三菱自の軽4車種、すべてのカタログ掲載値が過大…最大約16%かい離

社会 レスポンス

石井啓一国土交通相は21日、自動車技術総合機構で行った三菱自動車の軽4車種の確認試験の結果を公表した。一連の燃費データ不正で初めて国土交通省の燃費値が示された。

「実測した燃費値は、約5〜16%、平均で11%(カタログに記載された掲載値を)下回った。大幅に下回っていることは不正行為によるものでたいへん遺憾」と、指摘した。

自動車局審査・リコール課は、同社の『eKワゴン』『ekスペース』日産の『デイズ』、『デイズルークス』の軽4車種の型式の違う33台を検査した。確認試験の実測値とカタログ掲載値のかい離が最も激しかったのは「14型 DBA-B21A 0011」(デイズルークス)で、ユーザーに示された掲載値は24.6km/リットルだったが実測値は20.7km/リットルだった。かい離率は15.9%だった。

かい離率が15%台と高かったのは、自然吸気のアイドリングストップ付きの4WD車に集中し、16型、15型でも同様の結果が出た。同じ4WDでも自然吸気ではなくターボ車では、かい離率5%に抑えられているグレードもあった。(主な結果は文末に掲載)

かい離率が高かった車両が日産モデルに多い結果が出ているが、このことについて同課では、確認試験は生産終了モデルが含まれている。販売終了などで新車の試験車両が用意できずに中古車から調達しているため、市場に出回っている車両が多い日産モデルが選ばれたことによると、説明した。

国交省はこの確認試験の結果をもとに、同社に対して届出をやり直して、燃費値を修正するように指示した。同社からの報告を受けて、不正問題後の 燃費値を確定する。燃費値の修正によるユーザーへの影響を、石井氏は会見でこう述べた。

「修正した場合、エコカー減税に影響が出ることは当然あり得る。今後は同社が修正した上で、税務当局と調整することになる。税額の負担増は、三菱自動車が負担すると表明している」

保安基準に含まれる排出ガス値では、実測値でも平成17年基準排出ガス75%低減レベルを満たしていた。そのため軽4車種の型式は、そのまま維持されることになった。

国交省の実測値とカタログ掲載値のかい離が激しかった主な車両

(型式・類別・モデル名など・かい離率%・実測値km/リットル-掲載値km/リットル)

14型 DBA-B21A 0011(デイズルークス4WD) 15.9% 20.7-24.6

16型 DBA-B21W 1510(デイズ4WD 現行モデル) 15.8% 22.4-26.6

14型 DBA-B21A 0007(デイズルークス4WD) 15.7% 21.4-25.4 

15型 DBA-B21A 0111(デイズルークス4WD) 15.0% 20.9-24.6

15型 DBA-B21W 0012(デイズ4WDターボ) 5.3% 21.4-22.6

14型 DBA-B11W 0006(ekカスタム2WDターボ) 5.6% 22.1-23.4

14型 DBA-B11W 0010(ekカスタム4WDターボ) 5.8% 21.3-22.6

  • 中島みなみ
  • 三菱自動車軽4車種で、国土交通省としての燃費値を公表する石井啓一大臣(21日)《撮影 中島みなみ》
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