ダイムラー、米国で84万台リコール…タカタ製エアバッグの不具合

業界 レスポンス

ドイツの自動車大手、ダイムラーは2月9日、タカタ製エアバッグの不具合により、米国でおよそ84万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーター(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるという内容。

今回のダイムラーのリコールは、米国で2015年12月、フォード『レンジャー』が事故を起こし、エアバッグの異常破裂で乗員が死亡したことを受けての対応。タカタのエアバッグ問題では、ホンダ以外の自動車メーカーで初の死亡事故となったことから、米当局が自動車メーカーに対して、リコールを要請していた。

ダイムラーの場合、米国で販売された約84万台がリコールの対象。その内訳は、メルセデスベンツ乗用車が約70万5000台、ダイムラー商用車が約13万6000台となる。

ダイムラーは、「リコール関連費用として、2015年通期決算に、約3億4000万ユーロ(約430億円)を計上する」と説明している。

  • 森脇稔
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