2016年5月12日 更新

アイドリングが原因に…一酸化炭素中毒の危険性

長時間のドライブをする際は、車中泊をするということも少なくありません。しかし、暑さや寒さが耐えられないからといって、アイドリング状態でそのまま眠りについていないでしょうか。このアイドリング状態での休憩には、危険が伴うことを知っておかなくてはいけません。

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車でも起こる一酸化炭素中毒

一酸化炭素中毒と言って何を想像しますか?イメージとしては、石油ストーブやガスを燃料とした暖房器具などが浮かんできそうですが、実は車でも一酸化炭素中毒は起こります。自動車も同様に、ガソリンなどの燃料を燃やして走行しているからです。こうした燃料を燃やして稼働するものでは、不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生する可能性があります。ただし、普通に使用している分にはほとんど問題ありません。使用する場所や換気の具合によって、一酸化炭素の量が多くなり、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうのです。特に、窓を閉め切っている状態で、アイドリング時に起こりやすくなります。
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特に危険!冬場のアイドリング

そして、とりわけ危険なのが冬場のアイドリングです。車には、一酸化炭素を排出する機能が備わっていますが、一定の温度を下回るとうまく機能しなくなってしまいます。そのため、冬場は一酸化炭素がしっかりと外に出ず、一酸化炭素中毒を起こしやすくなってしまうのです。さらに、冬場に注意が必要なのが、周囲に雪が積って排気がうまくいかないときです。このような状況にに陥ったら、まずエンジンを切ることが重要です。
冬場が特に危険なわけですが、夏や他の季節だからと言って油断はできません。ガレージなど、空気のこもりやすい狭い場所で、夏場に一酸化炭素中毒が起きたケースもあります。アイドリングの際は、広い場所で、周囲に気をめぐらしておくことが大切です。
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怖い!一酸化炭素中毒の恐怖

一酸化炭素中毒の怖い点は、目に見えるものなので、いつの間にか中毒になってしまっていることです。一酸化炭素の初期症状は、頭がくらくらしたり、頭痛や吐き気をともなうなど、風邪に似た分かりにくい症状です。違和感を覚えた場合は、急いで換気することをおすすめします。さらに症状が悪化すると、めまいやしびれ、眠気などの症状が現れます。このまま眠りについてしまうと、最悪の場合、死に至るケースもあるので、しっかり心に留めて置くことが大切です。濃度にもよりますが、一酸化炭素が充満すると、わずか数分~数十分のうちに心肺停止に陥ってしまいます。
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助かっても後遺症が残る可能性がある

一酸化炭素中毒では、最悪死に至ることもあると解説しました。さらに、一酸化炭素中毒の怖い点は、後遺症が残る可能性があるということです。特に、一酸化炭素中毒による意識不明で心肺停止に陥った場合、記憶障害や知能の低下など、脳にダメージが及ぶ可能性があります。
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一酸化炭素中毒にならないための予防

一酸化炭素中毒にならないための一番の予防法は、車中泊でアイドリングをしないということです。また、車中泊でなくても雪が多い日などは、アイドリングはできる限り避けるようにしましょう。暑さ寒さが気になる場合は、服装のほか、寝袋などの防寒対策、網戸の取り付けなど、温度対策をすると良いです。
それでも、どうしてもアイドリングする必要があるときは、警報機の取り付けを行いましょう。乾電池で作動して、取り付けられるタイプもあります。できるだけ、車の上部に取り付けるようにしましょう。警報機を取り付けることで、いち早く異常に気付くことができます。
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一酸化炭素中毒は、無色無臭で気づきにくいうえに、後遺症や死の危険もある恐ろしいものです。できることなら、狭い場所や冬場のアイドリングは避けましょう。どうしてもアイドリングをする場合は、しっかり注意を払うことが大切です。

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