【新聞ウォッチ】熊本地震の影響拡大、新体制初日のトヨタは全国の工場で操業停止へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年4月18日付

●熊本地震避難11万人、死者新たに1人、42人に、南阿蘇7人安否不明(読売・1面)

●熊本地震工場生産遠い再開、国内全体に影響波及も(読売・4面)

●九州新幹線損傷100か所、防音壁落下、ホーム柱損壊(読売・35面)

●製造拠点相次ぐ停止トヨタ、全国の工場に波及(朝日・1面)

●交通網不通相次ぐ(東京・2面)

●カーシェア企業と提携、ニッポンレンタカー会員共通化へ(日経・9面)

ひとくちコメント

4月14日夜の最初の発生から3日が過ぎても活発な地震活動が続いている熊本地震。体に感じた震度1以上の揺れを伴う地震はすでに500回を超えて引き続き激しい揺れを伴う地震が起きるおそれがあるという。

きょうの各紙も「熊本地震避難11万人、死者42人に」(毎日は22万人避難)などと、被害状況を中心に大きく取り上げているが、製造業などでの操業停止も相次ぎ、自動車関係の各社も被害状況や従業員の安否の確認に追われているという。

気掛かりなのは熊本県には自動車部品の工場が多く点在しており、操業停止が長引けばサプライチェーン(部品供給網)にも支障が出て、自動車メーカーの生産にも大きな影響を与える可能性もある。

すでに、トヨタ系の部品メーカー・アイシン九州は、熊本市の工場が地震直後から稼働を停止。現時点では再開のめどは立っていないという。また、自動車を制御する半導体「マイコン」を製造するルネサスエレクトロニクスも生産を停止したという。

このため、トヨタ自動車九州が高級車ブランド「レクサス」車などを作る宮田工場を停止したほか、あす19日からは愛知県内の高岡、堤、田原、元町の各工場や、トヨタ車体のいなべ、富士松の工場、トヨタ自動車東日本の東富士工場などの操業も停止すると発表した。

ホンダも熊本の二輪工場が停止状態。三菱自動車も軽自動車『eKワゴン』などを生産している水島製作所の操業をきょうの18日夜から19日にかけて停止することを決めるなど、自動車メーカーの生産にも影響が出始めている。

折しもトヨタではきょう18日から「仕事の進め方を変革する」ための新体制がスタート。開発から製造まで一体化した「もっといいクルマづくり」と「人材育成」を目的に、意思決定の迅速化・完結化をめざすという。今回の熊本地震の影響を受けて全国の工場全体で約5万台の生産が減る見通しとみられている。新体制ではまずそのリカバリーをどうするのかが、早くも試されることになる。

  • 福田俊之
  • 熊本県益城町の様子《写真 Getty Images》
  • トヨタ自動車九州
  • ホンダ 熊本製作所(参考画像)《撮影 小松哲也》
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