2018年6月19日 更新

「予防安全性能評価」が高いオススメ中古車5選【ボディタイプ別】

車を選ぶ際の基準として、「燃費性能」で車を選ぶ人は多いと思います。しかし現在は軽自動車のみならずSUVやミニバンでも燃費の良い車が次々に発売されています。そこで、燃費の次に注目すべき基準として「予防安全評価」が高い車種を選んでみてはいかがでしょうか。いつ事故に出会うかわからない今日、事故を避けやすくなする機能は大変ありがたい機能です。そんな安全評価が高い車種をボディサイズ別に5台厳選し、中古車情報などをまとめてご紹介します。

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JNCAP予防安全性能評価

JNCAPとは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA, National Agency for Automotive Safety & Victims' Aid)が自動車の先進安全技術について評価し結果を公表する制度です。元々はアメリカ合衆国で行われていたNCAP(New Car Assessment Programme)という安全評価プログラムが原型となっており、最初のJの文字は日本という意味です。

JNCAPは自動車アセスメント、予防安全アセスメント、チャイルドシートアセスメントの全部で3部門のアセスメント(評価)に分けられています。自動車アセスメントでは衝突した時に乗員や歩行者を保護できるか、シートベルト未装着を警告する装置が動作するかなどをテストします。チャイルドシートアセスメントはチャイルドシートを確実に取り付けられるかをテストします。
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予防安全性能アセスメントでは、事故を予防する車載機能の性能をテストします。 その内容として、まず被害軽減ブレーキのテストがあります。被害軽減ブレーキとは法定速度内で衝突事故を起こした際に自動的にブレーキをかけ、車と対象の双方の被害を減らす機能のことです。被害軽減ブレーキのテストでは、対自動車と対歩行車に分けて評価が行われます。評価基準は被害軽減ブレーキが作動して、衝突を回避できたかどうかです。また、衝突した場合でも衝突前にどれくらい速度を殺せていたかによって評価されます。

次に、車線はみ出し防止を目的とした装置のテストも行われます。平成28年度までは「車線はみ出し警報」、平成29年度からは「車線逸脱抑制装置」という名称で評価がされています。 両方のテストは評価する機能が少し違っています。平成28年度までの「車線はみ出し警報」のテストでは、車線をはみ出した場合に警告が正常に発せられるかなどを計測します。対して、平成29年度からの「車線逸脱抑制装置」のテストでは、車線からはみ出した時に警告装置が作動するかどうかに加えて、はみ出しそうになった時に車線を維持する機能が作動するかも測定します。

最後に、予防性能安全アセスメントでは後方視界情報提供装置のテストも行われます。後方視界情報提供装置とは車の後方の視界をカメラによって映像として伝えてくれるシステムのことです。テストでは、子供の身長と同じ高さの60cm及び90cmのポールを使い、後方視界情報提供装置を使って、確認できるかどうかを測定します。

予防性能安全アセスメントではこれら3種類のテストを行い、合計点が12点以上なら先進安全車プラス(ASV+)として、46点を超えると先進安全車ダブルプラス(ASV++)として認定されます。ちなみに、ASVとはAdvanced Safety Vehicleの略です。車を買う時に予防性能安全評価という観点から選ぶなら、このどちらかの認定を受けている車を買うと安心でしょう。

それでは、予防性能安全評価という観点から選べばどのような車がおすすめでしょうか。今回は2015~2017年度JNCAP予防安全性能評価で高評価を獲得した車種の中から、中古で買えるおすすめの車種をボディタイプ別に紹介いたします。

【軽自動車】ホンダ「N-BOX G Honda SENSING」

N-BOXは2011年に発売開始され、人気を集めたホンダの軽自動車です。
2017年のフルモデルチェンジでは「HONDA SENSING」というホンダ独自の安全機能が盛り込まれました。フルモデルチェンジ後のN-BOXには全部で5つのグレードが存在し、N-BOX G・L Honda SENSINGは上から4番目のグレードです。

一番下のグレードであるG・Honda SENSINGとの違いは、車載機能がより快適性を増しているという点です。走行性能や安全性につながる機能の違いはありません。例えば、G・L Honda SENSINGには運転席の高さを調節する機能や半ドアを防止するスライドドア・イージークローザー機能などが搭載されています。G・L Honda SENSINGは程よいラグジュアリー感とお手頃な価格が同居する、求めやすいグレードだと思います。
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N-BOXに搭載されているHONDA SENSINGという機能はどのようなものなのでしょうか。同機能は、衝突軽減ブレーキや車線逸脱を防ぐ機能、後方を写すカメラといった基本的な機能の他にも様々な安全機能が盛り込まれています。

例えば、標識認識機能というものがあります。この機能は車に搭載されているカメラを使って道路上の標識を認識し、メーター内に表示することができます。この機能を使えば、進入禁止標識や制限速度を伝える標識を読み取り、運転に役立てられます。

標識が木の陰に隠れていたりして認識できない場合があるため、過信するのは危険ですが、より安全な運転を助けてくれることは間違いないでしょう。
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N-BOX G・L Honda SENSINGは走行性能もすばらしく、軽とは思えない加速力や高い旋回性能を持っています。おおむねユーザーからの評価も高く、重心の高さ以外はほとんど欠点はありません。ホンダ独自の安全機能も手伝って、快適なドライブが楽しめるでしょう。

N-BOX G・L Honda SENSINGの中古車価格は119万~となっています。
2017年発売の車なので特別安くなっているわけではありませんが、逆を言えば新車価格が150万円弱なので、新車とあまり変わらない車を30万円安い値段で買えるとも言えます。
これはとてもお得ではないでしょうか。

【コンパクトカー】日産「ノート e-POWER X」

日産のノートは2004年に発売された車種です。

その後フルモデルチェンジが行われ、2012年に2代目が発表されます。「ノート e-POWER X」は2016年に行われたマイナーモデルチェンジの際に発表された、ハイブリッドカーモデルです。グレードXは下から2番目のグレードとなります。
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特筆すべきは、日産の誇る予防安全システム「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」です。このシステムは平成29年度に行われたJNCAPではASV++を取得しており、評価点数は満点を記録しました。

実装されている安全装備は、他のメーカーの予防安全システムに比べるとオーソドックスなものです。日産の予防安全システムでは衝突軽減ブレーキや車線逸脱を防ぐ機能、周囲をカメラで映す機能などで、変わった機能はありません。ただ、磨き上げられた安全性能は乗っていて頼もしい限りでしょう。
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気をつけるべき点はノート e-POWER Xの安全装備のうちいくつかはオプション装備である点です。例えば、車間距離を自動的に計算してくれるインテリジェントクルーズコントロール機能や車線逸脱を防止するインテリジェントLI機能などが該当します。中古車で買い求める際は、どのようなオプションがついているのか確認しておきましょう。

ハイブリッド車であるため、走行中の音も静かという特徴があります。加えて、加速力と旋回性能も十分なので静かな気持ち良い走り味が楽しめるでしょう。エコロジー走行機能も備えており、燃費も良いのも特徴です。

ノート e-POWER Xの中古車価格は110万円前後~販売されています。ハイブリッド車を探していて、かつ予防安全性能の高い車が欲しいという方は検討してみてはいかがでしょうか。

静かでありながらパワフル、加えて安全性も高いという次世代の車の姿を体験できるでしょう。

【コンパクトワゴン】スズキ「クロスビー」

スズキのクロスビー ハイブリッドMXは2017年12月に発売された、クロスオーバーSUVのテイストを持つコンパクトカーです。

クロスオーバーSUVの走破性とワゴン車の広さを兼ね備える車で、ドライブのみならずファミリーカーとしての使用もできるでしょう。
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グレードMXは、はLEDランプや全周囲カメラなどがオプションになっているのみで、主な安全機能はすべて装備されています。

クロスビーの安全性能はJNCAPでASV++を取得しています。予防安全性能は水準以上と見てよいでしょう。内蔵する安全装備もJNCAPの評価対象となる機能に加え、ふらつき警報機能というオリジナルの機能も搭載されています。

ふらつき警報機能とは、その名の通り車体がふらついていると警告を出す機能です。居眠り運転などを防止してくれます。
さらに、ESP(Electronic Stability Program、車両走行補助安定システム)などの走行補助システムを備えています。
このシステムはエンジンの出力などをコンピューター制御することによって、最適のエンジン出力を出したり、カーブ時のスリップを防ぐ役割があります。このシステムによってドライバーの疲労を減らし、事故の可能性を減らすことができるでしょう。
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どっしりした車体の見た目に反して、クロスビーは軽快です。加速性能も走行時の安定性も良く、レスポンスも良いため気持ちよく走れるでしょう。特別燃費が良い車ではないかもしれませんが、難点はそれぐらいだと思います。SUVのかっこよさと大容量の車内容積、ハイブリッドカーの静音性、走行性能、さらに安全機能と多くの長所をあわせもつ車です。

クロスビー ハイブリッドMXの中古車価格は167万~です。高性能を考えると妥当な値段だと思います。様々な目的に使える万能車が欲しい方におすすめします。予防安全性能の高いものを購入する時は「スズキ セーフティサポートパッケージ装着車」と書いてあるものを選びましょう。

【セダン】ホンダ「シビック セダン」

ホンダのシビックは1972年に発売が開始されたロングセラー車です。

予防安全システムの「Honda SENSING」は15年に発売された10代目モデルのうち、2017年7月から販売された車種に搭載されました。

シビックセダンは流線型のフォルムがスタイリッシュで、乗用車としてスタンダードな一台を求める方におすすめしたい車種です。
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シビックの特徴的な安全機能はVSA(車両挙動安定化制御システム、Vehicle Stability Assist)です。この機能はブレーキ時の車輪ロックを防ぐシステム、加速時のタイヤの空転を防ぐシステム、横滑りを抑えるシステムから構成されており、スリップによる衝突事故の可能性を減らしてくれます。
その他の予防安全性能も平成29年度にASV++を取得しているため、満足できる内容です。

セダンタイプのシビックには尖った走行性能はありませんが、全体的に高水準にまとまった走行性能のため、不自由は感じないはずです。レスポンスも良いため、足がわりとして存分に活躍してくれるでしょう。

シビック セダンの中古車価格は249万~と発売時期が新しいだけに、今回紹介する車の中では少し割高です。しかし、シャープなフォルムと確かな性能、そして安全性能を考えるとこの値段がつくのもうなずけるのではないでしょうか。

【SUV】マツダ「CX-8 XD PROACTIVE」

マツダの「CX-8」は2017年12月に発売されたディーゼル駆動の7人乗りSUVです。
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同社発売のCX-5より大型の車体を持ち、CX-5並みの燃費を実現させながら出力が向上しています。「XD PROACTIVE」はCX-8のグレードの一つで、3種類あるグレードの中間に位置します。最上級のグレードである「XD L-PACKAGE」との機能面の違いはありません。

CX-8 XD PROACTIVEに搭載されている予防安全システムは「i-ACTIVESENSE」という名称でパッケージ化されています。
i-ACTIVESENSEでは被害軽減ブレーキなどの基本的な予防安全システムに加えて、交通標識認識システムや360°ビューなどの多彩な機能が盛り込まれています。

その他、目を引く安全機能として「 ブラインド・スポット・モニタリング」と「リア・クロス・トラフィック・アラート」という機能があります。これは左右後方の一定範囲に近寄ってくる車があると警告を出して教えてくれる機能です。この機能によって車線変更をより安全に行えたり、駐車場からより安全に車を出せるようになります。
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CX-8は走行性能も非常に満足のいくものになっていて、十分なパワーと旋回性能はSUVに求められる走りを満たしています。また、エンジン音も静かです。
ラグジュアリー感を活かして街乗りに使うもよし、大きな車内容積を活かしてアウトドアに出かけるもよしと非常に高性能な車種です。

CX-8 XD PROACTIVEの中古車価格は350万~です。やはり新型車だけあり新車価格との差も無く決して安くはないですが、ルックスも装備も安全性能も贅沢なこの1台にはそれだけの価値があると思います。究極のSUVを手に入れたいという方は、ぜひ購入を検討してみてください。

まとめ

予防安全評価という観点から車種別に中古車を紹介してきました。予防安全のシステムは運転する時に絶対に必要なわけではありませんが、活用すれば確実に事故の可能性を減らしてくれます。予防安全のシステムを搭載した車種は割高ですが、安全を買うと思えば安いものではないでしょうか。

道路の上では何が起こるかわかりません。

いつ何が起こってもいいように予防安全のシステムを持つ車を買うことは賢い選択だと思います。お気に入りの色やフォルムなども検討しながら楽しく選んでみてください。

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