2018年9月13日 更新

根強い人気のトヨタ ハイエース。中古車価格と選び方は?

トヨタ ハイエースは積載能力の高さと使いやすさで大人気で、とにかく実用的な車が欲しい方におすすめです。さらに、ハイエースは耐久性が高く、数万kmでは全く走りに影響が出ません。今回はハイエースの魅力と性能、そして中古車市場での選び方などを紹介します。

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キャンプにも商用にも!ハイエースのここが魅力

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ハイエースは商用車として職種を問わず様々な業界で愛用されているため、街中で目にする機会が比較的多い車です。

ハイエースが商用車として広く利用されているのは、理由があります。1つ目の理由は荷室が広く大量に荷物を載せられることです。
ハイエースはモデルによって全長5380 mm、全幅1880mmと車体が大きく、大きな荷物を載せることが可能です。

業種によっては積載能力を最大限に活かすために、後部座席を取り払っている場合もあります。
また、プライベートでハイエースに乗る場合でも大きな荷室は車中泊やキャンプなどアクティビティにはもってこいの大きさです。
ハイエースが愛される第2の理由として、耐久性の高さが挙げられます。例えば、5万km走ったくらいでは走行性能はまず衰えません。

たとえ走行距離が10万kmを超えてもまだまだ走り、海外では20万kmを超えても使われ続けている例があります。さらに走行距離が100万kmを超えている人もいるそうです。もし長距離を走ることを想定していなかったとしても、走行距離を気にする必要がないのはありがたいですよね。
ハイエースがここまで頑丈なのは、車体構造やエンジンの作りが旧式であるからだと言われます。昨今の車に見られるスタイリッシュさはハイエースにはありませんが、シンプルな構造ゆえに故障が起きにくいというメリットがあります。質実剛健という言葉がこれほど似合う車も無いのではないでしょうか。

中古ハイエースの選び方

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ハイエースの中古車を選ぶときにはどのような点に気をつければいいのでしょうか。

まず始めに考えるべきなのは、どのようなサイズの車が欲しいかということです。
実は、ハイエースは車体の大きさによって3種類に分けられ、6人乗りのバンタイプ、10人乗りのワゴンタイプ、14人乗りのコミュータータイプです。

このうち、14人乗りのコミュータータイプは商用目的でない限り、使う機会がないかもしれません。なぜなら、普通免許は乗員10名以下の車までしか運転が認められていないため、コミュータータイプのハイエースを運転できないからです。もし、コミュータータイプを運転したい場合は、中型免許が必要です。
6人乗りのバンタイプと10人乗りのワゴンタイプのどちらを選ぶかは使い道で決めましょう。

さらに、ハイエースを選ぶ時にはエンジン方式も考える必要があります。

ハイエースはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類が設けられています。一般的にディーゼルエンジンのメリットはガソリンエンジンに比べて燃費が良い、燃料代が安い、低速時のトルクが出せる、構造が単純なぶん耐久性が高いといった点があげられます。デメリットとして、音が耳につく場合がある、オイルなど消耗品交換の手間がかかる、車両本体の値段がガソリンエンジンモデルよりも高いなどが挙げられます。特にこだわりがなければ、ガソリンエンジンモデルを選ぶと良いでしょう。

最後に、「修復歴あり」の車はできれば避けるのが懸命です。これはハイエースだけではなく、中古車全体に言えることかもしれません。中古車の中には「修復歴あり」と注意書きがつけられたものがあります。この修復歴ありの表示は、車の骨格部分に関わる修復を行ったという証拠です。つまり、何らかの理由によって車の重要な部分に手を加えたことを示しており、車によっては歪みやバランスの狂いが出ているものもあります。ただ、バンパーの傷やへこみの修理など軽い修復でも修復歴に数えられることがあるため、一概に修復歴ありの車が全てダメなわけではありません。
修復歴ありの車を乗って使えるかどうか見極めるためにはコツと経験が必要です。無理をせずに敬遠しておいた方が無難でしょう。
ちなみに、ドアや窓ガラスなど車の重要な部分ではない修理は修復歴にはカウントされません。

ハイエース200系1型(2004年8月)の特徴と中古価格

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4代目ハイエースこと100系は2004年8月にフルモデルチェンジを行い、現行モデルとなる5代目の200系になりました。その最初のモデルとなる1型では、それまでのハイエースに存在したスーパーカスタムおよびスーパーカスタムリミテッドモデルが廃止された点が大きな違いになります。
スーパーカスタムはハイエースの高級モデルで、スーパーカスタムリミテッドはさらにその上を行く最上級モデルでした。廃止の理由は同じトヨタから販売されているアルファードが高級車路線を担うようになったためです。ハイエースは200系から商用車としての実用性を重視するようになりました。

その他の変更点として、全長4.7m以上のモデルは全幅が1880mmまで拡大されたことが挙げられます。この変更により、室内空間がさらに広がり居住性が向上しました。また、ワゴンのデイーゼルエンジンモデルはありません。

走行性能は従来のハイエースを踏襲したものです。ミニバンクラスで考えると十分な加速力で力強く走ることができます。ただ、多少ゆるい乗り心地は好き嫌いが分かれるかもしれません。また、ハイエースの特徴として燃費効率がやや悪い点も残っています。 これらの欠点は4代目までのハイエースでも存在していたため、ハイエースユーザーにはおなじみとも言えるでしょう。

中古価格は、バンタイプが44万円~380万円、ワゴンタイプが75万円~398万円、コミュータータイプが129万円~376万円です。ハイエースは福祉車両やキャンピングカーなどに改造されている車が多いため、そうした改造車に平均価格が釣り上げられがちです。ノーマルな車両が欲しい場合は安い値段で買えるので、非常に良い買い物ができるでしょう。

ハイエース200系2型(2007年8月~)の特徴と中古価格

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ハイエースは2007年8月にマイナーチェンジが行われ、2型になりました。1型との主な違いは、ディーゼルモデルに搭載されているエンジンが3.0Lクラスとパワーアップしたこと、また新しい排気ガス規制に適合させることでディーゼルモデルの排気ガスがクリーンになった点です。
ただ、2型のディーゼルモデルはエンジントラブルが報告される場合もあるため、注意が必要です。これはディーゼルエンジンに新しいタイプの触媒が使われたことで、燃料の軽油がエンジンオイルを薄めてしまうという不具合が原因でした。中古車で購入する際には覚悟のうえで2型を買うか、他の型を求めましょう。
また、エクステリアではフロントグリルの形状が一部変更され、よりがっしりした印象を与える形になりました。また、ワゴンには新しいグレードとして「GL」が設定されています。GLでは前のグレードにあたる「DX」の車体に上級グレードの「グランドキャビン」と同等の室内装備が取付けられています。

2型の走行性能も1型とおおむね似たような走り味です。パワフルな加速性能が売りで、少々重い荷物を積んでも問題なく走ってくれるでしょう。燃費がやや悪い点も、積載能力と耐久性の高さというメリットを考えれば、やむを得ないない点です。

2型の中古価格はバンタイプが68万円~820万円、ワゴンタイプが75万円~388万円、コミュータータイプが148万円~380万円です。総じて言えば、燃費効率が向上している点、加えて様々な装備が追加されている点が1型と異なる部分です。もしも2型で変更された部分にあまり魅力を感じないなら、1型の方が値段が安くてお買い得だと思います。

ハイエース200系3型(2010年7月〜)の特徴と中古価格

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2010年7月にマイナーチェンジが行われ、3型になりました。2型との大きな違いはディーゼルモデルに搭載されているエンジンの大幅な改良が行われた点です。具体的には、改良に伴い車両の静音性と燃費効率が上昇しました。さらに、パワーも向上したほか、2型に存在した触媒に伴うエンジンの不具合も解消されました。そのため、3型はシリーズの中でも一つの完成形として非常に高評価を得ています。
ちなみに、ガソリンモデルでもエンジンの制御方法などを見直すことで、燃費も良くなりました。
3型は2012年4月には改良が行われ、エンジンイモビライザーが標準装備されます。 イモビライザーとは電子的な鍵のことで、ただ鍵の形状があっただけではエンジンが作動しないようにする防犯装置です。さらに、この時の改良で、ディーゼルモデルには触媒を自動的にクリーニングできるスイッチが全車に取り付けられました。
3型の走行性能は、2型までの走り味を残しながらさらに改良したものとなっています。ディーゼルモデルではパワーと静音性が向上していることで、さらに快適なドライブが楽しめるでしょう。ガソリンモデルでも燃費が向上しているため、より生活の中で使いやすくなっています。

3型のバンタイプは96万円~739万円、ワゴンタイプは中古価格138万円~679万円、コミュータータイプは198万円~510万円です。前述の通りエンジントラブルが解決されているため、もしディーゼルモデルを買おうと思うときは2型よりも3型を買うことをおすすめします。
ガソリンモデルを買う場合は3型と2型の違いはパワーと燃費効率、それと各種装備になります。全体的に値段は上がるため、あまり高い性能がいらない時は2型を選ぶのもおすすめです。

ハイエース200系4型(2013年11月〜)の特徴と中古価格

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2013年11月にもマイナーチェンジが行われ、ハイエースは最新型となる4型に変更されました。4型ではエクステリアが変更され、より優美な印象を与えるデザインになっています。 その他の変更点の中で一番大きな点は全車に燃費などの情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイが追加されたことでしょう。

その後、4型は2016年6月に改良が施され、全車に電源ソケットが搭載されました。さらに、ワゴンとコミューターにVSC(車両安定制御システム)、TRC(トラクションコントロール)、HAC(坂道発進をサポートするシステム) 、 緊急ブレーキシグナルなどの予防安全装備が搭載されています。
2017年11月からは予防安全システムの「Toyota safety sense P」(のち「Toyota safety sense」に名称変更)を搭載した4,5型が販売されています。「Toyota safety sense P」は緊急時のブレーキやオートマチックハイビームなどの安全機能をまとめたパッケージで、他車種に搭載されている「Toyota safety sense C」とは先行車発進告知機能が無い点で異なっています。ちなみに、ハイエースのバン、ワゴン、コミューターに搭載されている「Toyota safety sense P」にはクルーズコントロール機能はついていません。2017年11月に行われた改良では、ディーゼルモデルの燃費がさらに向上もしました。
4型の走行性能も基本的には3型までと走り味は変わっていません。ただ、人によっては3型までよりもガソリンモデルのエンジン出力が気にかかるようで、低速時のトルクが物足りないように思えるならディーゼルモデルを選んだ方がいいかもしれません。その他はいつものハイエースらしい性能なので、安心して使えるはずです。

4型の中古価格はバンタイプが129万円~998万円、ワゴンタイプは中古価格199万円~595万円、コミュータータイプは238万円~500万円です。1型や2型と比べると装備も充実している分、多少値段は張ります。しかし、各種の安全装備が加えられているため、安全性や疲労軽減という観点から見ると他のモデルには無い魅力があります。また、燃費効率がさらに向上している点もありがたいところです。万が一の時に備えて、安全装備の充実した4型の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ハイエースは少々年式が古かったり、走行距離が長くても問題なく動く車です。そのため、中古車を選ぶ際には耐用年数を気にせずに選べるメリットがあります。欲しいモデルがあるなら趣味にこだわって選んでみてもいいでしょう。どのモデルを選んでもハイエースは高い耐久性で期待に応えてくれるでしょう。

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