2016年7月8日 更新

愛車がリコール対象になったらどうする?対応期限は?

リコールとは自動車メーカーが国土交通大臣へ届け出を行い、製品の回収・修理を行う制度です。リコールの届け出があった場合には、プレスリリースとして発表されます。一般的に車がリコール対象となってしまった場合、どのような手続きが必要なのかご説明します。

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よく聞くリコールってそもそも何?

自分の愛車がリコール対象となったら慌てますよね。では、リコールとはどのようなものなのでしょうか。自動車ではレベルにより3つに分かれています。
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リコール

設計・製造過程に問題があったために、安全・環境基準に満たないか満たないおそれがあると各自動車メーカーが独自で判断した際に、国土交通大臣宛に事前に届け出を行い、自動車を回収し無料で修理する制度です。
国土交通省は以下のような対策を行います。
・不具合の情報収集などを行う
・各メーカーのリコール取り組み具合を調べる
・取り組み具合によって指導や監査を行う
・届け出内容が違っていたり問題がある場合は改善を指示
・メーカー自らがリコールを行わないで事故が多く起こっている場合は勧告と命令を行う

改善対策

設計・製造過程に問題があったために、道路運送車両の保安基準に不適合ではなくても放置できなくなるおそれがある状態の場合、必要な改善措置を行うことをいいます。

サービスキャンペーン

リコールや改善対策届出までも値しないような不具合がある場合、商品や品質の改善措置を行うことです。

過去にあったリコール例

タカタ製のエアバッグ

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近年世界的規模のリコールとして、一流メーカーであるタカタ製のエアバッグが爆発するという事故があり、大量リコールとなりました。

大量リコールの原因

・管理のずさんさでで製造されたインフレーター(エアバッグを膨らませるガス発生装置)の製品検査精度が悪いこと
・製品検査が悪く製造ミスの製品も出荷していた
・インフレーター製造後の検査や出荷時などの記録が完璧に出来てない
・どのメーカーにどのエアバッグが届いていて、どの車台に製造ミスのエアバッグ・爆発するインフレーターが取り付けられているいるかも分からない

タカタ製エアバッグのインフレーターの不具合を原因とした各社の対応

《マツダリコール対象》
ボンゴ・ボンゴ・ブローニイ・タイタン・アテンザ

《日産リコール対象》
バネット

《三菱リコール対象》
デリカ・パジェロ等
日本だけでなく海外メーカーもリコールを開始しましたが、その後に追加リコールが大量に出て、日本だけでも何百万台という規模になりました。アメリカ政府では追加で4000万台のリコールとなっています。アメリカ国内ではエアバッグの破裂により10名以上の死者が出ており、怪我人も多く出ています。国内においてもエアバッグ破裂による怪我などがおきており、世界規模では1億台以上のリコールが行われると予想されています。

GM(ゼネラルモータース)のリコール

2014年に発覚したGM(ゼネラルモータース)のリコールがあります。初めはシボレーのイグニッションスイッチ(エンジンをかける部分)の欠陥によりエアバッグが作動しないことによって70万台のリコールが行われましたが、それ以前からGM側ではこの欠陥を知っており、何名もの死者を出していました。その後様々な車種のイグニッションスイッチに関するリコールが発覚し、約650万台という大規模なリコールとなりました。その際にも死者が出ており、その後シートベルトやトランスミッションなどもリコール対象となり、約1500万台のリコールという結果となりました。

リコールはどうやって知るの?

では自分の車がリコールになった場合は、どのように知ることができるのでしょうか。自動車を購入した際の登録情報・車検証をもとにメーカー側からお知らせのはがきが来ます。リコールとなった時点で早急に送られることになっていますが、部品などの製造上の問題によって多少の時間のずれがある場合があります。車検証に間違いがない限りきちんとメーカー側から連絡がきますので、車検証の記載内容はチェックしていたほうがいいですね。

リコールに期限はあるの?

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リコールを知るのが遅くなってしまい、対象であった場合は修理などの期限が気になりますよね。ご安心下さい、リコール修理に期限はありません。また、リコールの情報に関しては発表から約10位は企業のホームページや車の専門ページなど各所においてお知らせが行われています。そして、リコールについてはディーラにおいて調べてもらえます。ディーラーで購入済みであればユーザーの登録情報があるため、お知らせをしてくれるようになっています。リコール情報は発表から10年程はホームページや機関誌等で告知していますが、それ以前のリコール情報もディーラーで調べられます。もしも、お知らせなどがない場合は、リコールが出ていないか調べて欲しいと依頼すればすぐに調べてくれます。何かあるかもしれない、もしかしたら、と思ったらディーラーに連絡してみるといいでしょう。

知っておくと便利! 国土交通省のリコール・不具合情報

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国土交通省には様々なページがありますが、リコールによる専門ページが設けてあります。最新情報だけでなく過去の情報なども調べられるようになっています。

自動車のリコール・不具合情報

国土交通省|自動車のリコール・不具合情報-クルマの異常を連ラクダ!

国土交通省の自動車、タイヤ、チャイルドシートに関するリコール情報、不具合情報のウェブサイトトップページです。リコールや不具合、車両火災や事故の情報が検索できます。そのほか、リコールについてよくあるご質問とその回答や、自動車を安全に使うための注意点も掲載していますのでご活用ください。

リコール情報検索

このページは、国土交通省自動車局審査・リコール課が運営する自動車のリコールや不具合の情報に関するページです。自動車不具合情報ホットラインに情報をお寄せ下さい。

自動車不具合情報ホットライン|自動車のリコール・不具合情報

このページは、国土交通省自動車局審査・リコール課による自動車不具合情報ホットラインのページです。自動車やタイヤ、チャイルドシートに通常では考えられない故障等が発生したときは、迅速かつ適切なリコールのために自動車不具合情報ホットラインまで情報をお寄せ下さい。

リコールについての知識

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リコールにならないに越したことはありません。また、経験することも少ないでしょう。その為リコールという言葉は知っていてもぼんやりとしたイメージしか浮かばないと思います。ですが、いつ自分の車がリコール対象となるのかはわかりません。ここに記述された事で、少しはリコールの内容や流れが分かるかと思われます。ぜひとも毎日安全に運転していきたいですね。

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