発車10分間隔、降車6分間隔 混雑心配する声も...バスタ新宿

業界 レスポンス

「連休になったら、身動きとれなんじゃないかな」

日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」が4日にオープンしたが、利用者の中には早くも先行きを心配する声が聞こえる。同日夕方、デジタルサイネージ(電光表示板)の前に高速路線バスの乗り場を探そうする利用者が立ち止まると、その人混みが通行の流れを止めてしまう。その時、60代の男性が口にした言葉だ。

バスタ新宿は、新宿西口を中心に19か所に点在する高速路線バスの乗降場のほとんどを、1か所に集めた。日本一のバスターミナルは、まるで空港のようだ。乗降場は3階と4階にあわせて15か所。4階に乗降場が12か所、3階に降車専用場が3か所だ。

「同時刻に出発が重ならないようにしているが、夜行便が到着する朝6時〜7時、出発する20時〜23時は、バスが集中する」(東京国道事務所)

1日最大1625便の発着便数を扱う。ピーク時は1つの乗り場で、発車は10分間隔、降車は6分間隔、絶え間がない。

4日午後の待合スペースのベンチは、ほぼ埋まった状態だった。乗降案内所に用意された乗り場案内のパンフレットはすぐに足りなくなった。「30分ほどしたら用意できますので」と、急きょプリンターで増刷を重ねたほどだ。バス待ちのスペースは広い。大きな荷物を抱えていても、雨に濡れることもなく、利用者の間では完成を喜ぶ声が圧倒的だが、混雑の影響を心配する声は小さくない。

4階のバスターミナルと対照的だったのは、同時刻の3階のタクシーターミナルだ。開業で周辺での乗降は禁止されたが、待機中の車両はほとんど動かない。知られていないこともあって、閑散としているのだろう。だが、ここにも終電間際には利用者が殺到する。

「バスタ新宿は、利用するバス事業者118社の中で『新宿高速バスターミナル株式会社』を組織し、そこが運営していく。様子を見ながら、人の配備や待合施設の増設を考えていく」(前同)

新宿は、訪日外国人旅行者の訪問先としても人気が高い。そのため着物で英語、中国語、韓国語の案内にも対応した「東京観光センター」を3階に用意した。国内の利用者が施設利用に慣れても、バスタ新宿を知らない人々の増加は今後も増え続ける。しばらくの間はゆとりを持った利用が必要かもしれない。

車両についても、関東整備局東京国道事務所は計画段階では、施設内に送迎用の一般車も受け入れるはずだったが延期を決めた。「混乱をさけるため」で、一般車の受け入れ時期は未定だ。

  • 中島みなみ
  • 4日、た日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」 新しい乗車場で早めに来た人も《撮影 中島みなみ》
  • 4日、日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」。3階のタクシー乗り場は人がまばらだ《撮影 中島みなみ》
  • 4日、日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」 待合スペースもほぼ満席《撮影 中島みなみ》
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