2016年6月26日 更新

富士重工業、水平対向エンジン発売50周年!スバル車の魅力とは

水平対向エンジンを搭載するのは世界でもスバルとポルシェのみ。自動車メーカーの中でも確固たるポジションを築いているスバル。そんな、世界から愛されるスバルの魅力に迫ります。

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スバルには、戦闘機を作っていた技術力が今も受け継がれている

第二次世界大戦まで、中島飛行機として航空機エンジンや機体の開発を行っていた

富士重工業の前身は、戦闘機用の航空機エンジンや機体を作っていた中島飛行機だったということは広く知られていることです。三菱重工業、川崎飛行機と並び日本の3大航空会社でした。第二次世界大戦が終了後、中島飛行機は軍需から民需へと転換し、富士産業が生まれました。その後、財閥の解体により15社ほどに分割されるも、1953年に再度合同されて富士重工業が生まれました。その時の技術力が今も受け継がれていると言われています。
零式艦上戦闘機 - Wikipedia (47970)

1966年に発売された「スバル1000」に水平対向エンジンを搭載

乗用車として国内初の水平対向エンジンを搭載し、それから50年が経過

スバルと言えば水平対向エンジン(ボクサーエンジン)とも言えるくらい、スバル車のシンボルとなっています。初めて搭載されたのは1966年に発売された「スバル1000」。エンジン型式はEA52。水平対向4気筒OHVで、最高出力は55PSとなっていました。スバル360で小型乗用車に参入したスバルは、コンパクトなボディでありながらも、広い室内空間とパワフルなエンジンを確保できないかという点を模索していました。
そのような中、戦闘機を開発していた重工業としての経験を生かして開発されたのが、水平対向4気筒エンジンでした。片側のバンクに2気筒というレイアウトになるため、エンジンサイズはとてもコンパクトになり、スバル1000は広い室内空間とパワーの両立が図れたモデルとなりました。
File:Subaru1000 01.jpg - Wikimedia Commons (47974)

名機、EJ20エンジンが世界のスバルへと引き上げた

レガシィ、インプレッサに搭載されたEJ20。ラリーでも大活躍したこのエンジンがスバル最大の魅力

1989年、初代レガシィと共にデビューしたのがEJ20型水平対向4気筒エンジン。その後のスバルをスバルと言わしめたエンジンと言ってもよく、2016年現在もスバルのスポーツモデルであるWRXに搭載されています。軽量コンパクトでありながらも、ハイパワーエンジンとして大活躍。レガシィで参戦を開始した世界ラリー選手権でもEJ20エンジンが搭載され、インプレッサで戦った1995年から1997年は、3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
EJ20エンジンは、2,000ccの排気量でありながらも280PS以上を発生することができるエンジンとなり、チューニング次第では500PSも発揮できるポテンシャルを秘めています。重工業だからこその技術力を生かしたエンジンとなっており、スバル最大の魅力と言えます。
スバル・EJ20 - Wikipedia (47979)

シンメトリカルAWDによるトラクションは技術力の結晶

スバル車の魅力であるAWD技術により、幅広い層に支持されるメーカーへ

北米で人気のスバル車。その一番の魅力と言ってもいいのがAWD技術。1971年から40年以上培われてきたスバルのAWD技術は、どのような路面でも安心のトラクションを確保してくれます。この安定性が北米人気の最大のポイントとなっています。
スバルのAWDシステムは4つあり、車種に応じて最適なAWD技術を投入しています。その結果、ユーザーの利用ユースに沿ったAWD技術が投入され、スバル車に乗るユーザーに安心のドライビングを提供しています。
WRX STI STI タイプS(スバル)2016年5月モデルのカタログ[10103236] | goo自動車&バイク (47986)

少数ラインナップで最大の需要を引き出すスバル

レヴォーグ、フォレスター、インプレッサでスバルファンの要望を満たす

スバルは少数車種のラインナップで、最大の需要を引き出す戦略を取ってきました。これまでは、レガシィ系、インプレッサ系、フォレスターによってその需要を満たしていました。どの車両にもEJ20エンジンが搭載され、前輪駆動車とAWD車のラインナップとなっていました。2016年現在でも、レヴォーグ、フォレスター、インプレッサで需要を満たしており、搭載するエンジンはFA20型の水平対向エンジンとなり、それぞれに最適なAWDシステムを配置しています。車種のラインナップを絞る代わりに、開発コストを集中させて重工業ならではの魅力的なエンジンと駆動システム、シャーシを開発しています。これによって、スバル車は他とは違う独特の楽しさと安心感を味わうことができ、その魅力にはまったスバリストは他のメーカーの車には乗れなくなってしまうようです。
レヴォーグ 2.0GT-Sアイサイト(スバル)2016年6月モデルのカタログ[10103240] | goo自動車&バイク (48056)

水平対向エンジンが生産されて50年。世界から愛されるスバルは、その独特の技術力を全面に押し出してきました。パワフルな水平対向エンジンだけではなく、AWD技術や最近では障害物検知システムである「アイサイト技術」など、安心・安全の技術が他のメーカーよりも抜き出ています。スバルの魅力は、この他メーカーにはない安心感ではないでしょうか。今後もその安心感のある車が造られ続けていくことでしょう。

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