2017年7月1日 更新

タイヤ交換時期の目安は?劣化する年数・タイミングを教えます

タイヤの交換時期やタイミングを見極めるのは至難の業です。今回は交換する時期や目安、チェックするポイントをお伝えします。タイヤの残り溝の深さだけでなく、ヒビや使用年数も確認しましょう。

34,963 views

タイヤ交換の時期を見分けるにはここをチェック

thinkstock (64580)
車のタイヤは、路面と接している唯一のパーツ。車にとって最も重要なパーツであり、消耗品でもあります。乗車状態の車を1.2トンと仮定すると、タイヤ1本につき、400kgの重量を支えながら、路面と車をつなげる役目を果たしていることになります。
もしタイヤが正しく機能していなければ、どんなに優れた安全装備も意味のないものになってしまいます。だからこそ、必要な時期、タイミングで、タイヤを交換することがとても重要なのです。タイヤの交換時期は、道路運送車両法で定められていますが、わかりやすく言うと、
・乗用車のタイヤの、地面と触れる部分は、滑り止め加工されたものでなくてはならない
・乗用車のタイヤは、滑り止め加工された溝が全面1.6mm以上でなくてはならない
ということ。
これを満たしていないと、車検では不合格となり、タイヤ交換せざるを得ないということになります。一般的に、タイヤ交換の目安は、4年前後と言われています。バーストなどのトラブルに見舞われる前に、最低でも4年より前に交換したいものです。
ドライバーの乗り方によって、劣化の仕方も変わってきます。タイヤに関して言えば、乗り方によってはアライメントが歪んで、片減り(外側だけ、もしくは内側だけ)することもあります。ですから、定期的にカーショップ等でチェックしてもらうことが必要ですが、自分でもある程度確認しておくことも大切です。自分でタイヤ交換を見極めたい時は、次の3つをチェックしてみて下さい。

1、製造年

タイヤの横には、世界共通で製造年週が刻印されています。4桁〜6桁の数字で、下2桁が製造年、その2つ前の数字が製造年週です。

2、ひび割れ、傷、亀裂

タイヤのサイドを見た時、シワが寄っていたり、溝と溝の間がひび割れていたりしないかどうかをチェックします。夏場など、路面の温度が高くなってくると、ひび割れしてきたところから亀裂が入り、タイヤ自体がバーストしてしまうこともあります。ここは十分気をつけてチェックしたいところです。

3、溝の減り具合

タイヤの使用限度は、法律の規定では、残り溝が1.6mmとされています。しかし性能が急激に落ちてくるのは、3.2mmあたりからです。これを超えると、車の性能が引き出しにくくなってしまうのです。高速走行時など、ウエットな路面でのブレーキ性能が極端に落ちてくる、3.2mmくらいを交換時期の目安とするとよいでしょう。

タイヤ交換のタイミング=スリップサインが見えた時ではない

ちなみに、タイヤについているスリップサインをタイヤ交換の目安と思っている方は注意が必要です。というのも、このスリップサインは、残りの溝が1.6mmを切っているというサイン。交換のサインではなく車検に通らない、公道を走ってはいけない状態です。いつパンクやスリップによる事故が発生しても不思議ではありませんので、タイヤ交換のタイミングをスリップサインが見えた時と勘違いようにして下さい。

高速道路より街乗りのほうがタイヤを酷使している

タイヤは車が曲がる回数が多いほど、減ってしまうものです。走行距離が長い方が劣化が早いのでは?と思われがちですが、高速道路等ではタイヤが4本真っ直ぐな状態で走っているので、変な減り方はしないのです。逆に、車庫入れでハンドルを頻繁に切るほうが、タイヤの消耗は激しいと言えます。とくに街乗りでは、信号によるストップ&ゴーが多いため、タイヤは相当酷使されているでしょう。買い物、送り迎えなど、街乗り中心で乗っている人は、タイヤの劣化には十分気をつけたほうがよいです。

屋内保管と屋外保管でタイヤの寿命が違う

Free photo: Alloy Wheel, Car, Alloy, Wheel - Free Image on Pixabay - 2417026 (65226)

タイヤには、ひび割れ防止剤という油分が入っています。これは、年数が経つにつれ、どんどん抜けていくものなので、タイヤは自然に劣化していきます。たとえば輪ゴムも使い始めは弾力がありますが、放置しておけば硬くなって伸びなくなります。タイヤもゴムでできているので、輪ゴムと原理は同じ。車を飾っておくだけという人はほとんどいないと思いますが、たとえ走行距離が0kmであっても、タイヤは3〜4年経つとゴムが劣化し、ひび割れが見られるようになります。これに保管場所の条件が加わると、さらに劣化の状況が変わってきます。屋内で保管した場合より、屋外で保管した車のほうが劣化が早いのは当然のこと。屋内に駐車スペースがあれば劣化のリスクも少なくできそうですが、屋外駐車場の場合は雨・風・日差し等も大きく影響します。タイヤだけでなく、エンジンルーム等のゴムやパッキン等の部品も、屋外で保管している場合には「交換の時期は通常より少し早め」と意識して気を配っておきましょう。

交換時期の目安は3年、もしくは3万km

タイヤの交換時期の目安は4年前後と言われていますが、一概には言えないのも事実です。それは、前述したように乗り方、使用状況、保管状況によって、劣化の進行がまちまちなためです。日頃からスピードを出す人、スピードが出せる車に乗っている人、長距離を走る人なら、4年といわず2年で交換した方がよいでしょう。一見、まだまだ乗れそうに見える状態でも、早めに対応しておけば、安心して乗れます。風雨や紫外線にさらされているタイヤは、私達が思っている以上に過酷な状況下に置かれているということを認識しておきましょう。街乗り中心の人であれば、多少のひびなら経過観察レベルかもしれませんが、高速道路を走行する場合や、ゴムが割れてきた場合は、それは間違いなく交換時期です。一般の目安(4km前後、5年経過で要点検、10年経過で要交換など)にとらわれ過ぎず、自分の乗り方、保管の仕方などを総合的に見て判断するとよいと思います。

まとめ

thinkstock (64581)
タイヤは、私たちの命を預けている最重要パーツです。長距離・悪路・ワインディングロードを走りタイヤを酷使したなと思った時や、運転していてふらつきが気になると感じた時には、近くの整備工場・カーショップ等で点検してもらうようにしましょう。セルフチェックも大事ですが、ジャッキアップしないとチェックしきれないヒビや片減りもありますので、定期的にプロの目でしっかり見てもらうようにすると安心です。
(マジョリティ)

関連する記事 こんな記事も人気です♪

低燃費タイヤで本当に燃費性能が変わる?効果を調べてみた!

低燃費タイヤで本当に燃費性能が変わる?効果を調べてみた!

低燃費タイヤで燃費がよくなると言われていますが、本当によくなるのでしょうか。低燃費タイヤにはどのような効果があるのか、そのメリット、デメリットとあわせて調べてみました。
goo自動車&バイク | 21,383 views
タイヤホイールの「ガリ傷」を修理するには?傷・腐食の修理方法と費用

タイヤホイールの「ガリ傷」を修理するには?傷・腐食の修理方法と費用

うっかりつけてしまったタイヤホイール傷、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか?また、クラック傷や曲がりをそのままにしていると腐食の恐れだけでなく、事故にもつながります。今回は自分で修理する方法や、交換との見極め方を伝授します。
goo自動車&バイク | 17,299 views
慌てないで!よく起こる車のトラブル対処法

慌てないで!よく起こる車のトラブル対処法

車は消耗品だからこそ、定期的にメンテナンスしてあげないと故障の原因になってしまいます。今回は、車のトラブルの中でも発生しやすいものをいくつかピックアップし、対処法についてご紹介します。
goo自動車&バイク | 1,473 views
はじめてのタイヤ交換はどれを選ぶ?自動車タイヤを比較

はじめてのタイヤ交換はどれを選ぶ?自動車タイヤを比較

近年は燃費性能が重視され、新車時のタイヤはエコタイヤが主流になりましたが、乗り心地や静粛性は犠牲になりがちです。純正タイヤに今ひとつ不満があるときは、タイヤ交換のときにプレミアムなタイヤを選んでみてはいかがでしょうか?今回は代表的な8モデルを紹介します。
goo自動車&バイク | 9,317 views
冬でも安心 スタッドレスタイヤの履き替え方法

冬でも安心 スタッドレスタイヤの履き替え方法

あまり雪が降らない地方ではいきなり雪が降って運転するのも大変、なんて話はよく耳にします。暖冬となれば大雪になる可能性も高まるので、備えは例年以上にしっかりとしなければなりません。そこで、ここでは自分でスタッドレスタイヤを交換する方法をご紹介します。
goo自動車&バイク | 1,370 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク