2016年6月29日 更新

それってなにセグ?車の分類カテゴリ「セグメント」とは

自動車雑誌などでよく見る言葉で属性という意味のセグメントとう言葉があります。このセグメント、主にボディサイズを表す言葉ですが、どのように分かれているのかご説明いたします。

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セグメントにも2種類の分け方が

セグメントとは、もともとコンパクトカーなどボディサイズごとに販売台数を比較調査する目的で、グローバル・インサイト社、マーケティングシステム社がそれぞれ構築したもの。つまり、大きく分けて、セグメントも2種類あるというわけです。
マーケティングシステム社は、ボディサイズと価格、それに伴うイメージや装備までを勘案し分けます。呼び方は、スモール、アッパーミドルなど、ボディサイズに基づきます。もう一方、グローバル・インサイト社は、ボディ全長のみで分けます。Dセグメントなどアルファベットで呼ぶのはグローバル・インサイト社のもので、こちらの方が馴染みが深いのではないでしょうか。また、1993年3月17日からは、グローバル・インサイト社的なセグメントに加え、価格、装備などマーケティングシステム社に内容を掛け合わせたものを、公的な呼び方としていくことが発表されました。
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A~Cセグはいわゆるコンパクトクラス

Aセグメント/スモール

セグメントの最小クラスは、Aセグメントと、スモールカーと言われるセグメントです。両社ともに、だいたい全長3750mm以下、排気量0.6~1.3L程度エンジン。日本車だと軽自動車~パッソ、ミラージュクラス、欧州だとスマート、フィアット500などが対象です。旧スマートfor TWOやトヨタのiQなどを特別にウルトラスモール、スーパーミニなどと呼ぶ場合もあります。
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Bセグメント/コンパクト

Bセグメントは、Aよりも全長がやや長くなり3750~4200mm以内、エンジンは1~1.5L程度です。ボディ形状は一般的にはハッチバック、セダンなど非SUVを対象にしています。いわゆる、コンパクトカーと呼ばれるのはこのクラスになり、エコの流れからこのクラスも競争が激化しています。欧州だとBMWになってからのミニ、VWポロ、国産車だとヴィッツクラスが代表的なBセグメントと言えるでしょう。輸入車の場合、このクラスくらいから1700mmの日本の5ナンバー規格を超えてくることがありますが、最近は、デミオなどの国産車も1700mmを超えるサイズになってきています。これらはメーカー側のネーミングにより、プレミアムコンパクトという言葉でも呼ばれることがあります。
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Cセグメント/ローミディアム

Cセグメントは、4300~4600mm程度の全長に1.5~2L程度のエンジンです。日本の5ナンバー車の上限(4700mm)はこのクラスになります。国産車だとカローラやレヴォーグなどですが、国際的に見てCセグメントのベンチマークとされているのは、VWゴルフあたりのクラスです。これらはマーケティングシステム社だと、ローミディアムクラスと言われています。排気量に関しては、基本的には無過給エンジンを対象にしているようで、Cセグメントにも関わらずBセグメントクラスの1.2Lエンジンを積んでいるモデル(ゴルフ)などは、ダウンサイジングターボと言われています。全長と排気量だけでみれば、このあたりのクラスまでが日本でいうところの5ナンバー枠に収まるクラスですが、衝突安全制などを考えると、現在は1700mmを超えることが一般的のようです。
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D~Fセグは中型~大型車

Dセグメント/アッパーミドル

欧州Dセグメントは、4600~4800mmの全長に2~3L程度のエンジンを積んでいるクラスです。ベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4など、販売台数も多くなるので、各メーカーはDセグメントへ威信をかけて注力してきます。マーケティングシステム社では、アッパーミディアムと呼ばれています。国産車ではマークXなどが対象となりますが、ボディサイズは若干大きく、4900mmの全長までをカバーしますので、アテンザもこのクラスとなるでしょうか。ボディサイズ的にはDとEの間に属しますが、VWパサートなども1.4Lと小さいエンジンを積んでいるモデルも存在します。
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Eセグメント/エグゼクティブ

さらに上、4800mm~5000mmまでの全長に3L以上のエンジンとなるのが、Eセグメント。名前の通りベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6など、国産車ではクラウンやフーガ、レガシィーなどになります。マーケティングシステム社ではこのあたりの4800mmくらいをエグゼクティブ、4900mm以上をセグメントラグジュアリーとしているようです。
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Fセグメント/ラグジュアリー

セグメントの最上級はFクラスとなるのですが、ここは5000mm以上のボディサイズとされていますので、これ以上のセグメント分けは無用ということになります。ただ、やはり装備も重要になってくるので、ボディサイズだけでなく、相応のステータスも求めらえるクラスです。
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1993年以降できた新設セグメント

1993年以降できたセグメントとして、スポーツクーペを表す、Sセグメント、ミニバンなどピープルムーバー、多目的車両をMセグメント、SUVを総称してJセグメントと呼ぶ場合もあります。
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国ごとのセグメントの違い

ここまでのセグメント分けは、前述の通りヨーロッパ各国の意見をまとめた指針です。対して米国などは、コンパクトカーというとCセグメントを指し、ボディサイズだけで分けるとFセグメントになるのに、装備はいま一つというようなこともありますので、欧州基準での目安となります。
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セグメントの定義は、衝突安全やユーザーの上級移行など、どんどんボディは大きくなる傾向にあるようです。今後も、またどこかのタイミングで見直されるかもしれませんね。車選びをする際にはセグメントにも注目してみましょう。

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