2016年6月26日 更新

自動車保険料は年末調整の対象になる?

サラリーマンの場合、年末になると年末調整が行われて支払った税金の還付が受けられることがあります。年度内に自動車保険料を支払っている場合、自動車保険料は年末調整で控除の対象になるのでしょうか?今回は、自動車保険料が年末調整の対象になるかどうかをご紹介します。

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1.年末調整とは

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自動車保険料は、年末調整の対象になるのでしょうか?この問題を検討する前提として、そもそも年末調整とは何かということを抑えておく必要があります。年末調整については、ぼんやりとはわかっていても、正確には理解できていないことが多いからです。
毎年、12月の給料はいつもの月より多くなることがあります。逆にいつもの月よりも減るケースもあります。これは、年末調整が行われているからです。会社などに勤めるサラリーマンの場合、毎月給料から「源泉徴収税」が差し引かれています。源泉徴収とは、その人が納める所得税をあらかじめ会社が徴収して、代わりに税務署に支払うために給料から一定額を天引きする制度のことです。会社は、従業員が支払うことになると予想される程度の金額を毎月源泉徴収して、それらをまとめて税務署に支払っています。だから、会社員は自分では確定申告したり所得税を支払う必要が無いのです。
ただ、会社は毎月概算で源泉徴収をしているので、実際の税金の数字とは異なってくることがあります。また、保険料の控除などがある場合には、その控除の計算もしなければなりません。そこで、1年分の税金が確定する年末に、年末調整を行ってその年の正確な税金を計算するのです。年内に源泉徴収をしすぎている場合にはとりすぎた分が還付されますし、逆に支払が足りない場合には、その分を給料から源泉徴収します。

2.年末調整の控除とは

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年末調整が行われる場合、年度内に保険料などの支払いがある人は、控除を受けることができます。年末調整の控除とは、その人の所得から差し引ける保険料などの金額のことです。所得税は、その人の年度内の所得額に対してかかってくるものです。所得が多ければ多いほど、かかる所得税も高くなります。ここで、控除があると、税金計算のもととなる所得の金額が減らせます。よって、その分かかる所得税の金額も少なくなります。そのため、年末調整で控除を受けると、その分支払う税金が安くなります。このことによって、控除を受けないケースよりも多くの税金が還付されることになります。

3.年末調整で控除を受けられる保険

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年内に保険料を支払われている場合には、支払った保険料の分を年末調整で控除してもらうことが可能な場合があります。年末調整で控除を受けられる保険は、社会保険料・生命保険料・地震保険料の3種類です。たとえば健康保険料・生命保険・地震保険の掛け金などは、控除の対象になります。年内にこれらを支払っている場合には、年末調整で控除を受けて所得から差し引いてもらうことができます。

4.自動車保険料は控除の対象にならない!

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自動車保険料は、年末調整の控除の対象にならないのでしょうか?同じ保険料である生命保険料などが控除の対象になるなら、自動車保険の場合にも控除できるのではないかとも思えます。しかし、残念ながら自動車保険料は年末調整控除の対象になりません。以前の制度では、自動車保険の特約の一部は損害保険料として控除の対象になっていましたが、今はその制度も廃止されているので、自動車保険は一切控除の対象になりません。

5.社用車の場合には経費にできる!

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自動車保険料は年末調整の対象にはなりませんが、社用車や個人事業車が車を利用している場合、その保険料は経費扱いにして収入から引くことができます。このことによって、所得が減るので、その分かかる所得税の金額が低くなります。ただ、この方法はサラリーマンの年末調整では利用できません。個人事業者や会社経営者の方は、ぜひとも利用してみてください。
今回は、自動車保険が年末調整の対象になるかどうかをご紹介しました。自動車保険料は、年末調整の控除の対象にはなりません。特約部分も控除の対象にならないので、注意が必要です。ただ、社用車などの場合には、保険料を経費として差し引くことが可能です。

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