2016年6月27日 更新

ポルシェも環境性能重視? ターボ化でダウンサイジング

ポルシェが「911カレラ」のマイナーチェンジモデルを発表しました。大きく変わったのは、ダウンサイジングターボエンジンの搭載。これまで「911カレラ」は3.4Lと3.8Lの自然吸気の水平対向6気筒エンジンを搭載していましたが、今回の変更で新開発の3.0L水平対向6気筒ツインターボエンジンに置き換えられました。もちろんスポーツカーメーカーのポルシェであっても環境性能を無視できない時代背景があることは言うまでもありません。

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ボクスター/ケイマンと911がターボ化

ポルシェ911

via autos.goo.ne.jp
ポルシェ911
今回のマイナーチェンジのポイントは、伝統的に自然吸気エンジンを採用してきた中核モデルの「911カレラ」に、3.0Lにダウンサイジングされた新設計のターボエンジンを初めて搭載したことでしょう。これにより「911シリーズ」がほぼターボ化されたことになります。1964年のデビュー時以来、2.0Lから拡大し続けてきた排気量が、ついに今回のマイナーチェンジで初めて3.0Lにドウンサイジングされ、排気量縮小による出力の低下を2基のターボチャージャーによって補っています。

理由は環境性能向上のため?

ポルシェ911

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ポルシェ911
これまでの3.4Lから400ccダウンサイジングは、ライトサイジングと呼ぶ事もでき、けっしてパフォーマンスは落とすことなく逆に向上しています。3.0Lという排気量は、この結果を導き出すためのギリギリのラインだったようです。 エンジンはブースト圧の違いで「カレラ」が370psで「カレラS」は420ps、ともに現行モデルより+20psパワーアップし、「カレラS」の0-100km/h加速は3.9秒と、「カレラ」シリーズで初めて4秒を切っています。ダウンサイジングの目的でもある効率性も、もちろん向上しており、「カレラ」も「カレラS」も燃費は先代よりも約12%向上しています。パワーは増大させ、効率は向上させるという、ダウンサイズドエンジンの世界的な風潮に合わせ、ポルシェも変化を果たしたのです。

過去にも環境対策を

ポルシェカレラクーペ1998

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ポルシェカレラクーペ1998
ポルシェカレラクーペ1995

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ポルシェカレラクーペ1995
スポーツカーで多くのファンを擁するポルシェですが、最近では環境技術の導入を積極的に推進しています。1997年、「911」はフルモデルチェンジした際に、搭載するエンジンを水冷化するエポックメイキングな改革を行ったほか、厳しいことで有名なユーロ基準に適合すべく、スポーツカーメーカーであっても環境を意識せざるを得ない状況に対処しています。ハイブリッド化やディーゼルエンジンの導入、そして現在のダウンサイジング化に見られるように、他メーカー同様の対策も行われていますが、常にパフォーマンスを落とすことなく、対処していることがポルシェたる所以と言えるでしょう。

ポルシェのスーパーカーはハイブリッド

ポルシェ・918 - Wikipedia (51190)

ポルシェが生み出した最新鋭のスーパーカーである「918スパイダー」は、ガソリン・エンジンとモーターを合わせた結果、最高出力がなんと887hpまでにも及ぶハイブリッドカーです。これまでポルシェが製作した中で最も高度な、そして史上最速の市販車というだけではなく、NEDC値(欧州燃費モード)では3.0L/100kmという燃費の良さが光っています。当初からプラグインハイブリッドモデルとして開発されたうえ、一貫した軽量設計や3つの駆動システムがパフォーマンスを発揮できるよう追求され、結果として「918スパイダー」は極めて優れたパフォーマンスを実現するハイブリッドモデルに創り上げられたのです。

ポルシェのラインアップにはエコカーがいっぱい

ポルシェカイエン

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ポルシェカイエン
現在、ポルシェのハイブリッドラインナップとしては、SUVの「カイエン」、4ドアサルーンの「パナメーラ」、スーパースポーツの「918スパイダー」と多くの車種に渡っています。また、プラグインハイブリッドを採用する「パナメーラS E-ハイブリッド」は、市街地などでは「モード」を用いたEV走行を可能とし、 その続距離は約36kmにおよびます。さらに「 Eモード」での最高速度は135km/hとポルシェらしさはEV走行でも失われていません。3.0LV6エンジンの333馬力と95馬力のモーターが組み合わされると、ハイブリッドといえどもこの速さを出せるのです。
ポルシェパナメーラ

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ポルシェパナメーラ
しかし実際のところ購入者はハイブリッドやダウンサイジングは燃費性能だけでなく、販売価格も含めて考えコストパフォーマンスの高い車を購入します。ポルシェとそのユーザーが考えるのはあくまで旧型に対する環境性能の向上なので、コストパフォーマンスを考えたら1,000万円出しても買うことのできないポルシェのエコカーは選びづらいかもしれません。

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