【新聞ウォッチ】16年3月期決算総括、トヨタ、日産、富士重、スズキの4社が増収増益

モータースポーツ レスポンス

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年5月16日付

●三菱自偽装PHVも、アウトランダー、正しく測定一転、燃費データ机上計算(読売・2面)

●再生エネ、EV電池に蓄電、小さく始め普及ねらう(朝日・4面)

●JR東車掌が居眠り、成田エクスプレス ドア操作遅れ(毎日・26面)

●ダイキンとパナソニック、エアコンで包括提携、環境技術を共同開発(日経・16面)

●強まる「車頼み」に危うさ、昨年出荷額、日本の製造業の2割(日経・3面)

ひとくちコメント

燃費データ不正で揺れる三菱自動車が日産自動車と電撃提携するというビッグニュースが飛び込んだ影響で、ほとんど話題にならなかった自動車各社の本決算。それでも、タカタ製エアバッグのリコール費用の精査で大型連休明けに遅らせたホンダが先週の金曜日(5月13日)に発表したことで、自動車大手8社の2016年3月期連結決算が出そろった。

各紙が5月14日付の朝刊で取り上げていたが、読売は「車大手4社増益」との見出し。北米市場での販売増を追い風に、税引き後の利益がトヨタ自動車、日産自動車、 富士重工業、スズキの4社が増えた一方、ホンダ、マツダ、三菱自動車、ダイハツ工業の4社が減益となり「明暗が分かれた」と伝えた。

売上高はダイハツを除く7社が増収で、富士重はスズキを抜いて5位に浮上。4位のマツダともわずか1744億円の差で肉薄した。また、本業のもうけを示す営業利益はホンダとダイハツの2社を除く6社が増益だった。

この結果、売上高、営業利益、税引き後利益のすべてがプラスとなったのは、トヨタ、日産、富士重、スズキの4社。すべてマイナスは、8月からトヨタの完全子会社となって上場も廃止されるダイハツの1社だけで、最後の決算発表でも有終の美を飾れなかった。

そして、注目されるのは今期の見通しである。各社とも売上高は減収。産経は「5社が営業減益予想、円高・エアバッグ逆風」とのタイトルで「各社業績の重しとなるのが円高だ。いずれも対ドルの想定為替レートについて前期より1ドル当たり15円もの円高を予想する」としている。

また、タカタ製欠陥エアバッグのリコール問題も収益を圧迫。このうち、ホンダは16年3月期決算にリコール費用として約4360億円を計上。この影響により16年3月期の連結営業利益は前期比約25%減となったが、費用の一巡で17年3月期は19.2%の増益予想。

今期見通しが未発表の三菱自とダイハツを除く営業増益はホンダ1社だけだが、金額ベースで増えるわけではなく、逆風の中で各社とも波乱の筋書きが予想される。

  • 福田俊之
  • 日産自動車グローバル本社(参考画像)
  • 東京・恵比寿にある富士重工業の本社ビル《撮影 山田清志》
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