デザイン学生たちがスケッチでバトル!…第2回アルティメット・カーデザインバトル

モータースポーツ レスポンス

カーデザイナーを目指す若者たちが、スケッチでバトルを展開。2015年に大盛況を見せた「アルティメット・カーデザインバトル」が今年も8月28日に開催された。

このイベントはカーデザインの通信教育プログラム「Car Design Academy」が主催するもので、2015年に初開催された。今年は、全国でカーデザインを学ぶ学生を中心とした若者が3331 Arts Chiyoda(東京・千代田区)に参集し、熱いバトルが繰り広げられた。

バトルの参加資格は「カーデザイナーを目指している、あるいは興味がある学生または社会人」。現役のカーデザイナーと自動車メーカーから内定を得ている学生を除けば、誰でも参加することが可能。審査員は現役デザイナーやデザイン教育関係者、ジャーナリスト等で構成され、筆者もその末席を汚した。

今回は26人がエントリー。予選ラウンドのテーマは「2シーターのクルマ」で、制限時間は30分。描かれた作品は現実的なスポーツカーが多く、審査員の間では「アイデア展開に欠け、バラエティに乏しい」という声もあった。

予選を勝ち抜いた12人によって競われる決勝ラウンドのテーマは「若者のためのクルマ」。しかしサブテーマとして「2050年、今回のバトル参加者の子供たちが若者として乗るクルマ」、「個人の意志で移動できるモビリティ」といったことが告げられ、未来のモビリティ環境や価値観を想像することが求められた。

ここでは30分の間に奔放なアイデアが描かれ、バラエティ豊かなコンセプトが提示された。ウィナーに輝いたのは時岡翔太郎さん(金沢美術工芸大学3年)のスケッチ。動物のように4脚歩行する「乗り物」だ。リアリティには欠けるが車輪に固執せず、楽しそうな乗り物を描いた点が評価されて賞金10万円を獲得した。

プロダクトデザインを専攻する時岡さんがバトル参加を決めた理由は「ネットで動画を見て、楽しそうだったから」とのこと。「義足やジャンピングシューズといったプロダクトのデザインが、モビリティにも活用できるのでは?」という、クルマの既成概念に囚われないアプローチが受賞につながっている。

このほかの各賞は、カースタイリング賞:前田崇彰さん(JVCケンウッド・デザイン)、コピック賞:佐々木敦さん(多摩美術大学3年)、総合車両製作所賞:後藤千尋さん(首都大学東京1年)、スバルデザイン賞:池尾雄介さん(千葉大学4年)、ヤマハ発動機デザイン賞:大津健志郎さん(富山大学2年)、pdc_designworks賞:飯島泰昭さん(金沢美術工芸大学3年)、ツナグデザイン賞:久我碧さん(日本大学2年)。

なお優勝した時岡さんのスケッチは9月16〜30日の間、代官山蔦屋書店に展示されることになっている。また9月26日には同店でトークセッションを開催。バトルで審査員を務めたpdc_designworksのやまざきたかゆき氏やツナグデザインの根津孝太氏、松永大演『カースタイリング』編集長などに加え、時岡さんも登壇する予定。

  • 古庄 速人
  • 会場風景《撮影 古庄速人》
  • ウィナーとなった時岡さん(左)とNORI, inc.の栗原典善氏《撮影 古庄速人》
  • ウィナーとなった時岡さん《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル予選ラウンド風景《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル予選ラウンド風景《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル予選ラウンド風景《撮影 古庄速人》
  • 予選ラウンド審査風景《撮影 古庄速人》
  • 予選ラウンドで描かれたスケッチ《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル参加者たち《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル決勝ラウンド風景《撮影 古庄速人》
  • スケッチバトル決勝ラウンド風景《撮影 古庄速人》
  • 決勝ラウンドで描かれたスケッチ《撮影 古庄速人》
  • 決勝ラウンドで描かれたスケッチ《撮影 古庄速人》
  • カースタイリング賞の前田崇彰さん《撮影 古庄速人》
  • コピック賞の佐々木敦さん。前回のウィナーが今回も賞を獲得した《撮影 古庄速人》
  • 総合車両製作所賞の後藤千尋さん《撮影 古庄速人》
  • スバルデザイン賞の池尾雄介さん《撮影 古庄速人》
  • ヤマハ発動機デザイン賞の大津健志郎さん《撮影 古庄速人》
  • pdc_designworks賞の飯島泰昭さん《撮影 古庄速人》
  • ツナグデザイン賞の久我碧さん《撮影 古庄速人》
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