【スーパーフォーミュラ 鈴鹿テスト】雨と低温の初日…午前は赤旗続出、午後はキャンセルに

モータースポーツ レスポンス

14日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1回公式合同テストが鈴鹿サーキットで始まった。初日は雨に加えて低温のコンディションとなり、午前の走行ではアクシデントによる赤旗中断が続出。午後の走行はキャンセルとなり、ドライバーたちが特別サイン会を実施している。

前日までの鈴鹿ファン感謝デー内の走行プログラムからの継続という格好で始まったスーパーフォーミュラ(SF)鈴鹿テスト。しかし、この日午前は前夜から降り続く雨によるヘビーレインの路面状況に加えて、気温7度、路温9度(あるチームの計測)という低温状況に見舞われてしまった。

今季レギュラー参戦の19台に松下信治(GP2参戦中の若手)が搭乗するホンダのテストカーを加えた20台が顔を揃え、朝10時30分から最初の走行セッション(2時間)が始まったのだが、アクシデントによる赤旗中断が相次ぎ、最後も5回目となる赤旗でそのまま終了という展開に。最後の赤旗の際には、バックストレートで塚越広大(#10 REAL/ホンダ)のマシンが大破という状況もあった(他車との交錯があった模様。塚越に大きな負傷等はなかった)。

トップタイムはA.ロッテラー(#36 TOM'S)で1分58秒761。2番手タイムは小林可夢偉(#8 Team LeMans)の2分00秒226で、3番手には石浦宏明(#1 CERUMO・INGING)とJ.ロシター(#3 KONDO)が2分00秒264の同タイムで並び、ここまでがトヨタエンジン勢だった。ホンダ勢トップは全体5位の#65 B.バゲット(NAKAJIMA)で、タイムは2分00秒472。首位ロッテラーでも前日のドライ時の120パーセント超という水準のタイムだった。

今季からワンメイクタイヤを供給するヨコハマの秋山一郎エンジニアによれば、「シリーズへの年間(4〜10月)供給を考えた量産仕様のレインタイヤとしては、今日は温度レンジを外れている状況」とのこと。雨量よりも温度の低さが問題のようで、コンディションの劇的な回復が見込まれないことから午後の走行はキャンセルに。ドライバーたちはサーキットに訪れた熱心なファンのために特別サイン会を実施、長蛇の列にも感謝の意をもって真摯に対応していた。

午前の走行後にはメディアミーティングが開催され、第1部には今季新人のS.バンドーン(#41 DANDELION/ホンダ)と関口雄飛(#20 IMPUL)が登場。マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーでもある昨季GP2王者のバンドーンは「2017年にはF1に乗ることを自分自身のターゲットにしている」との高い意識と目標を語り、関口は土壇場で名門インパルのシートを得てのSF初参戦機会到来に、「レースに向けて首を中心にした体づくりをオフから心がけてきました。順調です」との感触と決意を語っている。

メディアミーティングの第2部ではシリーズ運営団体JRPの白井裕社長と、前出のヨコハマ・秋山氏、さらにはホンダとトヨタの各エンジン開発指揮者を交えた技術報告が実施され、今季後半(第4戦もてぎ以降)に向けては現行車両のクーリング対策などをさらにブラッシュアップし、1秒から1.5秒程度のタイムアップを果たして一層のレースグレードアップを企図していることが表明された。3年目となる現行マシン&エンジン規定だが、ハード面の進化は今季も続き、さらにカテゴリーの質を高めていくことになりそうだ。

鈴鹿テストは明日(15日)が最終日。公式合同テストとしては2日目、都合4日間に及ぶテストの最終日という位置づけにもなるわけだが、走行セッションは9〜11時と13〜15時の2回が予定されている。過去の例から考えると、今日(14日)午後のキャンセル分を振り返るかたちでの時間延長等の可能性もあり得るが、いずれにしても走れるコンディションへの回復が望まれるところ(現状、午後の30分延長という話が伝わってきている)。天気予報を見る限りでは、明日は無事に走れる状況が期待されており、各陣営が開幕に向けて積極的な走り込みを行なうものと思われる。

  • 遠藤俊幸
  • トップタイムは#36 ロッテラーがマークしている。《撮影 遠藤俊幸》
  • #8 可夢偉が2番手タイム。《撮影 遠藤俊幸》
  • #3 ロシターは3位タイのタイムだった。《撮影 遠藤俊幸》
  • 連覇を目指す2015年チャンピオンの石浦はロシターと同タイムの3位。《撮影 遠藤俊幸》
  • 路面コンディション不良のため、大物新人バンドーンもマシンを止めてしまい単身帰還、という場面があった。《撮影 遠藤俊幸》
  • 意気込みを語る新人・関口。《撮影 遠藤俊幸》
  • #37 中嶋一貴は王座奪還を目指す。《撮影 遠藤俊幸》
  • 特別サイン会に臨んだドライバーたち。《撮影 遠藤俊幸》
  • モニター映像に映し出された、塚越のマシン。ドライバーには大過なかったようで不幸中の幸いだった。《撮影 遠藤俊幸》
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