2016年10月17日 更新

路上駐車が原因で危険を感じた経験 90%以上が「ある」 原因と対策

車を運転していて困るのが駐車場所です。ちょっとだけという意識で、つい駐車してしまいますが、場所によっては他の車や人へ迷惑になりかねません。さらに法律違反となり罰金の問題もあります。しかし、一番の問題は事故を起こす要因となることです。ここでは、路上駐車の実態と安全に車に乗る方法を見てみましょう。

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gettyimages (56443)

ほとんどのドライバーが感じる路上駐車の危険

路上駐車が原因で危険を感じた経験

パーク24が、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に、駐車に関する意識調査を行ったところ、90%以上の人が路上駐車に対し危険を感じたという結果が出ました。車を運転する人の大多数が路上駐車中の車に出会っていると思われるため、この結果はうなずける内容です。
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2015年度の駐車違反取締件数は140万件を超えており、駐車車両への衝突事故は976件でした。どちらの件数も毎年減少しているものの、駐車車両への衝突が原因の事故によって44名の尊い命が失われています。路上駐車は危険な事故を引き起こす要因になっています。

2年以内の路上駐車経験

また、2年以内に路上駐車をした経験があると回答した方は37%で、アンケートを開始した2013年から4年連続で減少傾向にあり、初めて4割を下回りました。
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路上駐車をした理由

路上駐車をした理由については、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が56%で最多となりました。以降、「近くに駐車場がなかった」32%、「駐車場が満車だったから」5%と続き、この傾向は例年と比較しても変化はありませんでした。
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路上駐車の車両が関与した人身事故

路上駐車の車両が関与した人身事故では、「駐車車両に衝突」した直接的なものは36%程度で、それ以外は「駐車車両のための進路変更」「駐車車両による発見の遅れ」「駐車車両の直前後から飛び出し」といった間接的なものが64%となっています。
駐車中の車があると、車の陰から人が出ることがあり、また、対向車が来るときなどは、危険を感じ事故を起こさないよう神経を使います。住宅街に車で知人を訪ね駐車場がないときなど、誰でも路上駐車をする必要があることが普通です。
このとき駐車の場所や近くを通る車のことを考え、駐車方法に気を遣うことで、近くを通る車のドライバーに危険を感じさせず事故を防ぐことができます。また、駐車に工夫を凝らすことは、自分の車への衝突や当て逃げのような被害に遭わないための自己防衛の一つです。

路上駐車はどこまで合法か

内閣府発表の「平成26年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況」によれば、約4.5%の28万件が駐停車違反として交通指導取締りに会っています。しかし、実際の駐車違反はもっと多いと思われ、その分、交通事故を起こす危険性が高いと言えます。それでは駐車違反とはどのような場合に違反となるのでしょうか。

1.駐車も停止もできない場所

・駐停車禁止の標識や歩道の周りなどに黄色の実線で道路標示のある所
・交差点や横断歩道などで他に坂の頂上付近やトンネルの中
・交差点やL字型道路から5m以内の場所
・他
これらの詳細は道路交通法第44条に記載されています。

2.駐車できない場所

・駐車場や車庫などの出入口から3m以内の場所
・消火栓や火災報知機の側
・駐車した場合から道路上右側に3.5m以上の余裕がないとき
・歩道に乗り上げた駐車や斜め駐車
・路側帯から歩道側に75cm以上の余裕がない場所
・他
駐車できない場所では、貨物の積み降ろしなどで一時的に人が離れるときや、車両内に人が乗っていてすぐに発進できる状態であれば駐車が認められます。詳細は、道路交通法第45条に記載されています。
駐車違反で注意すべきことは、駐車違反は放置車両と見なされるときで、車に運転者が乗っていない場合です。運転者が乗っていなく、エンジンを掛けハザードランプを点滅させていても、放置車両と見なされます。
パトロールカー - Wikipedia (54271)

駐車できる場所でも捕まる?

駐停車できない場所について見てきましたが、それでは郊外などの広い道のような駐車可能な場所ではいつまでも駐車して良いでしょうか?
答えは、NOです。「自動車の保管場所の確保等に関する法律」によると次のように制限されています。
・昼間は同じ場所に12時間以上駐車してはならない。
・夜間は同じ場所に8時間以上駐車してはならない。
この法律は道路交通法違反でないため反則金は発生しません。しかし、この法律の罰則では、裁判を経て3ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金が科せられます。もし、裁判になり罰金が科せられることになると、金額が小さくともいわゆる前科者になるため注意が必要です。
大阪府警察 - Wikipedia (54274)

路上駐車で起こる事故はどのような事故

路上駐車をするとどのような事故が起きるか想定することで、事故を起こすことを避けられます。さらには、駐車車両への気の配りで事故から自分の身を守ることもできます。逆に、自分が駐車することを考えたとき、どうすれば事故に遭わないように駐車できるかが予測し、駐車できます。事故の起きるケースをいくつか挙げてみましょう。

1.路上駐車の車の陰から人が飛び出したときに事故を起こすケース

特に大型車両が駐車していると、先が全く見えません。こんなときは、車の陰から人が出てくると予想してゆっくりいつでも止まれる体制で運転することが、最善策です。

2.夜間、路上駐車の車に気付かずに追突事故を起こすケース

郊外の住宅地に停まっている車は反射板があるとはいえ目立たたないため、急に車が前方に現れたように感じられます。特に道路の側に寄せずややセンターよりに駐車している車は避けようがありません。ヘッドランプをハイビームにし、見通しを良くして走ることで、早めに察知が可能です。

3.駐車している車の間をすり抜けようとして接触してしまう事故が起こるケース

狭い道路では駐車中の車両があると、1台の車がやっと通れる幅になるため、前方から車が来ていわゆるお見合いになると、バックしようもない状況になります。いつでもバックできる体制を取りながらよく確認をして走るべきです。

4.交差点の角近くに駐車しているため、曲がり切れず接触事故が起きるケース

交差点は駐車車両がなくとも、出会い頭の事故が起きやすい場所です。ここに車が駐車していると、事故が起こりやすくなるため、車だけでなく人や自転車の横断も多いと考えて周りをよく見て走ることが大切です。

路上で駐停車するときのマナー

事故を起こさないため、法律で禁じられている路上駐車はしないことです。法律で禁じられていることには理由があり、重大な事故につながる恐れがある場所での路上駐車が禁止されています。しかし、事故に繋がらないよう注意して駐車できれば心配には及びません。そのため、次のような路上駐車のマナーを守ることが大切です。

◆夜間の駐車時はハザードランプかスモールランプを点灯させる

夜間、周囲に明かりがないところに駐車するときは、ランプを点灯させ近づく車に認識できるようにします。ただし、バッテリーの消耗が激しいので短時間の駐車に限り、長時間の駐車のときは周囲に灯りがある場所を選びます

◆斜め停車で駐車しない

車を斜めに止めると車の幅が2倍程度に増えたと同じことになります。駅前など車の往来の激しい場所では他の車の迷惑になるため、注意が必要です。

◆駐車場の出入口や家の車庫前には駐車しない

駐車場の出入口や家の車庫前には駐車しないようにしましょう。

◆駐車したい場所の反対側に駐車中の車の近くには駐車しない

道路の幅が狭くなり他の車の運行の障害になることと、接触などでキズを付ける原因になります。

◆坂道の駐車の仕方を守る

急な坂道の駐車では、安全方向にハンドルを目一杯切っておくことで、万一車が動いても縁石や壁に当たり安全です。
車に乗ると必ず付きまとうことが駐車場所です。日本国土の狭さから、路上駐車しないと車に乗れない状況ですが、駐車のマナーと方法をよく知っていればそれほど心配するには及びません。事故を起こさないことに十分注意して駐車すれば他人に迷惑を掛けませんし、何より自分がトラブルに巻き込まれることが皆無です。

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