【大阪オートメッセ16】中嶋一貴と小林可夢偉、ルマン24時間の魅力を語る

モータースポーツ レスポンス

今年もインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2016」に、今季WECに参戦する中嶋一貴と小林可夢偉が来場しトークショーを行った。

この時期は日本にいることが多い2人だが、実は大阪オートメッセのイベントに出演するのは初めてとのこと。今回は「WECトークショー」と題して、最近はF1以上に注目を集めている世界耐久選手権の魅力や、F1との違い、またWECならではの難しさについて語った。

WECのシリーズ戦よりも、約100年近い歴史と伝統があるルマン24時間レースなら知っているという人も多いだろう。今年も6月に開催され、第84回目を迎える。今年は最高峰クラスであるLMP1に挑戦することになった可夢偉だが、まず真っ先に「僕が人生で乗ったクルマの中で一番しんどかったですね」とコメント。そこにはレース本番に至るまでに、過酷な事前テストがあるのだという。

「ルマンの本番当日を迎えるまでに何回も30時間テストというものをやっています。クルマの耐久性の確認はもちろん、ドライバーも過酷な状況を経験し、メカニックも24時間を通して何かあってもすぐに対応できるように練習をします。それを本番までに何度も繰り返して行うので、我々のルマン24時間レースというのは、この過酷なテストも含まれていますね」

また2014年まではF1に参戦していた可夢偉。同じ世界選手権ではあるが、全く違った魅力があるとのこと。「みんなで一緒に戦う、というところに魅力を感じます。特にWECの場合はワークス同士が戦っているので、ドライバー個人よりもチーム力全体のことを考えてやっていかなければいけない戦い。いつもチームのために一番何が良いのかを考えながら、チームワークを重視した戦いになっていくと思います」と語った。

そして一貴といえば、何と言っても2014年の日本人初ポールポジションが思い出される。当時のことについて聞かれると「ポールポジションというよりは、事前に何回も30時間テストをして、これ以上トラブルは出ないだろうと思って臨んだのに、本当に些細なものが壊れてリタイアしてしまうという、今思うとそのことの方がくやしかったですね」と、当時を思い出し悔しそうな表情。やはり一貴にとってもルマンは特別なレースの一つのようだ。

「ドライバーからすると、ルマンはオリンピックのような感じです。1年に1回ではありますが、他のレースはWECシリーズ戦も含めて年に何戦もやってトータルでチャンピオンを争います。そうなるとルマンは、年に1回の勝負になりますね」

この他にも、ルマン現地の裏話やLMP1マシンの特徴やドライビングの難しさなど語った2人。あっという間に30分のトークショーが終了となった。

最後に今季についての意気込み聞かれると、一貴は「昨年は苦しいシーズンになりましたが、今年はクルマも新車で中身も変わります。開幕戦からライバルとバチバチの勝負をしたいです」と挨拶。可夢偉は「F1の時にやり残した事はいっぱいあったんで、このWECでトヨタとともに何か誇れるものをここで作れればなと思います」と、世界への再挑戦に向けて、その思いを語った。

  • 吉田 知弘
  • 小林可夢偉《撮影 吉田 知弘》
  • 中嶋一貴《撮影 吉田 知弘》
  • WECトークショーは大盛況《撮影 吉田 知弘》
  • ルマン24時間の魅力を語る一貴と可夢偉《撮影 吉田 知弘》
  • WECトークショーは大盛況《撮影 吉田 知弘》
  • 小林可夢偉《撮影 吉田 知弘》
  • 中嶋一貴《撮影 吉田 知弘》
  • 今季仕様のカラーリングが施されたトヨタ『TS040ハイブリッド』《撮影 吉田 知弘》
  • 今季仕様のカラーリングが施されたトヨタ『TS040ハイブリッド』《撮影 吉田 知弘》
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