2018年2月17日 更新

日本車ってダサい?近年の日本車のデザイン傾向と海外の車との違いに迫る!

最近の日本車のデザインには、憧れのドイツ車にも引けを取らない魅力があります。一昔前は日本車は海外の車と比べてどこかダサいと言われていた部分もありましたが、今は違うのです。デザインの傾向はどうなっているのか調べてみました。

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最近の日本車のデザインの傾向

日本の武器と呼ばれて国家規模で成長を後押しされてきた自動車業界。しかし、ここにきてそんな成長もひと段落してきた感があるかもしれません。韓国や中国の登場やEVシフト、自動運転技術の台頭など様々な面がありますが、それでもやはり日本の自動車は世界的に見ても高い評価を得ています。しかし一方、日本の自動車が世界に進出し、逆に世界の車が日本に流入してきたころから言われ続けていることがあります。それは「日本車のデザインはダサい」という事。これにはいったいどんな理由があるのでしょうか。
皆さん、日本の自動車メーカーと言って浮かぶのはだいたい「トヨタ」「日産」「ホンダ」だと思います。もちろん他にも「スバル」や「スズキ」などというメーカーもありますが、大手メーカーと言うとこの3社。ではこの3社それぞれで連想することと言えば?
車好きであれば、各メーカーで思い入れのある車種を思い浮かべるかもしれませんが、一般の人の中には各社のエンブレムを思いかべる人が比較的多いのではないでしょうか。
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エンブレムを思い浮かべた後に、各メーカー特有のデザインについてイメージできる人は、どれくらいいるでしょうか。そう、次の章で詳しくお話ししますが、国内メーカーの車のデザインを、ドイツの車のメーカーのようなそれぞれの特徴あるデザインと同じように思い浮かべられる人は少ないと思います。というのも、日本の自動車メーカーにはそういった、長い歴史の中で積み上げられてきたイメージという物が存在しないからです。
これは決して日本の自動車の歴史が浅いという事を言っているわけではありません。戦後から実直にモノづくりに取り組んできた日本の技術者たちが積み上げてきた安心や信頼感は確かに存在し、それは世界で活躍している日本車たちを見れば明らかでしょう。そうではなく、メーカーの名前を聞いて、あるいはエンブレムを隠した状態でその車を見た時に、一目でそれと分かるようなメーカー固有のデザインが無い、ということです。そしてこれこそが、「日本車がダサい」と言われ続けている原因の一端でもあります。
日本車のデザインとは時代に合わせて移り変わってきました。よく言えば「市場に合わせて」、悪く言えば「ブレて」きたのです。デザインに限らず何事も、一つのブレのない軸を基に進化していけばそれらは積み重なり、歴史となり、次第に洗練されていきます。しかし日本では時に応じて、そして車種に応じてデザインの軸を変えてきたために、洗練される機会を逃し続けてきました。
今の日本車のトレンドを見て見ましょう。「派手」「個性的」「威圧感」でほとんどの車の特徴を片付けることが出来てしまいます。そしてこのトレンドをけん引しているのが自動車大国・日本の先頭を走る巨大組織「トヨタ」なのです。昨今の奇抜さに走り個性を追い求めている姿勢は、かつてトヨタが「80点主義」「優等生」と揶揄されてきた反発ではないかと思うほど。そこにいわゆるマイルドヤンキーと呼ばれる少しヤンチャな人たちの市民権の獲得と個性を活かす社会のムーブメントが合わさり、アル・ヴェル兄弟のもはや凶悪と言っても差し支えないようなフロントフェイスやプリウスのように変にカッコよさだけを求めた中途半端なデザイン、シエンタの歌舞伎フェイスのような奇抜なデザインが生まれてきたのです。
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もっとも、これらの車は売れているのは確かなので、今の時代にマッチしているのは間違いないでしょう。しかしこうしたある種の節操なしの時代迎合主義は、次世代以降のデザインの成長を妨げてしまう弊害があるという事も確かです。

一方、外車は……

では外車におけるデザインとはどのような特徴があるのでしょうか。今回は数ある外車の中でも特に日本人がかねてから憧れてきた「ドイツ車」に絞って見てみようと思います。大排気量なアメ車(アメリカの車)やピーキーなスポーツカーのイメージがあるイタ車(イタリアの車)に比べて、日本の街並みにもすんなりと馴染み、嫌味になることなくそのステータスが感じられるという「ちょうど良さ」がドイツ車の人気の秘密です。
日本車と同様に、ドイツ御三家と呼ばれる「ベンツ」「BMW」「アウディ」に関してそれぞれ思い浮かべることを聞いてみた時、きっとエンブレムを思い浮かべる人と同じくらいその伝統的なデザインを思い浮かべる人がいるかと思います。ベンツのスリーポインティッドスターやBMWのキドニーグリル、アウディの大型グリルなど。これらはいわば各メーカーのアイコンとして機能しており、アイデンティティとなっています。
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またいい意味で保守的なデザインを好む、というのもドイツ車に全般的に言える特徴の1つです。モデルチェンジごとに大幅な改変は施さず、けれども時代に取り残されないように先進的なデザインを散りばめるクラシカルなセンスはやはり長年の伝統に基づいたメーカーだけが行えるところであり、こうした姿勢こそがドイツ車が洗練されていると感じる理由と言えるでしょう。
ただ最近では日本車メーカーでもこういったアイコンデザインを取り入れる動きが出始めました。現在「トヨタ」「日産」「ホンダ」では、海外や国内でそれぞれ「レクサス」「インフィニティ」「アキュラ」という高級ブランドを展開しています。これまでとは違い洗練されたドイツ車たちと価格の面でも正面切って張り合わなければならないという事もあり、レクサスのスピンドルグリルをはじめとする、一目でそれと分かるようなデザインをメーカー全体として取り入れる試みを始めています。また近年のマツダの躍進の陰には、全車共通のデザイン哲学「魂動デザイン」が欠かせないとされています。この哲学の導入によってメーカーの軸となる部分とアイデンティティが生まれ、欧州車にも引けを取らないほど洗練された雰囲気を持つ車が誕生したのです。
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本当の意味でカッコいい車とは

トレンドや奇抜さだけではない、長い伝統の裏付けられたデザインのカッコよさ。今回は中でも、ブレないかっこ良さを持ち、世界でも人気の高い3車種を最後にご紹介したいと思います。

メルセデスベンツCクラス

頑張れば手が届くという価格設定ながら、高い質感としなやかさを洗練されたボディデザインと流線形のサイドラインによって表現した、まさにドイツ車と言うべき一台。もちろんベンツの代名詞「スリーポインティッドスター」もフロントに搭載されていますよ!
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BMW 7シリーズ

ベンツSクラスと並ぶラグジュアリーカーの代表格。大型のキドニーグリルから醸し出される押し出し感とロングボディによって、落ち着きと躍動感を両立させた珠玉の一台です。「駆け抜ける歓び」を大事にするBMWらしさは、ショーファーカーとして利用される車であってもきちんと表現されています。
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マツダ ロードスター

魂動デザインを基に流麗な雰囲気を身にまとった、いい意味で日本車らしからぬ一台。ツーシーターのスポーツカーながら、フォーマルな場面にも似合いそうな格調高さまでをもまとわせたマツダのデザインフィロソフィーにはこれからも目が離せません。
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車のデザインと同じく、我々も車に負けずカッコよく生きたいものですね。まずは、そのためにも伝統のデザインを体感できる車を探し、カッコいい人生への第一歩を踏み出してみてはいかがですか?
(まゆきち)

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