2016年6月16日 更新

富士重工業が「スバル」に社名変更!その狙いと背景に迫る

これまでSUBARUブランドとして、LEGACY(レガシー)やIMPREZA(インプレッサ)など数々の車を発売してきた富士重工業株式会社。今後は、富士重工業ではなく、ブランド名でもあるSUBARUに社名が統一されることになります。メーカー側の狙いはどこにあるのでしょうか。

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富士重工業がSUBARUに社名変更!

2016年5月12日の臨時の取締役会にて、2017年の4月1日から現行の「富士重工業株式会社」から「株式会社SUBARU」に社名が変更されることが決まりました。これは、同年の6月28に開催が予定されている株主総会にて、定款変更の承認が無事行われることを前提としたものです。また、英語表記に関しても、「SUBARU CORPORATION」という表記に変更されることになります。社名変更については、単に社名を変えるというだけでなく、創業100周年を記念してという理由もあります。
gettyimages (49015)

そもそも富士重工業とはどのような会社?

現在SUBARUブランドを中心に親しまれている富士重工業。創業100周年の間に、どのような功績を残してきたのでしょうか。富士重工業のもとをたどれば、1917年に旧海軍の軍人だった中村知久平氏が飛行機研究所を設立したことがはじまりとなります。その後1945年に飛行業から民需産業への転換を図るために富士産業株式会社へ、その後1950年に富士工業株式会社、富士自動車工業と12の会社に分裂しました。そして、富士重工業株式会社となったのは、1953年のこと。富士工業株式会社などが出資を行い設立されました。
富士重工業は、よく知られている自動車のSUBARUブランドを中心に、前身であった航空宇宙や産業機器の分野でも事業を行っています。自動車産業において、SUBARUの前身でとなったのは、スバル360。レトロな雰囲気の小型のクーペでした。2016年現在では、小型自動車からスタートしたSUBARUも日本だけでなく、世界90ヶ国以上に展開されるようになり、グローバルな企業として知られています。
File:360Commercial.jpg - Wikimedia Commons (47176)

SUBARUブランドの車と言えば…

SUBARUのブランドと言えば、SUVタイプのフォレスター、セダンタイプのインプレッサ、レガシー、レヴォーグのほか、軽自動車ではステラやプレオなども展開しています。一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。SUBARUの魅力と言えば、ずばり4輪駆動ながらも他社よりもより低燃費を実現しているということ。また、角度で変わる高いデザイン性も魅力のひとつとしてあげられます。
フォレスター 2.0i-L(スバル)2016年1月モデルのカタログ[10102733] | goo自動車&バイク (47178)

SUBARU社名変更の背景

2017年における富士重工業からSUBARUへの社名変更の狙いは、よりグルーバルな企業としての展開を図るということが背景としてあります。実際に、自動車ブランドとしてのSUBARUのイメージが強いために、富士重工業という名前よりも、SUBARUが先行している形となっていることも事実です。自動車ブランドとしてのより大きな浸透、世界的にもより認知度を高くしていくという理由が、今回の社名変更にはあらわれているのではないでしょうか。また、富士重工業は自動車事業だけでなく、航空宇宙業も手掛けている会社です。今回の社名変更によって、より自動車事業に特化した富士重工業の挑戦が見て取れます。
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SUBARUへの変更で今後どうなる?

今や世界レベルで見ると、「富士重工業」よりも「SUBARU」という名前が先行してしまっている状況です。社名変更によって大きな変化があるとは言えませんが、少なくとも認知度や分かりやすさという点においては将来的なメリットが予想されます。また、社名の変更は業種によっては、多額の資金を要するものです。富士重工業では不安を払しょくするかのように自社株を買う方針も明らかにしていますが、変更後数年がまた正念場となるのではないでしょうか。
All sizes | Subaru Outback | Flickr - Photo Sharing! (47227)

100周年である2017年3月には100万台の売り上げを予想しているSUBARU。ついに2017年の4月1日付で、社名変更する旨を発表しましたが、社名変更後のSUBARUの動きや周囲の反応が見逃せません。

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