2016年6月30日 更新

重要文化財に選ばれた日本の城7選

日本の城は江戸時代後期には200ほどの城が存在したと言われています。現在江戸時代以前に建てられた天守閣、いわゆる現存天守は12。そのうち7つが重要文化財に指定されています。今回は重要文化財の日本の城を紹介します。

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弘前城(青森県弘前市)

gettyimages (41322)
弘前城は、もともとは「高岡城」といい、弘前藩津軽氏の居城として1611年に完成した城です。前城の城郭が弘前公園として開放されています。築城当初の天守閣は5層でしたが1627年の火災で焼失し、1810年に現存の3層天守閣が建てられました。天守閣の他に、丑寅櫓・未申櫓・辰巳櫓の3隅の櫓と、追手門・東門、亀甲門(北門)・東内門・南内門の5つの門が現存しており、いずれも重要文化財に指定されています。2015年に、石垣の大修理のために天守閣をそのまま移動させる「曳屋」が行われ、天守閣は北西に77.62m移動しました。修理が終了するまでの約10年間はこの場所で公開されます。
■弘前城(弘前公園)
・アクセス:東北自動車道「大鰐弘前(おおわにひろさき)」ICより約25分
・住所:青森県弘前市下白銀町1
・駐車場:なし(近隣の駐車場を利用)
・URL:http://www.hirosakipark.jp/

丸岡城(福井県坂井市)

丸岡城 - Wikipedia (41355)

丸岡城は1576年に織田信長の命により柴田勝豊が築城した城です。別名霞ヶ城と呼ばれており、現在は天守閣のみが残っています。周辺は「霞ヶ城公園」として整備されています。丸岡城は、現存12天守のなかでは最も古い天守閣です。外観は2層ですが内部は3層になっている2層3階の望楼型天守で、最上階の望楼からは丸岡の街並みを見渡すことができます。また、石垣は「野づら積み」と呼ばれる古式のもので、すき間が多いため排水がよく、大雨に強いと言われています。
■丸岡城
・アクセス:北陸自動車道「丸岡」ICから約5分
・住所:福井県坂井市丸岡町霞町1-59
・URL:http://kanko-sakai.com/110_special/maruokajo.php

備中松山城(岡山県高梁市)

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備中松山城は、標高480mの臥牛(がぎゅう)山の山頂にそびえる山城で、現存12天守のなかでは、標高が最も高い場所に位置しています。鎌倉時代に築かれた砦を起源としており、現在の天守は1683年に建てられました。天守閣は2層2階で、黒の腰板に白の漆喰の壁のコントラストの美しい城です。周辺は秋から春にかけての早朝に雲海が現れることが多く、兵庫県の竹田城とともに「天空の城」としても知られています。
■備中松山城
・アクセス:岡山自動車道「賀陽」ICから約20分
 ※車の乗り入れはふいご峠駐車場まで。ふいご峠駐車場から天守までは徒歩20分。
・住所:岡山県高梁市内山下1
・駐車場:ふいご峠(14台)城見橋公園(110台)
 ※城見橋公園~ふいご峠までは土日祝のみシャトルバス運行
・URL:http://www.city.takahashi.okayama.jp/soshiki/9/shiro4240131.html

丸亀城(香川県丸亀市)

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丸亀城は、標高66mの亀山を利用して築かれた平山城で、別名「亀山城」と呼ばれています。室町時代初期に亀山に砦が築かれたことが始まりで、1602年に城郭が完成しました。1615年の江戸幕府による一国一城令により解体の危機に陥りましたが、城を樹木で隠して守ったとされています。現存する天守は1660年に築かれたものです。天守の他、大手一の門と大手二の門が、国の重要文化財に指定されています。また、石垣の高さは約60mで日本一の高さを誇り、「扇の勾配」と称される美しい形状で知られています。
■丸亀城
・アクセス:高松自動車道「坂出」・「善通寺」ICから約15分。
・住所:香川県丸亀市一番丁
・駐車場:あり
・URL:http://www.city.marugame.kagawa.jp/sightseeing/spot/marugamejo/index.html

松山城(愛媛県松山市)

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松山城は、松山市の中心部にそびえる標高132mの勝山の山頂に建築された連立式天守の平山城です。その城郭は桃山文化の象徴と言われ、「日本で最後の完全な城郭建築」と称えられています。天守の他、櫓・門・塀など21棟が築城当時の姿のまま現存しており、重要文化財に指定されています。なかでも、国内で唯一現存している望楼型二重櫓の「野原櫓」や松山城と彦根城でしか確認されていない「登り石垣」など貴重な文化財として知られています。
■松山城
・アクセス:市内電車「大街道」から徒歩5分
・住所:愛媛県松山市丸の内
・駐車場:あり
・URL:http://www.matsuyamajo.jp/

宇和島城(愛媛県宇和島市)

宇和島城天守 | Flickr - Photo Sharing! (41425)

鎌倉時代に建てられた小さな城をもとに、築城の名手と言われた藤堂高虎が築いた5角形の城郭で、天守は1601年に建てられました。当時の宇和島湾はリアス式海岸で、入り組んだ地形を巧みに活かし、敵に四角形の平城と錯覚させる形の城郭でした。現存する天守は1665年に完成した3重3階の総塗籠式(そうぬりごめしき)の層塔型(そうとうがた)です。城山は300年以上火災に遭っていないために400種類以上の植物が生い茂っていて、苔むした石垣や石段が遺跡のような幽玄の雰囲気を作り出しています。
■宇和島城
・アクセス:宇和島道路「宇和島朝日」ICから約1km
・住所:愛媛県宇和島市丸之内1
・駐車場:あり
・URL:http://www.city.uwajima.ehime.jp/site/uwajima-jo/

高知城(高知県高知市)

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高知市のほぼ中央に位置する標高44.4mの大高坂山に築かれた平山です。1601年に土佐藩の初代藩主・山内一豊によって築城が開始され、1611年に城郭がほぼ完成しました。その後、火災によって消失し、現存する天守は1749年に再建されたものです。外観は4層5階で内部は3層6階の天守をはじめ、御殿・追手門・矢狭間塀など15の建造物が現存しており、すべて重要文化財に指定されています。なかでも、本丸御殿は日本で唯一建物すべてが完全な形で残っている貴重な城です。
■高知城
・アクセス:高知自動車道「高知」ICから約15分
・住所:高知市丸ノ内1-2-1
・駐車場:あり
・URL:http://kochipark.jp/kochijyo/
国の重要文化財に指定されている現存天守を有する7城をご紹介しました。7城に加え、国宝に指定されている松本城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城の5城の合わせて12城が現存天守です。こちらもぜひ訪れてみるとよいでしょう。

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goo自動車&バイク編集部 | 6,052 views

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