2019年2月11日 更新

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

「キャスト」はダイハツから販売されている軽トールワゴンで、個性の異なる3タイプから選べる点が人気です。今回はその3タイプの中でもスポーツ仕様の「キャストスポーツ」の中古価格の相場や年式ごとの特徴や燃費をまとめてみました。これからキャストスポーツの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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キャストスポーツ

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

キャストは2015年8月にダイハツから発売された軽トールワゴンです。
軽トールワゴンとは車高が高めの軽自動車という意味です。

キャストは共通の車体と内部性能を用いて、3種類のバリエーションをもたせて発売された点に特色がありました。
その3車種はスタンダードなつくりの「スタイル」、オフロード性能を持たせた「アクティバ」、スポーツ仕様の「スポーツ」です。

名前の由来は「役者」を意味する英単語から来ており、その名の通り日常というドラマの中で活躍できるよう願いがこめられています。
それぞれのユーザーの中でキャストは優れた役を演じてくれるでしょう。

ダイハツが販売していたベストセラー車種として「ムーヴ」がありますが、キャストはムーヴに連なる新たなカーブランドとして立ち上げられました。
ムーヴには「Dモノコック」、「Dサスペンション」、「Dアシスト」といった独自開発の技術が使われており、これらの技術はキャストにも流用されています。

そのためボディの剛性や軽量性、 サスペンションの安定性や振動吸収性は高く保たれているばかりか、Dアシストの働きによって加速力を一時的に増すことも可能です。
これらの新技術はキャストに高い性能をもたらし、キャストはユーザーからの人気が高い車となりました。

ムーヴから移植された技術の他にも、キャストではステアリングにゴム材を使用して振動吸収性を高めたり、ボディの空隙を減らして防音効果を高め走行時の静粛性を高くするなどの工夫が施されています。
乗りやすさを追求するダイハツの丁寧な姿勢がよくわかります。
キャストスポーツはキャストの中でもスポーティな仕上がりを持たせて作られたモデルで、キャストの他のモデルと比較するとターボ機構や専用サスペンションが追加されているという違いがあります。

また、よりスポーティな味わいが感じられるよう内装も専用のものになっており、キャストスタイルで使われている15インチタイヤがキャストスポーツでは16インチタイヤに換装されています。

これらの専用装備によって、キャストスポーツは軽自動車でありながらスムースな走り味を実現できました。直列3気筒DOHCターボエンジンは吹け上がりも良く、アクセルを踏みこんだ分だけ力強い加速を見せてくれます。
ステアリング性能もキャストの他のモデルよりも強化されているため、安定感のある走りができます。

さらに、専用のサスペンションによって走行時の振動も吸収できるため、ドライブ中は快適そのものです。
ただ惜しいことに、車高が高いため重心も高めになっていることが難点として挙げられます。
人によってはカーブ時などに発生する多少のふらつきが気になるかもしれません。

キャストスポーツの大きな魅力の1つとして、そのエクステリアデザインがあります。
キャストスポーツではレットピンストライプのついたエアロバンパーやフロント部分の専用エンブレム、軽快さを感じさせる風車模様のアルミホイール、フロントLEDイルミネーションランプなどカーユーザーの心を刺激するパーツが使われています。

ボディカラーがモノトーンを基調としているためにこれらの豪華なパーツがアクセントとなっており、車としてのかっこよさを作り出しています。また、レトロな味わいのある車体も手伝って、上品なイメージを感じ取れるでしょう。

インテリアデザインも素晴らしく、ブラックのレザーシートに赤のステッチがほどこされており、渋さを出しています。
さらに、ダッシュボードの一部は赤色が使われており、ブラックの中で存在感を主張します。
この場合、黒一色では雰囲気が重くなりすぎ、かといって赤色が多いと嫌味です。
黒と赤をかっこよく使うデザイン技法は見事と言うほかありません。
キャストは安全性にも高い注意が払われており、 ダイハツ独自の予防安全システムである「スマートアシストⅡ」を搭載(2017年10月以降はスマートアシストⅢに改良)しています。
スマートアシストⅡは「衝突回避ブレーキ機能」、「誤発進抑制制御機能」、「先行車発進お知らせ機能」、「衝突警報機能」、「車線逸脱警報機能」といった機能から構成されており、ドライバーを事故から守る上で大きな役目を果たしてくれます。
当然ながら、予防安全システムはキャストスポーツにも搭載されているため、より快適なドライブを楽しめます。


キャストスポーツのスペックは以下の通りです。

全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,600mm(シルバールーフレール装着時は1,610mm)
ホイールベース:2,455mm
トレッド前:1,305mm
トレッド後:1,295mm(FF車)、1,265mm(4WD車)
最低地上高:150mm
車両重量:850kg(FF車)、900kg(4WD車)
乗車定員:4名

燃料消費率:24.8km/L(FF車)、24.6km/L(4WD車)
最小回転半径:4.7m

エンジン:水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
総排気量:658cc
最高出力:47 [64] kW[PS] / 6,400rpm
最大トルク:92 [9.4] N・m[kg・m]/ 3,200rpm
駆動方式:FF、フルタイム4WD
トランスミッション方式:オートマチック(CVT)

キャストアクティバ

キャストアクティバはオフロード性能を持たせて作られており、SUV風味のエクステリアが特徴的です。
その他のモデルと大きく違う点は、足回りに改良が加えられている点、そして地上高を30mm高くしてある点です。

特筆すべきが足回りのアクティバ専用装備で、タイヤが滑って空転した時にもトルクを調整して操作しやすくしてくれる「グリップサポート制御」機能、下り坂でも速度を一定に保ってくれる「DAC制御」機能が装備されています。

これらの機能によってアクティバは悪路走破性が高められており、4WD車を選択すればある程度路面状況の悪い所も難なく進めるでしょう。
インテリアも黒を基調に整えられており、ワイルドな風味がおしゃれです。

キャストスタイル

キャストスタイルは3種類のモデルの中では、性能的にはスタンダードなものになっています。機能面では特徴的な部分は特に無く、ボディカラーやエクステリアデザイン、インテリアデザインなど外見上の違いがあるだけです。

新車価格と燃費はアクティバと同じなので、走行性能を取るならアクティバを選んでも良いでしょう。ただ、アクティバのボディカラーは明るい色が多いため、シックなボディカラーが好きならスタイルをおすすめします。

なお、スタイルとアクティバにはグレードが設けられていますが、基本性能の違いはありません。さらに言えば、両モデルをベースとした特別仕様車も装備品だけが異なっており、走行性能などに違いはありません。

初代キャストスポーツ LA200S系(2015年~)

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

2015年8月にキャストが発売された2ヶ月後、キャストスポーツが同年10月に発売されました。ここまでにも述べた通り、キャストスポーツはキャストをスポーツ仕様にカスタマイズしたモデルで、発売の知らせはカーユーザーに歓迎されました。

それというのも、キャストスポーツはダイハツが過去にリリースしたスーパーカー「コペン」のサスペンション技術や軽自動車「ムーヴ」のノウハウが活かされていることがわかっていたからです。

ダイハツが過去に販売していた名車の進化形として、キャストスポーツは歓迎されたのでした。なお、前述の2車種とキャストスポーツはよく比較され、特にコペンは似たサスペンション技術が使われていることもあり比べられる機会も多いです。

人によっては、キャストスポーツを「4人乗り」になったコペンと例える人もいます。
ユーザーの間ではマニュアル形式のトランスミッション方式を希望する声も大きかったようですが、発売時のモデルはオートマチック車のみです。
また、今のところキャストスポーツのマニュアル車が販売される予定はありません。

初代キャストスポーツの燃費はFF車で24.8km/L、4WD車で24.6km/L(JC08モード)です。
ターボ搭載した軽自動車としては悪くない燃費ではないでしょうか。

二代目キャストスポーツ SAII(2016年6月~)

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

キャストスポーツは2016年6月に改良が行われました。
この時に改良されたキャストスポーツが2代目と呼ばれることもあります。
主な変更点としては、ボディカラーの変更、ならびに地上高の変更が挙げられます。

具体的に述べると、それまでキャストスポーツに設定されていた「トニコオレンジメタリック」と「フレッシュグリーンメタリック」の色が廃止され、4WDモデルの地上高が150mmに設定されました。

また、助手席シートヒーターもこの時に追加されています。さらに、 2017年10月には再び改良が行われます。この時の改良では、スマートアシストⅢが新しく搭載された点が最も大きな変更点でした。

スマートアシストⅢとⅡの大きな違いは、まず検知方法が異なっています。
Ⅱではレーダーレーザーと単眼カメラで対象物の認識をしていましたが、Ⅲではステレオカメラが代わりの役目を果たしています。

機能面では、衝突回避支援ブレーキ機能の作動車速が50km/h以下から80km/h以下に向上し、さらに新しく歩行者を検知できるようになりました(対歩行者は50km/h以下で作動)。
また、オートハイビーム機能が新しく実装されました。

オートハイビーム機能とは前方の明るさを検知して自動的にロービームとハイビームを切り替えてくれる機能で、車速が25km/h時にのみ作動します。
外観の変更も行われ、ボディカラーでは「ブライトシルバーメタリック」が新しく追加されました。内装では計器の針や目盛り部分の表示が赤色になるなどレイアウトの変更が行われています。

その他、座面の高さを調整する「運転席シートリフター」やステアリングの傾斜角度を変更できる「チルトステアリング」、そのほか純正ナビ装着用アップグレードパックなどの装備がこの時に新しく追加されています。

なお、2代目キャストスポーツの走行性能などは初代と変化しておらず、したがって燃費の変化もありません。
初代も合わせてのキャストスポーツの中古車価格は95万円~169.8万円です。価格はスマートアシストⅢの搭載が決め手になっており、だいたい130万円以上からがスマートアシストⅢ搭載車の価格になります。2016年6月の改良前後ではあまり値段の違いはありません。

キャストスポーツの新車価格はFF車で164.7万円(税込)、4WD車で1,771,200円(税込)であり、スマートアシストの形式にこだわらなければかなりお得な値段で買えるでしょう。

なお、新車ではボディカラーの「パール&ホワイトⅢ」、またはデザインフィルムトップ(ルーフの色をボディカラーと違った色にする塗装) の「カーボン調/ブラック」を選択すると21,600円(税込)かかります。中古車価格でも該当する色の車は多少値段が高くなっている可能性があります。

グレードは?

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

スタイルやアクティバにはグレードが用意されていますが、キャストスポーツには単一のグレードしか存在しません。

さらに、特別仕様車もスタイルやアクティバをベースとするものだけで、スポーツを原型としたものはありません。

キャストスポーツの購入時には2WD車か4WD車の選択しか考える必要はありません。
用途に合わせて好きな方を選びましょう。

まとめ

ダイハツの人気車「キャストスポーツ」の特徴や中古価格は?

洗練させたフォルムと高いパワーを持つキャストスポーツは軽自動車らしくない走りを見せる車です。小さくてもよく走る車が欲しいなら、ぜひ選択肢に入れてください。

キャストスポーツはスポーツカーであるコペンの技術も組み込まれており、軽自動車の枠に収まらない高級感あるドライブが楽しめるでしょう。

軽自動車ゆえの手軽さを生かして近くを走るもよし、スポーティな走り味を活かした遠乗りもよし、様々な楽しさを味わえます。

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