2018年12月18日 更新

3気筒バイクの今と昔。最新バイクとチェック必須の旧車3選!

実はここ数年、ジワジワと人気が上昇している3気筒バイク。この記事では、3気筒バイクの特徴、ヤマハから発売されている今どき3気筒「NIKEN」・「XSR900」の注目ポイント等を紹介すると共に、3気筒といえばこのバイク!という3台の旧車の中古車情報等をお届けします。

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数が少ない3気筒バイクの特徴とメリットは?

気筒数とは、バイクのエンジン内で燃料を爆発させる「シリンダー」という部品の数を指します。

バイクの動力は、エンジン内でガソリンや軽油などの燃料を爆発させ、シリンダーを通して伝えられます。

エンジンのパワーを上げるには、大きなシリンダーを取り付ければ良いのですが、シリンダーが大きすぎると、今度は回転数(スピード)、燃焼の効率、強度などの問題が生じるため、取り付けられるシリンダーの大きさには限界があります。

そこでバイクのエンジンのパワーを上げる場合は、シリンダーの数を増やすという方法が取られています。このことから、シリンダーの数が多いほど爆発力が高く、エンジンのパワーが増します。
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XSR900

3気筒エンジンの特徴

この項では、今回の記事で取り上げる3気筒エンジンの特徴をご紹介します。
3気筒エンジンとは、気筒が3つあるエンジンのことです。

気筒の並び方は、並列かV字型となっています。ほとんどの3気筒バイクでは、並列型が採用されています。並び方による性能差はほとんどないと言われています。

3気筒エンジンを持つバイクは、単気筒、2気筒、4気筒と比べると車種が限られます。
回転速度で比較すると、2気筒よりは高回転、4気筒よりは低回転で、2種類の中間的なポジションと言えるでしょう。

3気筒の長所はエンジンパワーに対して低燃費であること、車種が少ないため個性的ということが挙げられます。しかし、車種が少ないということは、裏を返せば部品在庫などの関係でメンテナンスがしにくいとも言えます。

今のところ、3気筒エンジンの車種は少数派ですが、最近YAMAHAのMT-09などに採用されたこともあり、今後は3気筒のバイクも徐々に数が増えるかもしれません。

いまどきバイクの3気筒

それほど多くない3気筒バイクですが、2013年ごろから3気筒の車種を販売するメーカーも増えてきました。
パワーの割に燃費が良い点や、メーカー側のコスト面で注目されているようです。
また、YAMAHAのXSRシリーズのように、レトロな部分も残しつつ最新技術を搭載した「ネオレトロ」という特徴を持った車種も登場しています。

ここでは、最近発売された3気筒の車種の中から、「YAMAHA NIKEN(ナイケン)」と、「YAMAHA XSR900」について紹介します。

YAMAHA 「NIKEN(ナイケン)」が人気!

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2018年の9月に発売されたばかりなのが、ヤマハの「NIKEN (ナイケン)」です。

「走る」「曲がる」「止まる」において隙のない造りになっています。その強みはNIKENのフロント2輪LMW(リーニング・マルチ・ホイール)によるところが大きいです。

前輪のどちらかが路面をしっかり捉えていれば、滑りやすい路面でも転倒する危険性が減ります。また、不意の横風を受けても安定感がありふらつきにくいです。
さらに、NIKENに導入された新技術「LMWアッカーマン・ジオメトリ」と前輪2輪のグリップ力の高さから滑らかで自然な旋回操作を実現。

ブレーキも少し握るだけでしっかりかかり、直進で強力なブレーキをかけても安定して止まれます。

このように「走る」「止まる」が安定していて、なおかつ「曲がる」が自然で滑らかにできるのがNIKENの魅力です。
車種名 ヤマハ NIKEN
型式 水冷4ストローク・並列3気筒DOHC・4バルブ
メーカー希望小売価格 1,650,000円(税込)
全長×全幅×全高 2150×885×1250mm
車両重量 263kg
総排気量 845cc
定地燃費 26.2km/L(定地走行 60km/h)

YAMAHA XSR900も

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2016年4月日本国内向けの仕様で発売されたYAMAHA XSR900は、コンセプトを「The Performance Retro-ster!」とし、レトロ感と新しさを兼ね備えた注目のバイクとして、バイク好きの心をつかんでいます。

TCS(トラクションコントロールシステム)と「YAMAHA D-MODE」を搭載し、モードの切り替え&なめらかな走りを実現できることも魅力です。

YAMAHA XSR900は、バイク好きが求める爽快感を体現できていることが魅力で、市街地での走りでもその爽快感を存分に味わうことができます。
またA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを採用し、レバーの操作過重が軽減されています。

レトロ感のある細やかなデザイン性、現代的な走り、安定したコーナリングと大型バイク初心者でも楽しめる要素がいっぱい詰まっています。
車種名 ヤマハ XSR900
型式 水冷4ストローク・並列3気筒DOHC・4バルブ
メーカー希望小売価格 965,000円(税込)
全長×全幅×全高 2075×815×1140mm
車両重量 195kg
総排気量 845cc
定地燃費 29.4km/L(定地走行 60km/h)

いやいや…3気筒のバイクといえば…

「3気筒特集なのに何故あのバイクが出てこない・・・!?」という主張が聞こえてきそうなので、長年愛されている3気筒車種もいくつかご紹介します。

これから中古で往年の3気筒バイクの購入を考えている方は必見です。

KAWASAKI SSシリーズ

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マッハⅢ500SS(H1)
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750SS(H2)
カワサキは、1968年に最速バイクを目指し北米でマッハⅢ500SS(H1)を発売しました。

排気量498ccの空冷2ストローク3気筒エンジンを搭載し、高回転域で一気に吹き上がるエンジン特性と、他車より卓越した最高速・加速性能で大ヒットになりました。

その後、250SSマッハⅠを筆頭に次々と排気量の異なるモデルが登場し、空冷2ストローク3気筒エンジンをすべてに搭載したマッハシリーズは、1970年代のカワサキを代表するスポーツバイクとなったのです。

1969年9月発売の500SSから約1年半後、マッハシリーズ第二のモデルとして350SSが登場しました。350SSの先代モデルはエンジン気筒数を増やし、さらに高出力を実現しました。

500SSに比べ、エンジンの排気量以外にもフレームが小さくなり、車体全体がサイズダウンした事により500SSに比べマイルドで乗りやすくなり、最高出力45馬力を発揮し、350ccクラスでは最もパワフルでした。

500SS譲りの高回転で荒々しい加速をするパワフルなバイクに。その後、1973年にマイナーチェンジが行われ、フロントブレーキをドラムからディスクに変更しています。

KAWASAKI KH250~400

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KH250
1975年にKAWASAKI SSが販売終了となった後、排気量を400ccまでアップさせた後継モデルとしてKH400が登場しました。

KHシリーズは、決して乗りやすいバイクというわけではありませんが、加速のしやすさやエンジン音等、現代のバイクでは決して味わえない乗り味があります。

そして、細身の車体にバイアスタイヤという見た目が醸し出す空気感は、カワサキのこだわりや想いを体全体で感じることができるでしょう。

そんな魅力あふれるバイクは、是非当時を知らない方にも乗ってもらいたいところですが、残念ながら現在は状態の良いKH250を見つけるのは至難の業。さらに、車検のない250㏄の場合、エンジンの排気量を上げられていたり、エンジン自体が変えられてしまっていることも多く、ここまで状態の良いノーマル車はめったにお目に掛かれません。

SUZUKI GT380

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スズキGT380は、KAWASAKI350SSやヤマハRD350などの強力なライバル車が存在する中で、スズキ独自の技術を結集して作られた当時の最先端マシンで1972年に販売されました。

その時代、350ccが主流のミドルクラスバイクに、スズキはあえて380ccスケールで勝負に出ました。

1973年にオイルショックが起こったことで存続が危うくなり、年毎に改良を重ねていきましたが時代に抗うことはできず、GT380は1979年に生産終了となりました。

スズキGT380は乗る人に優しく設計され、回転数が低回転から高回転まで緩やかに上昇し、パワーバンド時には急な加速は少なく、安定感のある車両でした。

GT380の左右にはそれぞれ2本のマフラーの排気口が出ており、3気筒なのに4本出しのマフラーになっています。これはエンジン中央のシリンダーから出るマフラーを左右二股に分けて排気する仕組みとなっており、静粛性に貢献しているといわれていますが、一番の目的は外観の美しさを狙ったものでしょう。

最後に

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この記事では、3気筒バイクたちの魅力をお届けさせて頂きました。

これまでは、2気筒と4気筒と比べ目立たない存在で、メンテナンスも難しいと言われていた3気筒ですが、近年は燃費の良さや製造コストの面から注目を浴びています。

また、前輪で路面をしっかり捉えて安定した状態で車体を走らせる技術や、ブレーキをかけやすくする技術など、カワサキやスズキの伝説の車種が流行していた頃にはなかった技術が投入され、現代ならではの3気筒も続々と登場しています。

今後も新しい車種が各メーカーから発売され、少しずつシェアを拡大するかもしれません。
今後の動向にも注目です。

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