【ITS世界会議16】無線技術を使った交通インフラのカウントシステム…村田製作所

テクノロジー レスポンス

世界トップクラスの電子部品専業メーカー・村田製作所が第23回ITS世界会議に出展。センサーと通信モジュールを使って車線ごとの交通情報を取得するプラットフォーム「トラフィック カウンターシステム」を開発し、プロジェクション マッピングによるデモを行った。

通常、日本などの場合、車線ごとの交通量などが把握できる高度な交通情報システムが完成されているが、それらのネットワークは有線で結ばれており、その整備を行うためのインフラ投資は膨大なものとなる。新興国ではこの投資額がネックとなって、思うようにシステムの普及は進んでいない現状がある。

村田製作所が提案する「トラフィック カウンターシステム」は、同社が培ってきたセンサと通信モジュールなどを使った無線技術を使うのがポイントで、各端末が無線によってクラウドとつながり、有線と同様の素早い対処が可能となる。費用がかさむ有線に頼らずとも、低コストな交通情報取得システムが完成できるというわけだ。

同社が交通インフラの分野に参入するのはこれが初となるが、「元々センシング技術についてはこれまでの多くの蓄積を重ねてきており、それを活かせる分野としてこのシステムを開発した」(村田製作所 技術企画・新規事業推進統括部 初代幸治氏)という。

展示会場には3Dプリンターで作成したという都市の模型が展示され、そこに「トラフィック カウンターシステム」の具体例をプロジェクション マッピング。アクシデントが発生したときの車の流れをシステムが把握すると、車線ごとの交通の流れが変わっていく様子が無線ネットワークによって伝えられていく様子が再現されていた。

同社では既にバンコク市内に実験用のシステム一台を設置済みで、その効果を検証している最中。バンコクやジャカルタなど、新興国の都市部では年々渋滞が深刻化しており、一方で現状ではその解決の糸口さえ見つけられない状況にある。村田製作所では本システムによって、取り付けやメンテナンスにかかるコスト/手間の軽減できるメリットを今後も訴求していく考えだ。

  • 会田肇
  • 交通管制が機能していないとアクシデントへの対応が果たせず、渋滞は悪化する一方
  • 速やかな対応が果たせれば、影響の受けない車線をいち早く作り出すことも可能になる
  • カウンターによってデータから、速度と交通量の関係を読み出せば障害が発生していることを即座に分析できる
  • カウンターは車線ごとの通過台数などを把握し、無線によってクラウドへ送信できる
  • 無線ネットワークでつながることでいち早い対応が可能になる
  • 「トラフィックカウンターシステム」の概念図
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