2016年6月23日 更新

テレマティクスで車はどう変わる?

次世代の呼び声が高いテレマティクス。カーナビから進化を遂げたテレマティクスサービスの広がりによって、自動車の内部システムが大きく変化しようとしています。具体的にはどのような変化があるのでしょうか。テレマティクスと車の関係をチェックしてみましょう。

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テレマティクスとは?

自分の行きたい場所を指定すれば自動でルートを検索してくれるカーナビが一世を風靡したのは、今や昔のこと。カーナビの歴史は、1990年にマツダがはじめて車に搭載したことからはじまりました。設置当時は速度センサーやジャイロセンサーで位置を割り出す自立航法が採用されていましたが、時代の流れと共に電波によって位置情報を取得するGPSへ。そして、ルートを外れても再検索してくれるマップマッチングも取り入れられ、時代と共により高度で精度の高いものへと進化してきました。
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しかし、カーナビはあくまでも車の内部機能の一部。外部とのつながりはなく、車内で完結するというものでした。テレマティクスは、このカーナビのような車内だけの広がりだけでなく、よりアウトサイドも意識したIT技術となっています。テレマティクスのもとの意味は、通信というテレコミュニケーションと情報科学という意味のインフォマティクスを組み合わせたもの。つまり、通信型の車内機能としてとらえることができます。テレマティクスの導入によって、車内で完結するのではなく、車がより外部とのつながりを持てるようになったのです。

環境問題に配慮した走行の実現

テレマティクスで外部とのつながりがより密接になったと言っても、どういうことなのか疑問に思う方もいるでしょう。具体的には、技術の導入によって、まず車のCO2排出状況や燃費など車の走行状態を目で見て確認することができるようになります。さらに、テレマティクスならではの外部とのつながりによって、チャートやグラフ化され、評価しやすくなるという利点も。その場の数値だけでなく、より総合的に走行状態を知ることができるようになるのです。
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危険運転を察知し、運転者の意識を改善

また、テレマティクスは危険運転の察知によって、安全面に関しても機能するサービスとなります。例えば企業向けのテレマティクスサービスを例に見ると、危険運転にあたるスピード超過、急加速などが発生するとメールで知らせたり、発生場所を記録することができるのです。これにより、どのような状況やどのような場所で危険運転が起こりやすいのかが分かりやすくなり、運転者の意識改善へとつなげることができるというわけです。
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災害時の対策としても活用できる

テレマティクスは、災害時にも機能が期待できるサービスです。各企業さまざまなサービスを打ち出していますが、その一つとして、地震や洪水などで被災した際、どこに車があるのかいち早く知ることができるようになります。災害時の安否確認などに活かすことが可能です。
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オペレートでより安心したドライブへ

そして、幅広い世代での利用を見込んでいるという部分もテレマティクスの利点です。これまでのカーナビは、自分でルートを設定するため、高齢者など人によっては苦手に感じる人も少なからずいました。従来のカーナビは自己完結型なので、同乗者に設定してもらうという選択肢などしかなかったのですが、テレマティクスの導入によってオペレートが実現します。行きたい場所やルートを伝えることによって、カーナビの設定がオペレーター側で行われるため、より利便性が増しました。
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今後は自動運転も視野に入れたテレマティクス

テレマティクスサービスは、リモート式のさまざまなサービスに加え、今後自動運転との組み合わせも視野に入れられています。日本含め、海外において自動運転は試行段階ではありますが、今後このような自動運転を含めたサービスの拡充によって、安全性の向上などがより期待できるでしょう。
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各社ではテレマティクスサービスに加え、テレマティクスを利用して運転状況から保険料を算出するテレマティクス保険というものも生まれています。今後、カーナビのように自動車システムの要となる日が来るかもしれませんね。

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