2017年7月9日 更新

水没車は修理・復活できる? 水没時の対処法

台風や洪水によって冠水してしまった車を水没車といいます。もしも愛車が水没したらどうすればいいのでしょうか。また、エンジンは修理で復活できるのか、修理できる程度の見極め方や、対処の仕方をご紹介します。

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まさかの水没!そんなときあなたならどうする?

日本は四季があり、自然に恵まれた美しい国です。しかし、同時に自然災害の懸念もあります。その中でも河川の氾濫は車の大敵。特に6月〜9月は、大雨や台風等による水害が多く、車が冠水してしまうこともあります。また近年は、地球規模での自然環境の変化により、ゲリラ豪雨や超大型台風が多発。水害による被害は他人事とは言えません。自分だけは大丈夫と、日頃から冠水の被害等を想像している人はあまり多くないかもしれません。しかしその状態で、いざそうした災害に直面した時に、どうしておけばよかったのか知っておくことは非常に重要です。大切な車を水没させないようにするには、どのようなことに気をつけておけばよいのでしょうか。
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大雨や台風等、水没の可能性がある時は、車をできるだけ高い場所に停めることが基本です。自宅から離れた場所(24時間の立体駐車場など)に避難させるのもよいでしょう。また、ブロック等をジャッキアップして、タイヤの下にかませておくのも手です。なぜなら、一般的に車は、ドアの下端までの冠水であれば走行可能と言われているからです。
次に、もし車が水没被害に遭ってしまった時は、次のことをすぐに実行して下さい。

1、レッカー車を呼ぶ

冠水・水没して車が動かなくなった時は、レッカー業者に依頼して運搬してもらう必要があります。原則としてレッカー費用は自己負担となりますが、JAFに加入していれば15kmまで無料となる上、加入している自動車保険で移動費が安くなる場合もあります。

2、整備工場へ持って行く

動く、動かないを問わず、修理工場やディーラーへ持って行きましょう。車は水没後5日程経ってしまうと、雑菌が繁殖した結果、不快なニオイが車内に充満したり、サビが進んでエンジンがかからなくなったりしてしまいます。放置時間が長ければ長くなる程、損害が大きくなっていくケースもあるので、できるだけ早く対応するべきです。最悪なのは、決断を先延ばしにすること。早い決断は被害拡大を抑えるだけではなく、修理費用も最小限に抑えることができます。

3、「修理する」「修理しない」を相談・決断する

とにかく大事なことは、その後の決断を早くすること。ディーラー等との相談内容は、修理費用はいくらかかるのか、壊れている部分だけを直した場合の修理費用はどれくらいか、今後壊れる可能性のある部分まで交換した場合の修理費用はどれくらいか、買い替える場合の資金やローン関連の問題等です。
いずれにしても、万が一水没してしまったら、早め早めの行動が命運を分ける、と言ってもよいので、日頃からいざという時に備えて、心構えをしておきましょう。

水没した車は修理・復活が可能?

もし、自分の車が水没してしまったら?大切な愛車ですから、何とか修理して、これからも乗り続けたいと思うのが普通ですよね。修理する場合、修理工場に持って行き修理を依頼することになりますが、まず、被害の程度が修理して乗ることができるレベルかどうか、が問題になります。たとえ修理ができたとしても、エンジンから異音がしたり、車内のニオイが酷くなるといった問題が出てくることもあります。場合によっては、買い替えるほうが、費用を抑えることができるケースもあるのです。
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修理で対応できるかどうかは、「どこまで水に浸かってしまったか」が需要です。雨が降った後の水溜りを走っても大丈夫なように、タイヤが浸かる程度なら、ほとんど問題はありません。一般的に、マフラーの排気口、バンパーの下面付近まで浸水すると、車に何らかの影響が出ると言われています。とくに、最近の車は電子制御されているので、一昔前の電子制御されていない車に比べると水の害にはとても弱いのです。実際に修理をするか、買い替えるかを判断するには、次の4つの基準で検討してみるとよいと思います。

1、水没した車の年数

多額の費用をかけて修理し、乗り続ける価値があるのかどうかを考えましょう。もし、発売から5年以内であれば、修理するかどうかを保険会社と相談しながら、検討してもよいと思いますが、7年以上の車だと、市場価値があまりないので、お金をかけて修理するメリットが少なくなります。

2、修理費用

大体の目安ですが、シートの下まで水に浸かった場合は、約25万円〜、シートの上まで浸かった場合は約50万円〜と考えておくとよいでしょう。場合によっては、電気系統の部品交換やギアを変える装置のトランスミッションの交換が必要になることもあり、その場合は100万円以上と高額になることが多いです。まず修理工場に持ち込み、見積もりを出してもらいましょう。その上で、保険会社がカバーできる修理代と併せて、考慮・判断するとよいでしょう。

3、保険会社がカバーできる金額

加入している車両保険の保証内容を確認します。修理費用を全額保険でカバーできない時は、手放すことも考慮したほうがよいかもしれません。保証内容をよくチェックし、保険会社と相談してください。

4、修理後のトラブル、安全性に問題はないか

水没した車は完全に元に戻すことはできないので、修理後のトラブルも考慮したいところです。とくに電気系統のトラブルは事故にもつながりかねないので、注意が必要です。様々なリスクも考えられるので、信頼できる修理工場でプロに見てもらうことが大切です。

まとめ

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大雨、大型台風、ゲリラ豪雨…都市部に住んでいたとしても、どんな自然災害に見舞われるかわからない時代です。水没の危険性はゼロではありません。だからこそ、今できることはやっておくことが大切です。万が一、愛車が水没してしまった時に慌てないために、まず加入している自動車保険の保証内容はチェックしておきましょう。次に、ゲリラ豪雨や台風など、急に水かさが増える時に冠水しやすい場所を日頃からチェックしておくことも重要です。
冠水した車は修理で済ませるにしろ、安全を第一に定期的なメンテナンスを怠らないことも必要です。そして水没した車の修理を諦めた時は、できれば売らずに廃車にしてください。水没車と知らずに購入し、リスクを負う人が出ないようにする配慮も大事ですよ。
(マジョリティ)

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