2016年5月25日 更新

地震・津波に備える!ハザードマップで自宅付近の危険度チェック

自然災害によって起きる被害を想定して、その被害範囲を地図で可視化させた「ハザードマップ」。予想される災害の発生地点や、被害程度、被害範囲など多くの情報が詰め込まれています。2000年の有珠山噴火の際には、ハザードマップがしっかりと整備されていたことによって、人的被害を免れたという報告もあります。今回は地震や津波などの自然災害が起きた時のために参考にしておきたいサイトの紹介をしていきます。

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地震に関するハザードマップとは

ハザードマップには、地震による液状化現象が発生する範囲や、大規模な火災が起きる可能性のある範囲などを示してくれる「地震に関するハザードマップ」というものがあります。
液状化現象とは、地震によって地下水位の高い地域において、砂地盤が振動によって液状化することです。1964年に起きた新潟地震によって、液状化現象が広く知られることになりました。液状化現象により、家やビルなどの重い構造物が浮き上がってしまうこともあります。
また、地震の際にもう一つ気を付けるべきことは、地震による火災です。その主な原因が、地震によって倒れた電気機器の配線やストーブや電気ストーブなどです。ハザードマップで示される大規模火災が起きやすい地域は、昔ながらの建物が密集していたり、風の影響を受けやすい地形だったり様々です。ハザードマップを活用して、地震の際に自宅が火元にならないよう気をつけるだけでなく、万が一の際にどこへ避難すればよいのかを確認することもできます。
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津波に関するハザードマップ

2011年に起きた東日本大震災による被害からも分かるように、地震の多い日本では津波による災害もまた脅威となります。それを防ぐために、「津波のハザードマップ」というものも公開されています。地震対策で液状化のエリアについて学んでおくことももちろん重要ですが、南海トラフのように、津波が起きる可能性の高い地震の震源地に近い場所に住んでいる場合は、津波についても警戒することが必要です。津波のハザードマップでは、津波が発生した際の浸水地域だけでなく、避難場所についても記されています。
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国土交通省による「重ねるハザードマップ」とは?

国土交通省が発行している「重ねるハザードマップ」とは、様々な災害情報を重ねて閲覧することのできるポータルサイトのことです。サイト内では、自分が住んでいる地域を選ぶことによって、洪水ハザードマップや浸水想定区域図、道路冠水想定箇所、事前通行規制区間といった情報を一元的に閲覧することができます。
浸水想定区域図は、全国の氾濫する可能性のある河川の紹介や浸水した際の浸水深の情報をまとめたものです。道路冠水想定箇所は、大雨などが降った際に、冠水する恐れのある場所や、大雨の時には通行に注意しなければいけない場所を示したものです。事前通行規制区間は、大雨や土砂崩れによって危険性のある道路区間を示したもので、有事の際の避難ルートを事前に決めておくことができます。事前にこのような情報を把握していれば、水害による被害を軽減するための対策を練ることもできるでしょう。
また地方公共団体によって整備された「洪水ハザードマップ」は、避難行動の際の参考にすることができます。このように重ねるハザードマップを活用することによって、様々な情報を一元的に閲覧して、様々な事態に備えることができます。
重ねるハザードマップ | 国土交通省 (32348)

国土交通省による「わがまちハザードマップ」とは?

国土交通省によって作成された「わがまちハザードマップ」は、全国の市町村のハザードマップを見ることができるサイトです。このサイトでは、洪水ハザードマップや内水ハザードマップ、高潮ハザードマップ、津波ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、火山ハザードマップなど、様々な種類のハザードマップを確認することができます。
洪水ハザードマップ…河川が氾濫した時に浸水する恐れのある箇所を示した地図
内水ハザードマップ…水道などの排水能力を超える大雨が降った時に、浸水が想定される場所や浸水深を表示した地図
高潮ハザードマップ…台風や河川の氾濫による浸水域を想定した地図
このように、様々なハザードマップをまとめて閲覧することができるサイトは、住民の自衛力の向上や、円滑な避難に役立ちます。自身だけでなく、実家や友人の家などもチェックをして情報を共有してあげるのもいいでしょう。
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国土交通省による「浸水ナビ」とは?

国土交通省による「浸水ナビ」は、洪水時が起きた時に、起こりうる被害を少しでも最小限に抑えるために役に立つ、水害についてまとめたポータルサイトです。各地域の住民や企業が、有事の際にどのような水害が起こりうるのかを事前に把握していれば、適切な危険予測をすることができます。このポータルサイトを利用すれば、どの河川のどの箇所から決壊を起こしやすいのか、もし堤防が決壊してしまった場合には、どのくらいの速度で、またどのくらい浸水するのかなどを、アニメーションやグラフで知ることができます。また、大雨の際にはどの水位観測所の情報を参考にすればいいのかも確認することも可能です。
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地震や洪水、津波などの自然災害は、事前に予測することは難しいことです。そのため、少しでも被害を最小限に抑えるためには、有事の際に、どのような危険が起きるのか、その危険を回避するためにはどのようにしたらいいのかを事前に知っておく必要があります。こうした情報は有事の際に初めて確認するのではなく、日頃から家族で目を通しておくことで、より安心して生活できるようになるでしょう。ぜひ、上記でご紹介したサイトなどを活用してみてください。

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