に続いて行なわれたGT500のQ1の際には、最初はそれほど強くはなかった雨が次第に勢いを増す傾向に。そのなかで王座戦線トップを争う2台の日産GT-Rが明暗を分ける。

GT500ドライバーズタイトル争い首位の#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/ブリヂストン=BS)は6位でQ2進出を決めるが、現在2点差で2番手の#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/ミシュラン=MI)は12位でQ1落ちを喫したのだ。タイヤ戦争があるSUPER GTでは、雨になると、その時の雨量にちょうどいいタイヤが持ちこんだなかにあるか、ないか、あるいは履いて出たタイヤに雨量変化が合うか、合わないか、という部分がどうしても影響してくる。この日はミシュラン勢に運が味方しなかった。もう1台のMI装着車で、王座獲得可能圏にいる6台のうちの一角、#46 S Road MOLA GT-R(本山哲&柳田真孝)も13位でQ1落ち。

Q2に進出した8台のタイヤはBSが6台、ダンロップ(DL)とヨコハマ(YH)が各1台という内訳。そしてポールをかけて争われたQ2で、#12 GT-Rは5位に入った。その#12 GT-Rを他のチャンピオン争い圏内3車が取り囲むような形勢の予選順位となり、3位が#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴&伊沢拓也/BS)、4位は#36 PETRONAS TOM’S RC F(伊藤大輔&J.ロシター/BS)、6位に#38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路&石浦宏明/BS)。#100と#36は優勝が、#38は2位が王座獲得の最低条件で、しかも#12と#1の結果次第。それら状況を総合的に考えると、GT500ドライバーズチャンピオン争いに関しては、予選を終えた現段階でポイント首位の#12 GT-Rが優位を拡大したといえるだろう。

そしてフロントローにはチャンピオン争いには絡んでいない2台が並んだ。ポールは#37 KeePer TOM’S RC F(A.カルダレッリ&平川亮/BS)、2位は#64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐&B.バゲット/DL)。

「もちろん、ベリーナイスフィーリングだよ。開幕戦と最終戦のポールを我々が獲れたことは、とてもいいことだ」とカルダレッリ(Q1担当)。#37 RC Fはポール・トゥ・ウインした開幕戦以来今季2度目のポールだが、カルダレッリが「開幕戦と最終戦」を強調するのは、いずれもノーハンデ勝負だからだ。イコールコンディションでのポール獲得こそ速さの証明といえるため、この“ポールポジションによるサンドイッチ”には、Q2を担当した平川ともども、ドライバーとしての満足感の高さがあるはず。開幕戦を勝ったことでウエイトハンデに苦しむことになり、それだけが理由ではないが、最終戦までタイトル争いに残れなかった悔しさを晴らした、という部分も彼らにはあったことだろう。

予選5位の#12 GT-Rは、当面最大のライバル(#1 GT-R)が12位に沈んだこともあり、王座に一歩前進。#12 GT-Rの安田は「朝の練習から雨でのマシンパフォーマンスがもうひとつ出せていなくて、タイム的に(朝は)9位と(Q1通過に向けて)ギリギリなところもあったので、(自分がQ1通過を決められて)よかったです。とりあえずはホッとしました」と語る。GT500初王座に向けての決勝となるが、「緊張は(当然)いつもありますし、いつも以上にということはないですよ。(#1 GT-Rが後ろになったとはいえ)明日も自分たちのレースをするだけです」。オリベイラとともに頂点を目指す。

GT300クラスは既に王座争いの決着がついているため、まさにこの一戦勝負というかたちになるが、ポールを獲得したのは#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/BS)だった。#31 プリウスも今季2回目のポール。

GT300クラス予選2〜6位は以下の通り。

2位 #11 GAINER TANAX SLS(平中克幸&B.ビルドハイム/DL)

3位 #0 グッドスマイル 初音ミク SLS(谷口信輝&片岡龍也/YH)

4位 #25 VivaC 86 MC(土屋武士&谷川達也/YH)

5位 #88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学&平峰一貴/YH)

6位 #33 Excellence Porsche(坂本祐也&山下健太/YH)

A.クートのドライバーズタイトルとチーム部門タイトルの獲得を決めている#10 GAINER TANAX GT-R(クート&千代勝正/DL)は予選8位。また、今回はホンダCR-Z GTのGT300最終走ということにもなるが、#55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/BS)は予選13位だった。

決勝250kmレースは、明日(15日)の午後1時40分にパレードラップスタート予定。GT500クラス王座の行方が決まる今季最終決戦、緊迫の攻防となることは必至だ。

  • 遠藤俊幸
  • トムスが走らせる#37 RC Fのカルダレッリと平川がGT500のポールを獲得。《撮影 益田和久》
  • GT300のポールは#31 プリウス。《撮影 益田和久》
  • 中山(中央左)と嵯峨(同右)が駆る#31 プリウスがGT300のポール。《撮影 益田和久》
  • GT500の予選2位、#64 NSX。《撮影 益田和久》
  • GT500のポイントリーダー、#12 GT-Rは予選5位。《撮影 益田和久》
  • CR-Z GTは今回がGT300ラストランとなる。#55 ARTA CR-Z GTは予選13位。《撮影 益田和久》
  • GT500ポール獲得を決めて歓喜する#37 RC Fの若手気鋭コンビ。《撮影 益田和久》
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