EVのテスラ、空気清浄システム開発…生物兵器防衛モード付き

業界 レスポンス

米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは5月2日、空気清浄システムを開発した、と発表した。

テスラは、病院や宇宙産業などで使われている空気濾過システムにヒントを得て、空気清浄システムを開発してきた。そして今回、花粉、バクテリア、汚染物がキャビンに潜入する前に外気から取り除き、これらの微粒子を完全に消去するために、キャビンの空気を系統的に洗浄することの可能なHEPA (ヘパ)フィルトレーションシステムの開発に至った。

同社は、この空気清浄システムをラッシュアワーのカリフォルニア高速道路、悪臭を放つ低湿地、ごみの埋立て地、カリフォルニア中央盆地の牛の牧場、中国の大都市などの現実世界の環境でテスト。その狙いは、システムが微粒子とガス汚染物、さらにバクテリア、ウイルス、花粉、カビ胞子などを、確実に捕らえるようにするため。

その結果、標準的な自動車用フィルターよりも、数百倍も効果があり、外で何が起こっていようと、ドライバーや同乗者に極限までフィルターされた空気を提供できることが確認されたという。

また、この空気清浄システムには、「生物兵器防衛モード」を備える。大きなバブル内に『モデルX』を置いたテストでは、2分も経過しないうちに、HEPAフィルトレーションシステムが車内の空気を洗浄。汚染レベルを極度に危険な1000マイクロg/m3 から、使用した機器に探知されないほど低いレベル(ノイズ フロア以下)に下げた。そして汚染されたバブルの中にいながらも、ガスマスクを取り外して、新鮮な空気を吸うことを可能にしたという。

テスラは、「生物兵器防衛モードは、単なる宣伝文句ではない。実際に機能して、車内で軍事レベルの生物兵器による攻撃を文字通り避けることができる」と、自信を示している。

  • 森脇稔
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