【F1 オーストラリアGP】マクラーレン・ホンダ、開幕戦はポイント獲得ならず

モータースポーツ レスポンス

2016年のF1開幕戦オーストラリアGP。今季活躍が期待されているマクラーレン・ホンダだったが、シーズン初戦は惜しくもポイント獲得とはならなかった。

前日の予選ではQ1からトップタイムに迫る勢いを見せたフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン。Q3進出は逃したものの、他者のグリッド降格ペナルティもあり11・12番グリッドからスタートを切った。ここアルバート・パークサーキットは1コーナーがタイトになっているため中団グループはアクシデントに巻き込まれやすいが、2人とも難なく通過し、早くもポイント圏内を力強く走行。昨年の課題だったレースペースに注目が集まった。

12周を消化しアロンソが1回目のタイヤ交換を済ませるが、この直後にエステバン・グティエレス(ハース)に接触してしまい、コース脇のウォールに激突。そのままマシンは宙を舞うように数回転して、横転した状態でストップ。マシンは原型を留めないくらいに大破してしまった。幸いアロンソに大きな怪我はなく自力で脱出した。

残ったバトンに期待が集まったが、このアクシデントがきっかけで不運が重なってしまう。アクシデントの直前、8番手まで浮上していたバトンは1回目のピットストップを済ませ15番手まで一時後退。この時に赤旗中断となってしまったのだ。この間、各マシンはピットレーンに停車させられ、タイヤ交換は許可されている。バトンの前にいたライバルたちはピットストップのタイムロスなくタイヤを交換できてしまったため、バトンにとっては不利な状況に。

さらにレース再開時、ライバルたちの多くは最後まで走り切る戦略をとりミディアムタイヤに交換。一方のバトンはスーパーソフトを選択。再開後の数周は順位を上げるなど速さをみせたが、パフォーマンスも長くは保たずペースダウン。30周目に2回目のピットストップを行い、ミディアムタイヤへ交換した。

後半は我慢のレース展開となってしまったが、1分32秒台の安定したペースで走行。最終的にトップから1周遅れの14位でチェッカーを受けた。

レース後、バトンは「クルマは悪くなかったけど、不完全な戦略をとってしまった。赤旗も我々にとっては不運だった。すでに1回目のピットストップを終えた後だったからね。その後スーパーソフトをつけて10周ほど走ったけど、みんなは再開時からミディアムを装着していた。それが合っていたみたいだ。最後はライバルに追いつけたけど抜くのは簡単じゃなかった」とコメント。戦略面で裏目に出てしまった部分はあったが、マシンのパフォーマンスについて大きく問題視はしていない様子だった。

一方、大クラッシュを喫してしまったアロンソは「事故後、真っ先に母に自分が無事であることを伝えたかった。様々な要因が重なりグティエレスと接触してしまった。レースアクシデントだったね。両方とも無事だったということが良かったし、何より重要なことだ」と語った。

結果だけを見れば、今回もポイントを獲得できなかったが、その大きな要因は戦略面と捉えている様子。レーシング・ディレクターのエリック・ブーリエは「冬の間に成し遂げた進歩が、密かな励みになったし、それを信じている。予選での混乱が減り、レースでのアクシデントがなければ、ポイントを獲得できるポジションに到達できるレースが必ずやってくる」と、昨年の開幕戦とは異なり今季に向けてかなり明るい兆しがあるコメント内容だった。

今回は混乱続きのレースだっただけに、マクラーレン・ホンダ『MP4-31』の本当の実力がわかりづらかった部分もあった。次回のバーレーンGPでは冬の間に培ってきたパフォーマンスが発揮されるか、さらに注目が集まりそうだ。

  • 吉田 知弘
  • マクラーレン・ホンダ、開幕戦は入賞ならず《画像 Getty Images》
  • フェルナンド・アロンソ《画像 Getty Images》
  • 大破してしまったアロンソのマシン《画像 Getty Images》
  • マクラーレン・ホンダ、開幕戦は入賞ならず《画像 Getty Images》
  • ジェンソン・バトン《画像 Getty Images》
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