2018年8月20日 更新

「ジープ」でとっておきの休日を!人気車種4選

砂利道や砂地といった悪路が似合うジープ(Jeep)。外見からして如何にも耐久性と走破性が高そうなクルマですが、どんな魅力があるのか、またどんなバリエーションがあるのかを、オススメのジープを中心に中古で購入する場合の注意点なども含めてご紹介します。

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「ジープ(Jeep)」とは

ジープ(Jeep)は、現在ではクライスラーが生産する四輪駆動車のブランド名です。
そもそもジープは第二次世界大戦中、アメリカで軍用車両として誕生しました。
当初は完全に戦地で小型偵察車両として走行するための耐久性や機能が求められ、現在のジープとは全く別物のクルマでした。
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ジープ チェロキー 特別仕様車「ナイトイーグル」
その後戦争も終わり、日本国内でも1998年まで、三菱自動車が「三菱ジープ」として生産と販売を行っていました。なお、戦後間もない生産開始当初は、パーツ自体を作らず出来上がったパーツを輸入して”組み立てるだけ”の「ノックダウン生産」として生産が開始された歴史を持ちます。

現在では軍用車としての性格はほとんど見られず、いわゆるクロスカントリーやSUVといったジャンルに分類される、悪路走破性に優れた四輪駆動車のイメージが定着しています。
アウトドアやレジャーで重宝することが多く、SUVならではの高い走破性と積載能力で、山間部、水辺、雪道と大活躍のクルマです。

そんなジープですが、長い歴史の途中で、よりカジュアルなSUV車やラグジュアリーSUV車、本格的なクロスカントリー車など様々なモデルが派生誕生しており、四輪駆動以外のジープも存在しています。
早速個別に見ていきましょう。

ジープ ラングラー アンリミテッド

ジープ・ラングラーは、ジープブランドの車両の中でも最も硬派な、本格的なクロスカントリーを想定しているクロスカントリー車です。
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ジープ・ラングラー アンリミテッド アルティテュード
なおアンリミテッドはロングホイールベース車に付けられるグレード名ですので、ラングラーアンリミテッドはロングホイールベースのクロスカントリー車ということになります。

アンリミテッドは2代目TJラングラーから設定されていますので、ここでは2代目以降のジープ・ラングラーを対象にします。

まずラングラーというクルマについてですが、オリジナルのジープの直系子孫に当たるクルマで、本格的なクロスカントリー走行にも対応し得る走破性を持ち、迫力のある大きく張り出したフェンダーやジープ伝統の7本スリットが特徴的な「7スロットグリル」と呼ばれるフロントグリルが四輪駆動車を主張しています。
無骨とも言える逞しいデザインが示すように、クライスラーの中で正統派のオフロード車としてのポジションを担います。
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「アンリミテッド」グレードは、主に4ドア用のロングホイールベース仕様として設定されていますので、ラングラーの荷室はそのままに、5名乗車用シートを搭載しているモデルということになります。
現行型ジープ・ラングラーでは「アンリミテッドスポーツ(UNLIMITED SPORT)」と、上級グレードの「アンリミテッドサハラ(UNLIMITED SAHARA)」が設定されています。共に4ドア5名乗車になります。

ラングラーは、必要に応じて「コマンドトラック」と呼ばれる「駆動切替レバー」を操作し、四輪駆動車(4WD)に切り替えを行います。そうです。ラングラーはパートタイム4WDなのです。
通常時は「2Hモード(後輪駆動)」で走行し、「4Lモード」という「四輪駆動+ローレンジ」の走行モードに設定すると「前後輪が直結」され、ぬかるみだろうと岩場であろうと、あらゆる路面状況で優れた走破性を見せます。
その他にも「四輪駆動状態で”ある程度”速度を出す」必要がある時に使用する「4H(四輪駆動+ハイレンジ)モード」も用意されています。
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このようにユーザーが適切な走行モードを選択することが出来るのもラングラーの魅力です。この「コマンドトラック4X4システム」により、キャンプやアウトドアといったアクティビティから、崖を駆け上がるようなクロスカントリーまで対応することが出来るのです。

中古車としてラングラーアンリミテッドを購入する場合、オススメしたいのが、2代目TJラングラーアンリミテッドのマニュアルミッション(MT)モデルです。

もちろん、現行モデルの3代目JKラングラーアンリミテッドでも構いませんが、エクステリアデザインも2代目 TJラングラーアンリミテッドの方がオフロード車然としていますし、何よりも流通量・バリエーションも豊富で、価格もこなれてきていますので、2代目TJラングラーの中古車両はお得感があります。

中古のラングラーアンリミテッドを探す場合に注意してチェックしたいのが、下回りを打った痕が無いか、4WD状態でデフやミッション周辺から異音がしないかという点です。

クロスカントリー車として使用されていることも多い車種ですので十分にチェックをし、なるべく状態の良い車両を入手したいものです。

中古車平均価格 358万円(404台)
中古車価格 158万円~798万円
※2018年8月17日時点

ジープ コンパス

ジープ コンパス(Compass)は、シープ入門用モデルとして位置付けられている、小型SUV車です。
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ジープでありながら、基本的には一般の舗装された公道での走行のみを前提としており、モノコック構造のボディを持った、「クロスオーバーSUV」に分類されるクルマですので、どちらかと言えば燃費性能や環境性能、扱いやすさや操作性に重点が置かれています。

日本国内では2012年に、前輪駆動(FF)車のみのラインナップで販売がスタートしました。

ジープ ラングラーのような本格的なクロスカントリー車はボディサイズも大きく、走破性能は高いものの走行ノイズも大きく、”そこまでの性能を必要としていない”ライトユーザーからは「敷居が高い」と思われることも多くありましたが、ジープ コンパスは「肩肘張らずに気軽に街乗りなどでSUVを楽しむ」というニーズにピッタリです。

ジープ チェロキーの弟分のような存在で、また、流行りのSUV車らしく直列4気筒エンジンで、郊外を颯爽と走行するのが似合います。
スマートなフォルムも相まって今までのジープのような重厚感や信頼感ではない、新しいジープの魅力に気付かせてくれるクルマです。
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2代目コンパス スポーツ
ジープ コンパスのオススメモデルは、2017年にフルモデルチェンジを果たした2代目コンパスのベースグレードである、コンパス スポーツ(SPORT)です。
ベースグレードではありますが、「デイタイムランニングランプ」や「リアフォグ」、「アイドリングストップ」、「ヒルスタートアシスト」、「空気圧モニタリングシステム」、「クルーズコントロール」、「駐車時後方障害物感知機能」、「スタビリティコントロール」など、様々な装備が充実していますし、電子制御式の6速ATミッションが搭載されています。
また、iPhoneやAndroidといったスマートフォンとの連携操作が可能なタッチパネルモニターも搭載しているのもトピックです。

現行型ジープ コンパス スポーツのメーカー希望小売価格は299万円ですが、中古車相場は253万円程度と、発売から1年未満の現在でも15%以上も値下がりしています。
これはベースグレードだからこその値下がり率とも言えますので、ジープを気軽に楽しんでみたいという方にはイチオシです。

なお、下記の中古車価格情報は、初代~2代目コンパスの全グレードを含んだ価格ですのでご注意ください。

中古車平均価格 266万円(184台)
中古車価格 138万円~428万円
※2018年8月17日時点

ジープ レネゲード

ジープ レネゲードは、ジープシリーズ最小のSUV車です。
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先程ご紹介したジープ コンパスよりもあらゆる面で小さく、エンジンも1,400ccのターボエンジンをベースグレードに搭載しています。
また、駆動方式もベースグレードでは前輪駆動(FF)となり、レネゲードもコンパスと同様に、大自然の中よりも都会の舗装路が似合うクロスオーバーSUVと言えます。

しかし、コンパスと明確に違うのが、レネゲードには「TRAILHAWK」というグレードが用意されているという点です。

「TRAILHAWK」は小型SUVのレネゲードに、ジープ本来の走破性能を詰め込んだ小さなクロスカントリー車とも言える仕様のクルマに仕上がっています。
まず、ベースグレードの「Longitude」も中間グレードの「Limited」も1,400ccのダウンサイジングターボのようなエンジンを搭載しているのに対し、「TRAILHAWK」は2,400ccのNAエンジンを搭載しています。排気量は一気に1,000ccもアップしていますね。
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また、駆動方式も「Longitude」、「Limited」共に前輪駆動(FF)車なのに対し、「TRAILHAWK」はオンデマンド式四輪駆動(4WD)と、こちらも大きく違います。オンデマンド式とは言え、従来のジープのように四輪駆動車になっているのです。
ミッションも「TRAILHAWK」では電子制御式9速ATミッションが搭載されており、同じジープ レネゲードながら最上級グレードの「TRAILHAWK」だけは別のクルマと言っても差し支えないほどです。

「ジープ入門用のコンパスでは物足りない」、「必要以上に大きいボディのクルマは要らないけれど、本格的なオフロード走行も楽しみたい」というニーズにはドンピシャでしょう。

外観デザインはジープ伝統のスタイルの角を取ったような柔らかいデザインが特徴で、ジープシリーズの中では軽量なボディで軽快な走行が可能です。
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レネゲードでオススメしたいグレードは、もちろん「TRAILHAWK」です。せっかくジープに乗るのですから、ぜひ四輪駆動車を選択していただきたいと思います。
「Longitude」、「Limited」ではコンパクトエンジン+ターボでパンチのあるパワー感を楽しむことが出来ますが、「TRAILHAWK」の2,400cc自然吸気エンジンと9速ATは絶妙のバランスで、ノンターボとは言え1,400ccターボエンジンよりも遥かに余裕が感じられます。

ジープ レネゲード TRAILHAWKのメーカー希望小売価格は338万円ほどですが、中古車価格相場は301万円と、10%程度の値下がりとなっています。
走行距離も1万km程度の低走行車が多く、事故車を選ばなければ程度は良いものがほとんどです。

最上級グレードの「TRAILHAWK」には8.4インチ液晶の「Ucconect」という総合オーディオ・ナビゲーションシステムも搭載されていますので、オフロード車としてだけではなく、プレミアムコンパクトSUV車としてレネゲード TRAILHAWKを選択するのも良いのではないでしょうか。

なお、下記の中古車価格情報は、レネゲードの全グレードを含んだ価格ですのでご注意ください。

中古車平均価格 244万円(119台)
中古車価格 198万円~348万円
※2018年8月17日時点

ジープ チェロキー

ジープ チェロキーは、ジープラインナップの中でも全ての中間に位置する、メインストリームとも言える中核モデルです。
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ジープ ラングラーから一回りダウンサイズしたボディに四輪駆動のパワートレインを搭載し、優れた悪路走破性と日常での扱いやすさを両立しています。

チェロキーは元々、本格クロスカントリーの3ドアのSUVバンとして誕生しましたが、後に5ドアとなり、現在でも5人乗りの5ドアクロスオーバーSUVという立ち位置に居ます。

クロスオーバーSUVと言っても、そこは「ジープ」です。優れた走破性を持っている証明である「TRAIL RATED」エンブレムが貼り付けられ、過酷な山道でも走破することが出来るレベルの足を持っています。
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現行モデルのチェロキーは、9速ATミッションを搭載したオンデマンド式4WD車です。
日本国内では3,200ccのガソリンエンジンモデルが販売されています。

個人的に好きなジープ チェロキーは2代目XJチェロキーなのですが、古くて維持メンテナンス費用もかなりかさみますので、ここでのオススメは最新モデルである5代目KLチェロキーの「TRAILHAWK」グレードにしておきます。

XJチェロキー「TRAILHAWK」には「TRAIL RATED」エンブレムが貼られており、洗練された外観からは考えられないほどの走破性を持っていることが分かります。
XJチェロキーの「Limited」グレードはクロームグリルやレザーシート、18インチタイヤを採用したラグジュアリーグレードですので、プレミアムSUVをお望みの方は「Limited」で構わないと思いますが、ジープ本来の性能を楽しみたいのであれば「TRAILHAWK」を選ばないと損です。

XJチェロキー「TRAILHAWK」は、快適装備などは「Limited」に劣りますが、パワートレイン系やオフロード用装備が満載です。
「ロックリアデフ」や、ぬかるみや極端な悪路を一定の低速で進む「セレクトスピードコントロール」、フロント・リア・ガソリンタンク・フロントサスペンション・ミッション・アンダーボディなどの各種「スキッドプレート」が装備されます。
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XJチェロキー「TRAILHAWK」のメーカー希望小売価格は、「Limited」よりも数万円ほど安い457万円ですが、それでも気軽に購入しようと言える金額ではありません。
そこで中古車価格相場を見てみると371万円程度と、80万円も安く購入することが出来るようです。
年式は2014年~2015年モデルが多いですが、過走行や修復歴有り、腹下などに打痕が見られるような車両は出来る限り避け、なるべくボディやフレームがしっかりした車両を探したいところです。
程度のいいXJチェロキーは400万円弱の価格帯に設定されていることが多いようですので、その辺りの価格帯を目安に探すと良いと思います。

なお、下記の中古車価格情報は、チェロキーの全グレードを含んだ価格ですのでご注意ください。

中古車平均価格 261万円(614台)
中古車価格 17万円~523万円
※2018年8月17日時点

最後に

一昔前のような「ジープ=ゴツいオフロード車」というイメージは、最近では薄れつつあります。より都会的でモダンなクルマに進化し、またそれに伴って様々な車種が登場しているジープですが、それでもグレードや車種によっては「ジープらしい」走破性は今もなお健在です。

好みに応じて様々なバリエーションを選択することが出来るのは、我々ユーザーにとって非常に嬉しいポイントです。
スキーやキャンプ、海水浴などのアウトドアにはもちろん最高に”ハマる”のがジープですが、そんな従来の用途だけではなく、「都会から郊外をお洒落に駆け抜けるSUVとしてのジープ」もこれからは「ジープらしさ」になっていくのかも知れませんね。

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