古い温泉街にイタリアの風景を見た! La Festa Mille Miglia 2016…2日目

モータースポーツ レスポンス

今年で20回目を数えるクラシックカーの祭典La Festa Mille Migliaが今年10月14日に明治神宮をスタートし、新潟、長野、山梨、静岡、神奈川を通過し、10月17日にゴールする行程で開催されている。

10月15日、全行程の2日目は新潟県湯沢町をスタートし、上越を経由し、信州の斑尾、志賀高原を抜けて長野を経由し軽井沢までを走るというコースが設定された。いよいよ秋本番、そんな信濃路を中心にしたコースである。開湯1300年とも言われる長野県山ノ内町の渋温泉にも、昼過ぎに、時代を超えた世界の名車たちが、沿道でギャラリーが声援を送る中駆け抜けた。

1927年にイタリアで始まったレースMille Miglia 。当時は世界最高峰の過酷で高度な戦いが繰り広げられた自動車レース、現在の高い自動車技術のベースがここで培われた功績はとても大きい。大きな事故がきっかけでいったんは中止になったが、現在では「走る博物館」と言われることもあるクラシックカーレースとして、かつてと同様、ブレシアをスタートしてローマを経由しブレシアに戻る1600キロの壮大なイベントが毎年開催されており、すっかり風物詩となっている。

日本ではその伝統と精神を受け継いで、1997年に「La Festa Mille Miglia」としてスタート。現在日本で唯一のFIVA(国際クラシックカー連盟)公認の国際格式のクラシックカーラリーとして開催されている。

古くは江戸から善光寺へ向かう草津道の要路に位置する渋温泉は大変に重要視されてきた。自動車が走ることを想定していない狭い幅の石畳の道の両脇には、永くこの地を訪れる人から愛され続けてきた宿の数々が軒を連ねる。一番新しいものでも半世紀ほどの歳月を生きてきたクラシックカーの数々。沿道で小さな子供から年配の人まで大勢の人たちが手を振る中、やはりこの地を走るなどとは製造時誰も想像しなかったであろうクルマたちが走り、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなったとされ、国の登録有形文化財にも指定される、金具屋斉月楼の前に設けられたチェックポイントでチェックを受けていた。

もちろん伝統や文化的背景に敬意を表して、オーナーが惜しみなく注いできた愛情のたまものである、勇壮で優雅なその姿を披露する場として、このイベントの果たす意義は大きい。しかし、エントラントとギャラリー、エントラントと、通過地点である渋温泉の人たちとのコミュニケーション。さらには時代や洋の東西というかつては共存することが難しかったかもしれない夢のコラボレーションを目の当たりにできることもこのイベントの醍醐味である。

「少しでもイタリアのミッレミリアに近づけているでしょうか。この雰囲気を気に入っていただければよいのですが。ぜひここでしか見ることのできない光景を見に前泊でお越しになってはいかがでしょうか」チェックポイントで参加車両たちを待つ関係者も語ってくれた。渋温泉の一部になっているようである。

  • 中込健太郎
  • 渋温泉の温泉街のいたるところにポスターが。街を挙げてのお祭りだ。朝、唯一の立ち寄り利用が可能な外湯「大湯」で会った神奈川県から来たという男性も、湯上りにしっかりミッレミリアを楽しんでいた。【撮影 中込健太郎】
  • 最初のブガッティがチェックポイントに到着すると、ギャラリーがどよめいた。【撮影 中込健太郎】
  • ミッレミリアには欠かせない人、と言ってもいいかもしれない伝説のドライバー、スターリング・モスも久しぶりに日本の道をベントレーでドライブ。【撮影 中込健太郎】
  • 石畳を進むクラシックカー。実に様になっている。【撮影 中込健太郎】
  • 洋の東西を問わない普遍的な様式美のようなものを感じる風景がそこにはあった。【撮影 中込健太郎】
  • カメラを一時もそらさない少女。こういうちょっとした体験がかけがえのないものになるに違いない。【撮影 中込健太郎】
  • とにかくミッレミリアの周りには笑顔が絶えない。こういう環境、そしてそれを目の当たりにできること。幸せなひと時。【撮影 中込健太郎】
  • 地元渋温泉で作られている渦巻きパン。参加者にチェックポイントでチェックを受ける際に差し入れとして手渡された。「おなかすいた!」と言っている参加者も。【撮影 中込健太郎】
  • ランチアアウレリア。このキャラクターは渋温泉にも実に合っていた。【撮影 中込健太郎】
  • 堺正章さんのマセラティ。フォルム、エグゾーストノートなどいたるところが男らしくセクシー、それがマセラティだ。【撮影 中込健太郎】
  • 沿道からの声援の中チェックポイントを出発する堺正章さん。【撮影 中込健太郎】
  • 頬にミッレミリアのマークをペイントした女性。楽しみ方も様々。こういう姿は見学している者も楽しくさせる。【撮影 中込健太郎】
  • エレガントと言えばジャガーも忘れることはできない。一瞬時が止まったような錯覚を覚えるから不思議だ。【撮影 中込健太郎】
  • タレントでレーシングチームを率いる近藤真彦さんは、モータースポーツシーンに欠かせない存在だ。チェックポイントに到着すると背後の旅館金具屋さんの勇壮な姿にたちまち目をつけ、寸暇を惜しむように写真を撮っていた。【撮影 中込健太郎】
  • マッチ!という呼びかけにもしっかり対応するサービス精神はいつ欠かさない。【撮影 中込健太郎】
  • シンプルながら、レーシングモデルに負けない存在感と上品なたたずまいのアウレリアB20。【撮影 中込健太郎】
  • クレイジーケンバンドの横山剣さんもクルマ好きとして有名。ファンからの呼びかけに応えるのみならず、わずかなチェックポイントでの時間にサインにも応じていた。【撮影 中込健太郎】
  • 大変貴重なマセラティ・ミストラルスパイダー。【撮影 中込健太郎】
  • 今回は比較的少なかったがフェラーリもみっレミリアには欠かせない役者の一人だ。【撮影 中込健太郎】
  • アルファロメオジュリエッタスパイダー。【撮影 中込健太郎】
  • アルファロメオジュリエッタSS。【撮影 中込健太郎】
  • クラシックカーの出迎え。ヨーロッパ車を和服で出迎えることがむしろ様になっている。もてなしとは、いつもそうするように何事にも対峙することがすべての基本だということを気づかされる。【撮影 中込健太郎】
  • 一見奇抜のようであるが、和との折り合いには言葉を失う。【撮影 中込健太郎】
  • コルベットにはさすがに少し狭かっただろうか。この臆することのない自由なデザイン、しかし極めて上品だ。【撮影 中込健太郎】
  • 時に一般車両が車列に混ざることも。閉鎖した場所でのデモンストレーションではないクラシックカーのレース。それがミッレミリア。こういう光景もミッレミリアならではだ。【撮影 中込健太郎】
  • 66号車ポルシェ356は途中トラブルに見舞われながらもなんとかチェックを受けた。ドライバーの浅岡亮太氏のように若年層にもクルマは確実に響いている。【撮影 中込健太郎】
goo 自動車&バイク:
トップ
中古車販売店
車買取
車検・整備
自動車保険
自動車カタログ
バイク
バイク買取
ニュース
試乗レポート
特集
まとめ