2018年12月22日 更新

空冷バイクから離れられない方へ!おすすめ中古バイク4選【大型編】

オートバイには「空冷エンジン」と「水冷エンジン」があります。水冷エンジンが主流になってからも、昔ながらの空冷エンジンの魅力から離れなれない方も多くいるのではないでしょうか?今回の記事では、空冷エンジンと水冷エンジンの違いから、おすすめしたい空冷エンジンのバイクを紹介し、中古車価格を併せて掲載しています。

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空冷エンジンと水冷エンジンの違いは?メリット・デメリットは?

空冷エンジンのメリット&デメリット

空冷エンジンはシリンダーヘッドがむき出しで、”風を受けて自然に冷える”構造のエンジンです。

表面積を増やすためのフィンがシリンダーヘッド部にいっぱいついており、放熱効率を向上させています。水冷エンジンと異なりエンジンが隠れておらず、排気音にエンジンそのものの振動や音が交じり合い、見た目にもいかにもメカメカしく、「あぁ、オートバイに乗っているなぁ」と感じることができるのが、空冷エンジンの最大のメリットではないでしょうか。

空気に触れる面積を増やし、エンジンで一番熱くなる部分の熱をできるだけ逃がしてやろうという構造になっているのですが、空冷でエンジンの熱を下げるには限界があり、発熱量の大きいハイパワーなエンジンは現在、ほとんどが水冷エンジンとなっています。
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水冷エンジンのメリット&デメリット

水冷エンジンは、エンジンの回りに『LLCと呼ばれる冷却水』を循環させて冷やします。そしてその熱くなった冷却水を冷やす装置が『ラジエーター』です。

ラジエーターに風を当てて、エンジンの熱で熱くなった冷却水を冷やすというシステムです。空冷エンジンに比べて効率よく、エンジンを冷やすことができるのが水冷エンジンの最大のメリットです。

渋滞中などで風がラジエーターに当たらない場合、ラジエーターの後ろにあるファンが回転してエンジンを冷却します。また、スタート後しばらくは、エンジンを温めた方がよいので、水冷ができるだけ機能しないように循環をコントロールするセンサーがついています。

この様に複雑な機構がついている分、故障した際の修理費用が高くなるのが水冷エンジンのデメリットと言えます。

空冷バイク おすすめ車種1・ヤマハ XJR1300

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主要スペック
・型式:EBL-RP17J
・全長(mm):2175
・全幅(mm):765
・全高(mm):1115
・シート高(mm):795
・乾燥重量(kg)-総重量(kg)245
・エンジン種類:空冷4ストローク・直列4気筒DOHC4バルブ
・総排気量:1250cc
ヤマハXJR1300は、同社のXJR1200のフルモデルチェンジ版として1998年に発売されました。エンジン形式はXJR1200と同じく4ストローク、空冷並列4気筒。

変更点は放熱効果の向上を狙ったメッキシリンダーへの変更や、鍛造ピストンの採用、タイヤサイズ、サスペンションの設定など。日本国内モデルは2017年に生産終了しています。

国内最大排気量の空冷エンジンを搭載するだけあって、その乗り味と造形美は唯一無二の存在。フルカウルのスーパースポーツモデルとは一味も二味も異なる、ネイキッドモデルならではの解放感も味わえます。

そんなXJR1300のこだわりポイントを一つずつ見て行きましょう。
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・XJR1300のシート高は795mmこの排気量のモデルとしては比較的低めの設定。
・幅の広いシートは長距離ツーリングでもお尻が痛くならないで済みます。
・ロングツーリングも難無くこなす容量21リットルの燃料タンク。
・前後ラジアルタイヤを装着。サイズはフロント、120/70 ZR17M/C(58W)、リ180/55ZR17M/C(73W)。
・エンジン馬力は100PS、豊かなトルクでいつでもパワフルで快適な走りを約束してくれるエンジン。
・ライダーからの評価の高い、オーリンズ製リアサスペンションが標準装備。プリロードはシングルナットで簡単に調整できるのも高ポイント。
・1998年の発売から20年近くに渡り販売されたXJR1300、様々な年式、価格の個体から選べます。

中古車価格は368,000円~868,000円(11月22日時点)が大よその価格帯となっています。

空冷バイク おすすめ車種2・ホンダ CB1100

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主要スペック
・型式:ホンダ・2BL-SC65
・全長(mm):2205
・全幅(mm):835
・全高(mm):1130
・シート高(mm):765
・総重量(kg) 253
・エンジン種類:空冷4ストローク・直列4気筒DOHC4バルブ
・総排気量:1140cc
1980年代のレーサーレプリカブームの後、90年代に入ると再びネイキッドモデルの人気が高まり、その中心にいたのがCB1100の前身と言える『CB1000』と『CB1300』でした。その流れを汲んだ試作車が2007年に東京モーターショーで発表され、2010年3月に遂に発売されたのが、ネイキッドスポーツの決定版とも言うべき『ホンダCB1100』です。

エンジンは伝統の空冷エンジンと呼ばれますが、シリンダーヘッドのプラグの周囲を冷却用のオイルが循環する為、空油冷エンジンとも言われます。

2010年、2011年401㏄以上クラスで国内販売台数第一位。2018年モデルからはETC、グリップヒーターなどの快適装備が標準装備化されています。
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ホンダ・CB1100の燃費は街乗り18km/L前後、高速道路で24km/L前後で悪くはないのですが、燃料タンク容量が14Lと、ライバルの他モデルと比較してかなり小さいです。但し、その小ぶりな燃料タンクのおかげで、CB1100の独特のスタイリングが維持できているのだから我慢するべきかもしれません。また、マイナスポイントとしては、リアサスペンションが少し硬めの為、突き上げ感があります。

とは言え幅広で且つアップなハンドルを採用したゆったり目のポジションは、前後18インチタイヤを装着した完全新設計の車体と相まって、軽快なハンドリングでスポーティーな走りに対応しています。さすがはビッグネイキッドの金字塔の面目躍如というところでしょうか。

中古車としては、498,000円から768,000円(11月22日時点)が価格帯です。

空冷バイク おすすめ車種3・カワサキ ZEPHYR1100

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・型式:BC-ZRT10A
・全長(mm):2165
・全幅(mm):780
・全高(mm):1115
・シート高(mm):795
・乾燥重量(kg):245
・エンジン種類:空冷4ストローク並列4気筒DOHC2バルブ
・総排気量:1062cc
1989年、レーサーレプリカの大ブームの中発売された『カワサキZEPHYR』は、フルカウル以外のスポーツモデルを希求していた層に熱狂的に受け入れられました。
また、自主規制上限値を求めない同社の姿勢はカタログスペックばかりを追い求めて加熱していた当時のオートバイ市場に一石を投じたモデルといえます。

当初カワサキは、”750ccモデルは出すつもりはない”とコメントしていましたが、ネイキッドスポーツブームの始発点となったZEPHYRには、大排気量モデルの登場が熱望され、その要望にこたえる形で1990年に750㏄モデル、1992年に1100㏄モデルが発売されています。特に750㏄モデルは自動車学校の教習車としても広く採用されています。

ZEPHYR1100は、カワサキのフルパッケージツアラー、Voyager(ボイジャー)の流れをくむ空冷4気筒エンジンを搭載する(Voyagerは水冷4気筒)『ZEPHYR』(400㏄)の兄弟車という側面も持っています。

2007年1月には、排ガス規制の為、生産終了となる同モデルに、上質の塗装を施したタンクや高級感のあるシートなど、”工芸品”とも称される美しい仕上がりのファイナルエディションも発売されました。
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カウルを持たない、ネイキッドタイプのオートバイは、ライダーが風をまともに受けるので疲労が大きいという事が言えます。しかし、ZEPHYRの場合は比較的楽な乗車姿勢の為、疲労が少ないモデルであると言えます。

ほかに、ZEPHYRには硬派なイメージがとても強いのですが、それと相反するかのようにカスタムパーツも豊富に出ています。ZEPHYRの持つ独特のイメージ+αで乗りたい方は、カスタムパーツの装着をしてみてはいかがでしょうか。

車格の大きさの割に乗りやすいZEPHYRですが、マイナスポイントもあります。それは、ライバルと比べて乾燥重量が重いという事です。これは慣れればどうという事はないのかもしれませんが、体力に自信がない人にとっては気になるポイントかもしれません。

最高出力は86馬力。これは十分でもあり、人によっては十分ではないともいえる数字です。公道を走る、高速道路を走る。その中で86馬力のパワーは交通の流れをリードして余りある余裕のパワーです。

しかしながらライバルたちと比べると物足りない数字という声も聞こえてきます。これはメーカーであるカワサキとライバルメーカーたちのコンセプトの違いからきていると思われます。カワサキはZEPHYR発売当時、加熱していたスペック競争には加わらず、川崎らしさ、ZEPHYRらしさで独自路線を開拓したのです。乗り味ではなく、あくまでスペック値を求める方は他へどうぞ、というわけです。

中古車価格は11月22日時点で658,000円から998,000円が大よその価格帯となります。

空冷バイク おすすめ車種4・スズキ GS1000

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・全長(mm):2275
・全幅(mm):735
・全高(mm):1255
・シート高(mm):840
・エンジン種類:空冷4ストロークDOHC直列4気筒
・総排気量:997cc
スズキGS1000は、同社のGS750の直系の兄弟車にあたり、排気量は1,000㏄にアップし、その他の設計を適正化し海外への輸出仕様として1978年に発売されたモデルです。

『鈴鹿8時間耐久ロードレース』では、スズキGS1000、GS1000Rがそれぞれ1978年、1980年と1983年に優勝を飾っています。
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軽快なハンドリングと控えめな重量がユーザーから歓迎されました。また欧米市場にも投入され、人気を博しました。

◎仕様
・シリンダーあたり4つのバルブ
・ダブルオーバーヘッドカム
・電子点火
・5速トランスミッション
・ボックスセクションアルミニウムスイングアーム
・ダイビング防止用フォーク(1982年から装備)
・トリプルディスクブレーキ

発売当時としてはいずれも、最新の装備でしたが、いかんせん40年近く前のモデルである為、今となっては旧さは否めません。中古車で探すのが難しくなっており、見つかっても値段=ASK(要相談)となっているものも多いため、現在では手が出しづらいモデルとなっています。

まとめ

今回は、『空冷バイクから離れられない方へ!おすすめ中古バイク4選【大型編】』と題してお送りしてきました。空冷エンジンの魅力を再発見できましたでしょうか?

なんといっても空冷エンジンの魅力は、むき出しの”エンジンの造形美と存在感”これに尽きると思います。また、余計な装備がついていない為に、軽量化できる、ひいては故障する可能性が低いのも良いですね。

排ガス規制が強まる今の世の中では、空冷エンジンの将来は明るいとは言えません。今こそ、残りの少ない(かもしれない)時間を空冷エンジンモデルと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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