2016年6月28日 更新

BMW 118d発売 新世代クリーンディーゼルエンジンの魅力は?

BMWのCセグメント戦略車・1シリーズ。他Cセグメント車と異なり、室内スペースを犠牲にしてもFRレイアウトを貫くあたりが、BMWのボトムラインを担うハッチバックとなっています。その1シリーズにディーゼルエンジンの118dが追加されました。

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1シリーズに追加された118dのスペックとは?

1シリーズは、初代が2004年にデビュー、現行型へは2011年にバトンタッチされました。昨年LCI(マイナーチェンジ)を加えた直後、ガソリンエンジンの118iは、1.6Lの4気筒ターボから1.5Lの3気筒ターボへとエンジンを変更されました。そして今年追加されたのが、118dと呼ばれる2Lディーゼルターボです。
118dの出力は150PS。ガソリンエンジンの118iの136PSと1.6L4気筒ターボの120iの177PSの間に位置しますが、トルクは120iの25.5kgmを大きく上回る、32.6kgmもの大トルクとなります。それもそのはず、搭載されているN47D20は、上級クラスの320dや、523d、SUVのX3 20dに搭載されているエンジンと基本的には同じものだからです。また、最大トルクを日常的に使用する1500rpmから発生させることができるので、現在の水準からいけば、軽量、コンパクトと言える1シリーズのボディを軽々と動かしてくれます。このディーゼルエンジンには、同じBMW内のミニにも搭載されておりますが、ミニはFF、1シリーズはFRとしてすみ分けがされています。
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Dセグメントと118d

118dは、全長4340×全幅1765×全高1430mmと、ほとんどフォルクスワーゲンゴルフ6などと同じボディサイズです。車重はおよそ1500kg。しかし、そのコンポーネントの多くを先代(E90系)3シリーズから踏襲しています。そのため、サスペンションは、フロントこそストラットですが、リアは5リンク式となっていますし、トランスミッションも上級クラスと同じ、ZF製の8速トランスミッションとなります。つまりもともとお買い得感の強いモデルにディーゼルが加わることによって、さらに価格的な価値が高まったといえます。
実際に価格を比較してみても、前述のガソリンモデルの118iに21万円をプラスした365万円からディーゼルエンジンタイプが手に入るというお得っぷり。国内で手に入るこのクラスではアクセラがありますが、ディーゼルエンジン搭載のスポーツXDは約300万円。価格差の捉え方は人それぞれですが、アクセラにプラス65万円でBMWにアップグレードできると考えれば、十分お得な車ともいえるでしょう。
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経済的なディーゼルモデル

お財布にやさしいのは、車体価格だけではありません。高効率なエンジンとトランスミッション、アイドリングストップなど低燃費技術によって、JC08モード燃費は22.2km/Lとなっています。燃費は同クラスのガソリンエンジンと比較して2割増し、燃料費はハイオクガソリンと比較して約3割安ということを考えると、走る距離が多い人にはお得な選択肢と言えるでしょう。
特に、街中のストップ&ゴーを繰り返す場面でも、低回転から大きなトルクを生むディーゼルエンジンは、軽々と車速を乗せ、登坂路なども軽々登ってくれます。半面、100km/h巡行などの低負荷時は、アイドリング回転+α程度で淡々と走ることができるので、燃料費がかさばる遠出のドライブにも活躍しそうです。1度の給油で1000km近く走ることもできるので、給油の手間も省けます。高速道路で遠出する場合でも、この足の長さが活きてきますね。
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駆け抜ける喜び

走りは、BMWが最もこだわる部分の一つです。スペース効率を犠牲にしてもFRにしているのは、このためといっても過言ではありません。重量的にガソリンエンジンよりも重たくなるディーゼルエンジンですが、それを搭載しながらも前後重量配分は50:50に近づけています。低燃費でありながらもハイパワーなディーゼルエンジンは、0-100km/hを8.1秒で駆け抜けます。また、このクラスとしては長いホイールベースと短いオーバーハングが、走りに軽快感を与えてくれます。Dセグメント内唯一といっていいFR駆動、軽量、コンパクトなボディを手足のように自在に操る感覚は、このクラスがベストではないでしょうか。
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走りだけでなく装備も充実

もちろん装備面も充実していることも見逃せません。レーンディパーチャウォーニング、エマージェンシーブレーキなど、アクティブセーフティに加え、8.8インチのiDriveなどBMWらしく快適装備も備わっています。LEDヘッドライトもグレードによっては標準もしくは、オプションで装着可能です。装備、走行性能などからするとお得な車になると思います。
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フォルクスワーゲンゴルフなど競合の多いセグメントですが、ディーゼルエンジンと唯一のFRで輝きを増している118d。ガソリンモデルとの販売割合も気になるところですね。

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