【ニュル24時間2016】最終ラップで劇的な逆転、ブラックファルコンのメルセデスAMGが優勝

モータースポーツ レスポンス

2016年のニュルブルクリンク24時間レースの決勝が日本時間の29日22時30分にゴールを迎え、No.4ブラックファルコンのメルセデス「AMG GT3」が総合優勝を飾った。

44回目を迎えたニュル24時間だが、スタートから大荒れの展開。開始1時間もたたないうちに大雨となり赤旗中断。さらには雹まで降ってコースの一部が白く積もってしまうほどに。約3時間後の現地時間19時20分にレース再開。その後もれーす後半にかけて雨が降ったり、太陽が顔を出したりとゴールまで目まぐるしく天候が変わった。

今年はSUPER GTにも参戦する新型のFIA-GT3マシンが登場。中でも速さをみせたのがメルセデスAMG GT3勢。No.88ハリボーレーシングがレースをリード。それにNo.4ブラックファルコンやNo.29HTPモータースポーツが優勝争いに加わった。

順調に周回を重ねていた88号車だったが、残り3時間で痛恨のストップ&ゴーペナルティを受け後退。これで4号車と29号車の一騎打ちとなる。残り1時間を切って29号車が先行していたが、残り10分になって最後のピットイン。必要な分の給油を済ませてコースに戻るが、背後には4号車が迫り、チェッカー目前まで白熱のトップ争いが繰り広げられた。

そして最終ラップのグランプリコースで4号車がインを突き逆転。29号車を必死で応戦したが、順位を守ることができなかった。そのまま難関のノルドシェライフェでも逃げ切った4号車がトップチェッカー。1位と2位の差がわずか5.6秒と近年では例ないほどの接近戦となった。

また予選から速さをみせていたメルセデス勢は、結局トップ4を独占。ニュル24時間の総合制覇も2013年以来となった。

日本勢ではNo.35ニッサンGTアカデミーRJNが総合11位。No.106STIチームのスバル「WRX STI」は見事SP3Tクラスで2連覇を獲得。総合でも20位に入る活躍を見せた。

TOYOTA GAZOO RACINGはトムスとコラボして臨んだNo.36レクサス「RC F」が総合24位。新マシンであるNo.326トヨタ「C-HR Racing」は途中ガス欠で止まってしまうハプニングがあったものの、ねばり強く最後まで走り総合84位(SP3Tクラス3位)に入った。また予選日にはモリゾウこと豊田章男社長もドライブしたNo.188レクサス「RC」は、ナイトセッションに入ってトラブルが発生。エンジンやミッションを降ろしての大掛かりな修復作業を行い何とか走行を続けていたが、トラブルが完璧に直らずチェッカー目前でリタイアを決断した。

  • 吉田 知弘
  • 2016ニュル24時間決勝《撮影 益田和久》
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