スズキ財団、プレスによる中空部材接合に関する研究などを助成

業界 レスポンス

スズキ財団は2月17日、全国の大学等研究機関から応募のあった助成申請に対して2016年度の科学技術研究助成、課題提案型研究助成として計38件、7800万円の助成を決定した。その他の助成とあわせ、2016年度の助成総額は9771万円となる。

今回の科学技術研究助成は、生産関連技術、環境・資源エネルギー関連技術、計測・制御・解析関連技術、材料関連技術、電気・電子・情報関連技術、人間工学・医療関連技術、ロボット関連技術の7つの研究分野を対象に公募。この結果、計36件の独創的、先進的な研究開発テーマへの助成を決定した。科学技術研究助成の総額は3981万円。

課題提案型研究助成では、プレスによって中空部材を接合する「プレスを用いたヘミングにより接合された高強度鋼中空軽量部材の開発」および、剛性と衝撃時の柔軟性を併せ持つ軽量な復元材料の創出を目的とした「有機超弾性によるスマートな擬弾性材料の開発」の2件に対し助成を行う。2016年度の新規決定の2件と2015年度決定3件の2年目分をあわせ総額3819万円を助成する。

また、同財団では研究成果の普及や研究の更なる充実・発展を図るため、国内外で行われるシンポジウム・フォーラムなどの開催費や海外の学会への渡航・宿泊費に対する助成、ブダペスト工科・経済大学など、海外からの研究留学者の受け入れ助成、財団ニュースの発行など広く活動を行っており、これらの今年度の助成総額は1971万円となる。

同財団は、スズキが創立60周年の記念事業として基金を寄託し、1980年3月に設立したもので、今回で37回目の研究助成となる。設立以来の助成内容は、総件数1516件、累計助成総額17億1660万円。また財団の2016年3月末現在の資産総額は約74億8867万円。

  • 纐纈敏也@DAYS
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