2017年8月12日 更新

中古車選びのポイントとして走行距離は大事だが、それだけで大丈夫?

中古車を購入する際に重要視するポイントはどこでしょうか。走行距離、修理歴、それとも年式?走行距離の多い少ないだけで選ぶと実は危険なことも。注意が必要なポイントを詳しく解説します。

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中古車価格に反映される【走行距離】【年式】【修復歴】どれを妥協する?

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中古車の購入を検討する時には、チェックすべきポイントがいくつかあります。中古車の価格を左右する要素には、【走行距離】や【年式】、【修復歴】などがありますが、実際、どれをどの程度重視するべきか、妥協できるポイントはどのあたりか、迷う人も多いのではないでしょうか。
まず、【走行距離】について見ていきましょう。基本的に、車の年間走行距離の平均は1万kmほどと言われています。これより極端に多くても少なくても、中古車の状態としてはあまり良くないと考えられています。
【年式】はどうでしょうか。よく妥協されるのは「5年落ち」というラインです。しかし、年式だけで判断するのは危険。走行距離といっしょに見ることが必要です。年式の低い車でも、走行距離がそれほどでもなければ、エンジンそのものの痛みは少ない場合が多いでしょう。しかしそうであっても、低年式車の場合、エンジンの性能が最新の車と比較して劣っていることは否定できません。あまりに年式が低いと、サビやゴム系の部品の劣化などが原因で、修理代が高くつくことも考えられます。
また、【修復歴】のある車は、要注意です。のちのち不具合が出るリスクがあります。
以上を考え、予算を重視して検討するのであれば、年式を妥協し、【走行距離が少なく】、【年式が低く】、【修復歴のない】コンディションがよいものを探してみるのも、ひとつの方法です。

走行距離の多い中古車の注意点は?

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走行距離をチェックする時、気になるのは「何万kmなら大丈夫なのか」ということでしょう。一般的には、車の寿命は10年・10万kmと言われているようですが、現在は少し事情が違います。例えば、もっとも長距離を走る普通車はタクシーですが、タクシーが引退する走行距離の目安は「40万km」だそうです。車の機能、性能は年々向上しています。もちろん定期的なメンテナンスは必須ですが、10万kmを超えても問題なく走れる場合がほとんどです。
しかし、中古車市場では、走行距離が多くなれば多くなるほど価格も安くなります。実際には、5万kmを超えるか超えないかで、価格に差が出てくるようです。より安く、コンディションのよい中古車を手に入れたいなら、走行距離と共によくメンテナンスされている車かどうかをチェックしましょう。前オーナーの乗り方、メンテナンス次第では、走行距離5万km以上でも、非常に状態のいいものもあるからです。
例えば、新車販売時から7年落ちにも関わらず、3万km程度しか走っていない場合、近所への買い物や休日のみ利用されていた可能性があります。車に乗り、エンジンが温まる前に降りる、というような乗り方だと、走行距離が少なくて一見状態がよいように見えますが、車に負担がかかっている場合もあります。逆に、5万km、6万km走っていた車でも、定期点検はもちろん、日々のメンテナンスをしっかり行っていた車なら、まだまだ安心して乗れるということです。

走行距離だけでは見えない劣化のポイント

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とにかく走行距離の少ない車なら安心と思っている人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。まず注意しておきたいのが、修復歴のある車。修復歴のある車は、車の骨格部分に損傷があるため、購入時には全く問題がないように見えても、走行しているうちに支障が出てくる可能性があります。せっかく気に入って購入しても、のちのち問題が発生するのでは困りもの。いくら安く購入しても、メンテナンスに費用がかかってしまっては、元も子もありません。
メンテナンスだけの問題で済めばよいのですが、稀に、事故につながる問題が隠れている車もあります。モノコックにゆがみを持っている車の中には、ハンドルが安定しなかったり、極端なロールが出たり、片側のタイヤだけ頻繁にパンクしたりなど、重大事故につながりかねない危険性を持っている車もありますので、軽微な修復歴なのかどうか自分で判断できる自信がない場合は、修復歴ありの車は避けましょう。
また、年式があまりにも古い車も避けたほうが無難です。年式が古いと、乗っていなくてもゴム系の部品が劣化していたり(インテリアパーツ部分でも触るとベタベタする場合もあります)、保管状態によって生じるサビがあったりします。中には、エンジンオイルの交換など、基本的なメンテナンスすらまともにしていない状態の車もあります。前のオーナーが車に愛着がなかったり、所有していてもあまり乗らなかったり、等の理由が考えられます。大切にされていなかった車は、走行距離が少ないにも関わらず、コンディションがよくないことが多いのです。くれぐれも、走行距離だけで判断しないことが重要です。
ゴム部分の劣化

ゴム部分の劣化。こちらは助手席ドアのインテリアパーツで、見た目は綺麗なのだがベタベタした触り心地にゴム部分が劣化し始めている

まとめ

コンディションがよく安い中古車を手に入れるなら、「年式は古いが修復歴がなく、走行距離が少ない車」が一番のお勧めです。ただし、上記で述べたように、走行距離が少ない車が必ずしもよい車であるとは言えないので、注意してください。

不安な場合は、修復歴のある車だけは避けたほうがよいでしょう。どこにトラブルを抱えているのか、自分で目利きができない限りわかりませんから、修復歴だけはないものを選ぶのは鉄則と考えておいてください。これまでのメンテナンスの状況は、整備手帳や整備記録簿でチェックすることができます。中古車販売店にお任せするだけではなく、自分でも確認しておけば、リスクを回避することができるはずです。
(マジョリティ)

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