自律運転カーレース「Roborace」は未来のレースになるか? NVIDIAが前代未聞のプロジェクト

テクノロジー レスポンス

米半導体大手NVIDIAは、4月5日にシリコンバレーで開催されたGTC(GPU Technology Conference)のキーノートにて、車載人工知能エンジン「Drive PX 2」を搭載した、自律運転車によるカーレース「Roborace」をアナウンスした。

Roboraceは、来年の電気自動車によるフォーミュラレース「フォーミュラE」のプレイベントとなる予定で、全10チームが、2台の「Drive PX 2」を搭載したドライバーレスのレーシングカーを駆使し1時間のレースを行う。チームに配備される2台のAIカーには、ルールとして同一のソフトウェアを用いらなければならない。この前代未聞のレースは、ロンドンの投資会社KinetikがNVIDIAにアプローチしたことにより実現したのだという。

映画「トロン:レガシー」のライトサイクルや、数多くの企業向けコンセプトデザインを担当しているドイツのデザイナーDaniel Simon氏が手掛けたRoboraceのコンセプトカーデザインが披露された。担当者によると、このデザインはあくまでコンセプトであり、NVIDIA自体がレーシングカーを作るのではないという。実際のRoboraceで使用されるレーシングカーは、自律運転車のプロトタイプにみられるように既存のレーシングカーにDrive PX 2を搭載したものとなりそうだ。

Drive PX 2を搭載した自律運転車は、ディープラーニングによって運転に関するあらゆる情報を学んだスーパーコンピューターが走行ルートの判断を行う。Roboraceでは、技術者がレースに特化した情報をいかに人工知能に学ばせ、最適なプログラミングを施せるかが勝利のカギとなる。

ある意味、アスリート不在の技術者によるスポーツであるRoborace。従来のモータースポーツファンからは賛否を呼びそうだが、このAIカーによるレースは、自律運転技術が確かなものになったという証明となりそうだ。

  • 佐藤大介
  • NVIDIA Roborace《撮影 佐藤大介》
  • NVIDIA Roborace《写真提供 NVIDIA》
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